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【読書感想】足踏みするかたちたち/pekomoguさん


pekomoguさんのこちらの作品。
私が感想を書くなんておこがましいのですが、毎日のようにワクワクしながら読ませて頂いた作品なので、その思いの丈を書きたいと思いました。

なるべくネタバレにはならないように、見どころポイントを中心に感想を書きたいと思います。


もどかしい恋の行方

極度の人見知りの主人公、円さんと、寡黙な少年の月くん。
この二人の視点で交互に語られる感じの構成で、どんどん二人の心理が掘り下げられていきます。
なんと言っても、円さんが可愛い!守ってあげたくなります。そして恋を応援したくなりました。
月くんは淡々としながらも、共感できる描写が多々!自分を重ねて感情移入してしまいました(私の性格は月くんとはほど遠いですが笑)。

人前でまともに喋ることができない円さんの恋。もどかしくてヤキモキすること請け合いです。

登場人物の魅力

ダブル主人公である円さん、月くん以外にも、魅力的な登場人物がたくさん出てきます!

角谷くん、丸尾くんという同学年の友達(?)たち。
丸尾くんも嫌いではありませんが、私は角谷くん推しです笑
こういう人になれればなぁ……という憧れの意味も含めて。

登場する大人たちも魅力的です。
球介さん、薫子さん、海之介さん……
詳しくは伏せますが、それぞれの想いが心を打ちます。
大人も色々な感情を抱えながら生きていて、それが伝わってくる丁寧な筆致に胸が動かされます。

それぞれの『好き』

『好き』という一言で表現される感情ですが、本当に様々な『好き』の形があるんだな……
と思いました。
恋愛、親子愛、好意などなど、カテゴライズできるものから、微妙な心理や変化、人を想う心……。
そんな感情の機微が胸に迫ってくるので、どうなるんだろ?って思ったり、ドキドキしたり、ハラハラしたり、落胆したり……
それぞれの気持ちになってキュンとしていました。

え?どういうこと??

途中で「……え?何?どういうこと??」ってなって、次の話をソッコーでクリックしたくなりました。
その謎が解けたときは切なく、温かい気持ちになりました。

もう!なんで!!

って感じで。

でもなおさら二人を応援したい気持ちが募ってドツボにハマりました。


食のリアルさ

色々な食材や料理が登場します。
pekomoguさんの作品は、食に造詣が深く言わば「飯テロ」です🤣
美味しそうなものが随所に現れてきますので、よだれを流す準備をしていて下さい🤭
詳しく触れられていますので勉強にもなります📖

しかも私が思うに、ある有名食材が何回か出てくるのですが、それが登場人物たちを象徴しているんじゃないかって思います!

う〜ん……深い!


相手を想うことの大切さ

『好きな人を想うこと』
作品を通して、私は一番これを感じました。

「好きなんだから想うのは当然じゃん!」
みたいな感じで、当然のことのように見えるかもしれません。

しかしここで言う『想う』は、自分が相手のことを好きだと思うことを示したのではありません。

人を好きになること。
それは相手の気持ちを『想う』ことなのではないか、ということです。

「恋は盲目」という言葉がありますが、どうしても自分の相手に対する想いだけに集中してしまう部分ってあったりすると思うんです。
でも、

好きだからこそ相手の気持ちを考えること。

それが大切だよな……なんて思いながら読ませていただきました。


・人と話すことに苦手意識がある方
・静かな恋愛をじっくり味わいたい方
・不器用な人間関係に共感する方

pekomoguさんTALESの作品紹介文より


まさにそういう方におすすめです!
そして、「ああ!もうっ!!」って思うようなじれったい展開好きな方にはブッ刺さりまくると思いますので是非お読みいただきたいと思います!

それぞれの形たちが悩んで、迷って、助け合って……まさに「足踏みするかたちたち」です!



こちらはpekomoguさんがnoteで連載していらっしゃる「3色だんごの子連れ旅」です。こちらも設定が深くて面白いので是非!

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