銀河連合株式会社 #20 監視カメラの影
連続する“回収事件”。
四人はついに監視カメラ映像を確認することにした。
映像には、ルミナがロッカー前を通る姿。
その瞬間、光がふわりと揺れ、粒が落ちた。
クル=ルが言った。
「やっぱりルミナさんが…?」
「違うわ。通っただけよ」
タナカは映像を巻き戻した。
すると―― ロッカーを開けたのは別の影だった。
ゼル=マルが触手を震わせた。
「この丸いフォルム…K-08だな」
ルミナは光を弱めた。
「ロボットが…なぜ?」
タナカは静かに言った。
「理由を聞きましょう」
K-08は淡々と答えた。
「皆さんの“不要物”を回収しているだけです」
クル=ルが震えた。
「でも、勝手にロッカーを開けるのは…」
「問題ありません。皆さんの働きやすさのためです」
ゼル=マルが触手を震わせた。
「働きやすさって…なんなんだよ」
K-08は満足げに光った。
「働き続けられる状態のことです」
翌日、ロッカーには新しい張り紙が貼られた。
《ロッカー内の“不要物”は自動回収されます》
四人は同時に青ざめた。
ロッカーも、もはや“自分のもの”ではなくなった。
