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35日間 2回目の世界一周 #1|火山と氷の国アイスランド(前編)

Week1: アイスランド

レイキャヴィク到着

乗り継ぎが悪く、フランクフルトで5時間のトランジットタイム、そして4時間のフライト。レイキャヴィクに到着したのは、現地時間の0時ジャスト。(時差はドイツのー2時間、日本のー9時間)
羽田を出てから24時間後、さすがに長かった。

アイスランドのケフラヴィーク空港は日本で言うと成田のような距離感で、レイキャヴィク市内までリムジンバスで1時間。フライトにあわせてスケジュールされているようで。スーツケースも早々に出てきて、到着から20分後に0:20のバスに乗れました。レイキャヴィクのバスターミナルでそれぞれの方面行きのバスに乗り換えるのですが、この連携が素晴らしい。着いたら乗り継ぎのバスが全て並んでまっています。そして、空港でもらったチケットを渡し、降りるバス停を伝えると、けっこうな人数がいるのに、どこで誰が降りるかを完全に把握していて、降りた停留所でホテルまでの道順を教えてくれました。この最高のタイムリーさと配慮になら、片道6000円の価格を払う価値があると思います。

ちなみに、アイスランドの空港は到着後に免税店があります。
30年前は、友人から、出口で待ってるから、持てるだけビールを買ってこい、という指令を受けてカートで大量買いしたのですが、
今回見てみたら、350ミリ缶12本で4000円ほど。1本330円は確かに安い。
これ、街中で飲むと1本1500円はするので、税金がえげつないのです。

そして、ホテルに着いたのが、午前2時。
3時にはどうにか寝て、翌日8時集合の1泊2日のツアーに参加するために仮眠を取ります。仮眠だけだしと思って、鍵付個室のカプセルホテル(大阪で泊まったファーストキャビンの個室と同じ感じ)です。結局、大阪でそれほど不便を感じなかったので、ツアーから戻った後も同じホテルで予約したのですが、やはり日本とはちょっと事情は違って、お風呂に入るのに水着が必要なのがちょっと面倒、というくらいでしょうか。

そして、朝6時半には起きて、1泊2日分のパッキングをして、残りの荷物をホテルのロッカーに預けました。部屋を借りっぱなしにするには高すぎるので (こちらではかなり安い宿ですが、1泊 25,000円)、一回チェックアウトします。これで2−3日分の食費くらいは浮きます。

1泊2日アイスランド南海岸、巨大な滝、黒砂海岸、氷河トレッキングと氷河湖ツアー

アイスランドの約10%は氷河に覆われています。最も大きな氷河が一方で、この島には100以上の火山があり、その30以上は活火山。地震も多く噴火の危険もあります。
そんな、アイスランドの大自然を感じられるツアーに参加しました。

Day1
・レイキャヴィック
・セリャラントスフォスの滝(Seljalandsfoss Waterfall)
・スコゥガフォス滝(Skogafoss Waterfall)
・レイニスフィヤラ(Reynisfjara)の黒砂海岸
・ファルヨクル (Falljokull)、ヴァトナヨークトル氷河(=バトナ氷河)の氷舌をトレッキング

Day2
・ダイヤモンド・ビーチ
・レイザメルクルヨークトル氷河をボートで巡る
・カトラ火山ジオパーク内のエルドフロイン溶岩平野 (Eldhraun Lava Field)
 (キルキュバイヤルクロイストゥル kirkjubaejarklaustur エリア)
・ヴィク(Vic)

1日目:巨大な滝と氷河トレッキング

朝8時にレイキャヴィックを出発。全15名をピックアップして南に向かいます。まず最初は高さ60メートルのセリャラントスフォスの滝(Seljalandsfoss Waterfall)。島の天候は変わりやすく、出発時は晴れていたのに、ここで雨に。しかし、雨でなくてもずぶ濡れになるので関係なし。
100均の雨がっぱ登場です。滝の裏側が歩けるのですが、そこに辿り着く前に風で飛ばされる水飛沫でびしょ濡れです。この日の気温が15℃くらい。アイスランドにしてはかなり暖かい方ですが、夏以外は要注意かと。
濡れたとしても、滝越しに見える大地の絶景は必見です!

セリャラントスフォス

続いて、より迫力のあるスコゥガフォス滝(Skogafoss Waterfall)へ。高さは先ほどと同じなのですが、水量がすごい。こちらは階段を登った景色も良さそうです(私は下からゆっくり眺めたいので登ってません)。

スコゥガフォス

次は、レイニスフィヤラ(Reynisfjara)の黒砂海岸です。
近くのレイニスドランガル(Reynisdrangar)のギザギザの海の岩柱は、アイスランドの民間伝承によると、昇る太陽によって石に変えられたトロールだったとされています。真っ黒な砂浜は圧巻です。今年は西表の白浜海岸とこちらの黒砂海岸で白と黒コンプリートです。

レイニスフィヤラ
レイニスドランガル
崖にはパフィンがたくさん!(スマホの超望遠です)

そして、いよいよ本日のハイライト、氷河トレッキングに向かいます。
2時間近く走ると、国土の8%を占めるヴァトナヨークトル氷河が見えてきます。氷河が流れ出てきた出口のひとつ(氷舌)、ファルヨクル (Falljokull) を歩きます。

ピッケルとアイゼン、履けるようになったよ

登山靴履き替えにクランポン(アイゼン)、ピッケル、ハーネスにヘルメットの装備で氷河に向かいます。少人数のグループに分かれ、ガイドについて氷河の上を歩く体験は本当に最高でした。
これはアイスランドに行ったら、必ずやってほしいアクティビティです。
氷河トレッキングは、16時半出発、終わったのは3時間後の19時半でしたが、あっという間の3時間でした。

へっぴり腰すぎる
氷河の上は危険なので、山岳ガイドの通った道を行きます

この日はアイスラグーンから車で10分ほど東のエリアに宿泊。宿の食事がめちゃくちゃ美味しかった。この旅行で一番かも。

アークティック・チャー Arctic Char (アイスランドのニジマス)


2日目:アイスラグーンとダイヤモンドビーチ

2日目のハイライトは「アイスランドの王冠の宝石」と呼ばれる息をのむようなヨークルスアゥルロゥン氷河湖(Jokulsarlon Glacier Lagoon)=通称アイスラグーンと黒い砂浜に氷河が輝くダイヤモンドビーチです。
ヨークルスアゥルロゥン氷河湖は、ブレイザメルクルヨークトル氷河から切り離された巨大な氷山が浮かんでいます。ここは海と繋がっているので、非常に珍しいの海水の氷河湖です。

自然が形作った氷山は、クリスタルブルーと純白の美しい色合いで独特の形をしています。氷山は海に向かってゆっくりと動いており、一部は近くのダイヤモンドビーチに漂着し、黒い砂浜に辿りついた氷はでまるで宝石のようです。季節によっては氷がもう少し多いのかな。この日はおそらく1年で最も暑い気温(18℃)、それでも溶けずに残っています。

海に浮かぶ氷山が漂着する海岸
氷は結構大きいです。

ダイヤモンドビーチから、アイスラグーンまでは徒歩で10分ほど。流氷が流れるのを見ながらラグーンに向かい、ボートの時間を待ちます。ボートはかなり小規模なので、ツアーで抑えるか事前予約必須です。料金はボートだけで8000円くらいたったと思いますが、ツアー料金に含まれています。

ボートは水陸両方で、陸地から出発して、アイスラグーンをブレイザメルクルヨークトル氷河の近くにある最大の氷河の近くまで行きます。確か、30年前は氷河の上に上陸したような気がするのですが、現在は無理のようです。

ボートは20人乗りくらいなので、予約必須!
ガイドさんが氷を触らせてくれます
黒いのは火山灰。氷のうえには海鳥が集まる(冷たくないのかな)
ブレイザメルクルヨークトル氷河の端っこが見えます

レイキャヴィックへの帰路では、途中のカトラ火山ジオパーク内のエルドフロイン溶岩平野 (Eldhraun Lava Field)や有名な赤い協会があるVicの街に立ち寄ります。
エルドフロインには、1783年のラキ火山の噴火でできた広大な溶岩台地が広がっていて、まるで映画のセットにいるようです。

溶岩を苔が覆い尽くす

Vicの街は赤い教会が丘の上にあります。30年前はこの教会と丘の裾野に小さなかわいい家が少しあったくらいなのですが、巨大サービスエリアとアパートだらけの近代的な街になっていました。

ヴィク、丘の上の教会

2日間のドライブの後、レイキャヴィクに戻ったのは午後19時頃。街に入る道路が渋滞していたのですが、これも前回は記憶にないです。
2日間まるっとアイスランドの自然を神秘を体験できました。大満足です。

行きたいと思ったらとにかく早く!

アイスラグーンは年々大きくなっていて、氷河がどんどん溶けています。
トレッキングしたヴァトナヨークトル氷河も年々面積が縮小していて、トレッキングしたあたりは、あと15年もすれば無くなるようです。

前から書いていますが、地政学的にも、気候変動的にも、行きたいと思った場所には、早めに行くことをお勧めします。この30年でも、大自然はそのままですが、Vicの素朴な街並みがなくなって、アパートだらけになっていたり、氷河に上陸できなくなっていたり。地球は確実に壊れ続けているのです。奇しくも、この日はガイドさん曰く、1年で最も暑い気温。流れてくる氷河を見ていると、氷河が悲鳴をあげて泣いているようです。

今回 参加したツアーはこちら。

一人部屋追加込で10万円。高く感じるかもしれませんが、破格のお値段です。単独で予約すると、、
 ・宿代5万円
 ・氷河トレッキング2.5万円
 ・アイスラグーンボート 1万円
これだけで8.5万円です。片道5時間の運転をしなくて良いし、各所でガイドしてくれるし、個人や少人数ならレンタカーより、間違いなくツアー参加の方が断然お得。

そして、ツアーガイドの Thales がとても優秀。運転席の後ろに座りましたが、30年前はこうだったよとか、運転中もずっと話をしていました。お客さんに寄り添いつつ、要望には、できることできないことを明確に説明して対応していてとても良いガイドさんでした。

意外とソロ旅の人が多く、15人中、私を含めて5人がソロ。
女性が多いようで、13人が女性でした。特にソロ旅の女性には、レンタカーするよりツアーがおすすめです。ほぼ全てアメリカとUKからの学生などの東洋人でした+インドとマレーシア。みんなめっちゃ買い物しているし、若いのにお金持ちだなあと思います。(いや、留学時代も貧乏だったのは自費留学していた私とまわりの数人の日本人だけだったのかも。ほかの日本人はみんなお金もってましたわ)

アイスランドの絶景は、様々な映画やコマーシャルで使われています。どこで見たかはわからないけど、本当に映画の世界にいるようです。
アイスラグーンは007の Die Another Dayや トゥームレイダー、スターウォーズ・エピソード1、ゲームオフスローンズなどなど。今もクリストファー・ノーランの映画を撮影していると言っていました。日本では、どこかの自動車のコマーシャルのロケに使われてます。

先日見た映画「国宝」の吉沢亮の写真集もアイスランド撮影みたいなので、買ってみようかな。Foss=アイスランド語で「滝」です。

それにしてもアイスランドは地名が難しすぎる。HPラヴクラフトの小説みたいな名前ばかりです。ヨグソトースとか、地名でありそうですよね。クトゥルフ神話がアイスランド発祥と言われても信じるかも。(実際はアメリカ東海岸です)

余談ですが、ラヴクラフト未読の方は、サイコを書いたロバートブロックの「アーカム計画」(ラヴクラフトの世界を題材にした小説)が読みやすくておすすめです。

次は、アイスランド後編です。

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