「姿勢の配達屋さん」を訪ねて
(約3,900字)
るるさんに姿勢を教わりたい!
くりすたるるさんは、からだとこころを調えるためのさまざまなヒントをnoteにお書きになっています。
くりすたるるさんのことを、私は親しみを込めて「るるさん」とお呼びしています。以下、るるさんと表記します(ちなみに、るるさんは私のことを「笑むちゃん」と呼んでくださいます。いい名前でしょう?)。
そのくりすたるるさんに、オフ会でお目にかかりました。
「メリー・ポピンズ」や「妖精」のよう、という噂通り、軽やかな印象の方でした。
そう見えるのは、お人柄も大きいでしょう。noteの文章だけでなく、リアルで対面しているときの話しぶりもふわりと柔らか。
また、何かに取り組まれるときのフットワークがとても軽いのです。見習いたいです。
そして、るるさんの軽やかな印象は、からだの使い方が上手で、あまり重力を感じさせないところから来ているに違いない、と思いました。
るるさんは、「姿勢の配達屋さん」という活動をなさっています。
るるさんが体験や独学で得てきた知識を元に、からだに無理のかからない姿勢でいるコツをマンツーマンで教えてくださいます。無償です。
ひとまず、首都圏近郊の女性が対象です。
詳しくは、るるさんの記事をご覧になってください。
背中に羽が生えたように軽やかに動くるるさんを間近で見て、是非この方から姿勢のアドバイスを受けたい。そう思いまして、私は「姿勢の配達屋さん」をお願いすることにしました。
それにしても、既存の体系や流派を汲んだり、師についたりすることなく、ご自分だけで姿勢についての理論を確立なさったのは凄いことだと思います。
そして、それを人のために役立てようとするお志には、まったく感服してしまいます。
当日までの流れ
まずは「クリエイター問い合わせ」等で、姿勢の配達屋さんをお願いしたい旨をるるさんに伝えます。
折り返しメールが届くので、日時や待ち合わせ場所などを打ち合わせます。
日程が近づくと再び連絡があり、前もって次のものを送信するよう求められます。
①からだで困っていること、気になっていること
②前からと横からの全身写真
写真は必須ではありませんが、けっこうその人のクセがわかるとのこと。
アドバイスの参考にと思い、夫に写真を撮ってもらいました。
スマホで撮ってもらった写真を見てびっくり。
私はまっすぐに立っていたつもりなのに、からだの軸がグニャッとしています。人形を使って再現するとこんな感じ。


鏡に全身を映しているときはこんなんじゃありません。自分の姿が見えていないと、私ってこんなに姿勢が悪いのか。早くも発見がありました。
姿勢の配達屋さんのもとへ
「配達屋さん」ですから、本来るるさんが自宅まで出張してくださるのですが、諸々の事情で私がるるさんのお宅に伺うことになりました。
るるさんが駅まで迎えに来てくださいました。再会を喜び合って、道すがら健康のことなどをおしゃべりしているうちにるるさんのお家に到着。
ハーブティーをいただきながらしばし歓談するも、のんびりはしていられません。
るるさんから姿勢を教えていただくと、フルで4時間ほどかかるそうです。
私は3時間しかいられなかったので、その分省略した形で習うことになりました。
「チョップお辞儀」と「チョップ座り」、そして「胸の目」で前を見る
まず、立ったままお辞儀をして下さい、と言われました。
言われた通りお辞儀をします。ちょっと背中が丸まってしまったようです。
次に、手をチョップの形にして左右の鼠径部に押すように沿わせ(るるさんがお手本を見せてくれます)、もう一度お辞儀をしてみます。


すると、あら不思議。背筋がまっすぐに。

手をこの位置に置いてお辞儀をすると、自ずとそうなるのだそうです(逆に、背中を丸めにくくなります)。るるさんはこれをチョップお辞儀と名付けています。
このようにして背中がまっすぐな感覚をつかみます。
そして、これは骨盤を適切な位置に調える動作でもあります。
次に手はこのまま、椅子に深く腰掛けます。るるさんはこれをチョップ座りと呼んでいます。


これが、座った状態で背骨や骨盤に無理のない状態。
そして、胸の目で前を見るように、とアドバイスが。
猫背や巻き肩で姿勢が悪くなっているときは、胸が下を向いています。
肋骨が前傾していると、首や肩のコリや痛みなど様々な不調のもとに。
それを防ぐには、両胸に目がついていてその目がまっすぐ前を見ている状態、をイメージします。これだけで肋骨の前傾が改善されるそうです。

骨盤や肋骨の傾きに関しては、るるさんが詳しく記事に書いていらっしゃいますので、参考になさってください。
「ブランコ呼吸」でたくさん空気を取り込もう
呼吸が浅いと酸素の取り込みが少なくなり、疲労の原因に。
また副交感神経のスイッチが入りにくく、からだがリラックスしづらくなるそうです。自律神経をきちんと働かせるためにも、深い呼吸を心がけたいものです。
また、呼吸は姿勢と大きく関わっています。
深く呼吸するには、肋骨・背骨・横隔膜が連動してよく動くことが大事なのですが、悪い姿勢が習慣になっているとからだが固くなって、これらの動きが妨げられてしまいます。
そこで、深く呼吸をするコツを習います。
チョップ座りで椅子(ここでは背もたれのない椅子を使います)に腰掛けた私の背中を、るるさんが強めに押します。その手を押し戻すような感覚で、吸った息で肺が背中側に膨らむようにします。
実は、この時背骨の動きが悪いと、背中側に肺が膨らんでいかず、たくさん空気を取り込めないのです。
次に息を吐き出します。
今度は背骨をからだの前方に押し出すようにします。こうすると、横隔膜や肋骨がきちんとすぼまり、しっかりと息を吐くことができます。
呼吸の時に背骨を前後させる動きは、ブランコをこぐイメージで行うとやりやすい。そこで、これをるるさんはブランコ呼吸と名付けています。
そうは言っても、肋骨まわりの筋肉が固くなっていると、肋骨・背骨・横隔膜の連携がなかなかうまくいきません。
そこで、るるさんの手で背中側を押してもらいながら深呼吸を繰り返すことで、背骨が前後する感覚をつかむのです。
しばらく繰り返すうちに、私の背中はだいぶ柔軟になったようです。
ブランコ呼吸についてはるるさんが記事に詳しく書いていらっしゃいます。
個人に合わせた姿勢のアドバイス
実は、ここまでは準備段階のようなもの。
といっても、チョップお辞儀やチョップ座り・胸の目で前を見る・ブランコ呼吸を毎日行うだけでも、姿勢はだいぶ変わってくると思います。習慣にしたいです。
ここから先は、各人共通のアドバイスもありますが、それぞれのからだのクセに合わせた姿勢の調整が行われます。
先ほど人形の写真で示した通り、私は重心が左に偏っています。それによって固くなってしまった筋肉をほぐすマッサージのやり方などを教わります。背中側も自分ひとりでほぐせるよう、床にワインのボトルを置いた上に仰向けになり、自分の体重で圧をかけるようなこともします。
そしてその間はずっとブランコ呼吸。深く呼吸をしながらのほうが、からだが柔軟になりやすいようです。
それと、私は歯ぎしりや食いしばりが激しいので、顎や首回りも固くなっていました。るるさんがほぐしてくださったら、楽になっただけでなく、何だか顔の輪郭がスッキリしたのが嬉しい。
このほか、姿勢の調整は全身にわたり、あっという間に予定の3時間が過ぎました。
終わった時にはからだがとても動きやすくなって、血行もよくなってポカポカ。内臓が活発に動き出して、恥ずかしいくらいにキュルキュル音を立てています(おかげさまで私は楽になりましたが、3時間ものあいだ私のからだを調整してくださったるるさんはお疲れになったと思います)。
姿勢についてのアドバイスは多岐にわたり、メモをとる暇もなくて覚えていられるか心配でしたが、要点を箇条書きにしたシートをいただけたのはありがたかったです。
また、後日、私の姿勢のクセを改善するための方法や注意点をまとめたレポートが送信されてきました。当日の写真や、筋肉や骨格の画像、ブランコ呼吸の練習動画なども添付されていて至れり尽くせりです。
るるさんからいくつか指摘を受けましたが、その中でも、
○座るときに左のおしりに重心が寄りがちなので、左右均等に体重がかかるようにする
○左の肩甲骨が開きがちなので、締めるよう意識する
○立つときに母指球に体重をかける
この3つは特に注意して生活しようと思いました。
おかげさまで姿勢はこの通り。


るるさん、このたびはありがとうございました!
私なりに理解したことを書きましたが、もし間違っているところがありましたら訂正しますので、ご指摘くださいね。
姿勢の配達屋さんをお願いする予定の方へ。
動きやすい服装がよいです。できれば薄手のものを。
るるさんが服の上から筋肉を押したりするのに、あまり厚地のものを着ているとやりにくいようです(私はジーンズをはいていたのですが、途中でるるさんから薄手のジャージをお借りすることに)。
持っていれば五本指靴下の用意もあるとよいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
