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大人になれば誰でも小説くらい書けるもの

 昔、小学生の後半から中学生の頃は、隣家に住んでいた歳の離れた兄みたいな人によく遊んでもらっていました。たしか歳の差は15くらいです。
 冬はスキーで夏はキャンプやバス釣り。とにかくいろいろなところに連れて行ってもらい、そしてよく遊んでもらったものです。車中で聴いたRCサクセッションのスカイ・パイロットに衝撃を受けたりもしました。
 蔵書も多く、その人がいなかったら椎名誠さんはともかく、夢枕獏さんに触れる切っ掛けはなかったかもしれません。
 漫画にも詳しかったです。アフタヌーンやビーム、普段ジャンプしか読まない中学生が自分から手を出しそうにない類いのものをよく貸してくれました。寄生獣とか鈴木みそなんかです。私の様々な原体験がこの頃にあるのは間違いありません。
 あるときその方が、官能小説で入選して賞金5万円貰ったと言っていたので、漠然と大人になったら誰でも小説くらい書けるようになるんだと思っていました。
 今思えば普通の人ではなかったかもしれません。




 同じ頃の話です。

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