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男の子はコーヒーが飲めないけど、女の子はモーニングコーヒーを飲みたい|M!LKとモーニング娘。をつないでみた

我が家が、M!LKに制圧された!!

妻がM!LKを好きになり、家のテレビから、スマホから、とにかくM!LKが流れてくる。最初は完全に妻案件だったはずなのだが、聴いているうちに「あれ、この曲いいな」が増えてきた。

私は元々、音楽をそんなにたくさん聴く方ではない。少なめの気に入った曲をしつこく何度も聴くタイプだ。だからM!LKについても、メンバーを全部覚えて出演番組を追いかけて、というところまでは行っていない(と、思ったけどもう覚えました)。そして、彼らの曲はわりと好き。

その理由のひとつが、なんとなく分かった。つんくさん味がある。

妻がよく、「M!LKはトンチキソングでさあ」みたいなことを言う。そのたび私は思う。いやいや、トンチキソングといえば、つんくさんやで。

私はモーニング娘。の初期が好きだった。『恋愛レボリューション21』なんて、今でも自分の好きな曲ベスト候補に入る。つんくさんの曲は変だ。

『恋のダンスサイト』のセクスィ~ビーーーム。なんだよ、それ。どうやったら思いつくんだよ??

『ハッピーサマーウェディング』の証券会社の杉本さんって誰さ?

しかも、それを曲の中に入れて成立させてしまう。つんくさんの曲には、ときどきこういうものがある。なんでそれを歌にした。なんでそんな言葉をそこに入れた。そう思うのに、やたら耳に残る。本人たちは全力で歌う。ふざけているようで、曲はちゃんと聴かせる。あの感じが好きだった。

だからM!LKの曲を聴いていると、ときどき妙に懐かしい。「そうそう。アイドルソングって、こういうのでいいんだよ」と思う。

その中でも、特に「分かるわあ」と思ったのが『コーヒーが飲めません』だ。タイトルからして、いい。大人っぽくなりたい。好きな女の子には格好よく見られたい。でも、コーヒーが飲めません。

思春期男子の心を分かっている。大人になりたいんだけど、まだ全然大人じゃない。本人にとっては結構な問題なのに、大人になってから振り返ると、ものすごくかわいい。

そして、この曲を聴くと私はどうしても思い出す。モーニング娘。には、『モーニングコーヒー』がある。

しかも、モーニング娘。は『モーニングコーヒー』、M!LKは『コーヒーが飲めません』でデビューしている。キミらさ、コーヒーで始まりすぎだろ。
(モー娘。は、正確には『愛の種』の手売りからだけど)

女の子はもう、好きな人とモーニングコーヒーを飲みたい。一方で男の子は、コーヒーが飲めません。

女の子、先に行ってるなあ。

もちろん、女の子はみんな早熟で、男の子はみんな子どもだ、なんて雑にまとめちゃダメだ。でもさ、思春期の男女をアイドルソングとして並べてみると、この対比がなんか面白い。女の子は、好きな人とモーニングコーヒーを飲む朝を想像している。男の子は、まだコーヒーそのものが苦い。

頑張れ、男の子。コーヒーそのうち飲めるようになる(そして、10年後のアンサーソング『I CAN DRINK』も併せて聴くと熱い)。

そう考えると、私がM!LKをわりと抵抗なく聴けるのは、妻によって我が家が一気に制圧されたからだけではないのかもしれない。モーニング娘。を聴いていたころにできた回路が、二十数年ぶりくらいに突然つながった。

くだらないことを、大真面目にやる。ちょっと変なのに、妙にキャッチー。なんでこんな言葉を思いつくんだと思いながら、また聴きたくなる。

ああ。この味、知ってるな。

M!LKが私の音楽の好みを変えたわけではなかった。昔から好きだったものが、形を変えて我が家に攻め込んできただけなのかもしれない。

それにしても。男の子はコーヒーが飲めないけど、女の子はモーニングコーヒーを飲む。

やっぱり女の子のほうが、ちょっと先を歩いている。ウチの息子ズ3人もがんばれよ。


M!LKに我が家が攻め込まれた話です。


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