「子供達は、もしもできるのなら、上手く(行動)するのです」- CPS シリーズ2
ニュージーランド在住の医師、ライフコーチの野田です。
タイトルの
「子供達は、もしもできるのなら、上手く(行動)するのです」
というのは
アメリカの小児科医、Dr. Ross Greene の言葉の訳です。
(あまり上手く訳せていない感があるのですが。笑)
Children do well if they can.
最初に彼を知ったのは、いろいろ購読していた子育てに関するコースの一つで聞いたインタビューでした。
そこからいろいろ調べ、 Dr. Ross Greene が
アメリカの小児科医で
学校や家庭での暴力や犯罪に関わる若者達のケアに関わっており
Collaborative & proactive solutions (CPS)という子育てに関するメソッドを教え、親や先生達を啓蒙している
事を知りました。
CPS の大切な概念の一つは
「子供がいろいろと問題的な行動を取るのは、スキルがまだ足りないからだ」という事。
私はそれまでコーチングをする時、親御さんに
「お子さんはxxという行動を取る事で、あなたの注意を(無意識にでも)得ようとしている訳じゃ無いでしょうか」なんて言っていました。
つまり子供が大人を「manipulate して 操って」注意を引こうとしている、と。

でもこのDr. Greene の「Children do well if they can 」を聞いて
思いました。
クラスで騒いで、落ち着いて授業を聞けない子も
自分の思い通りにいかないと、他の子供に暴力を振るう子も
登校拒否になる子も
みんな、大人の期待に沿う行動をするスキルを未だに備えていない、
というだけの事なのだ。
子供は子供なりに、一生懸命出来る限りのことをやっているのだ。
わざと、友達を叩いたり、学校に遅れたりしているわけでは無い。
子供の問題行動にだけ注目して、その行動を「正そう」と大人がいろいろな手段を使っても、解決にはならない。
そういう事を前提として
大人は、大人の期待を子供に押し付けず、
子供の意見を聞き、大人が心配しているのは何なのかを子供に説明し
親子(または先生と子供)が一緒に解決策を考えていく。
それがCPSの概要です。
もともとDr. Greene とDr. Ablon がCPS のモデルを作り使い始めたのは
学校や医療の場で「問題行動」を起こし、身体拘束され、
挙げ句の果ては放校、精神科入院、留置所入り、になる
「explosive child 感情や行動が衝動的で、抑えられない子供」
にどの様に対応していくか、
どのように、身体拘束を減らすか、
というところから始まった様です。
こちらに、CPSについてはまとめたので、もしもご興味があれば、一読していただけると嬉しいです。
もしもDr. Greene のCollaborative & proactive solutions (CPS)についてもっと知りたい!という方がいらっしゃたら、こちらのサイトを参照してください。(英語です。)
私はCPSの概念とスキル、またその他の手法を使って、
子育てによって、子だけでなく親も学び
上手くいかない子育てのサイクルが次の世代に引き継がれるのを
止めるのに力を注ぎたいと思っています。
そしてレジリエントで、話し合いで物事を解決するスキルを持った次世代を育て続ける。
それが犯罪の抑制、また世界の平和につながると
信じています。
長文を読んでいただきありがとうございました。
追記
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