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私はエールを送れません

去年の夏から何かしらの文章を書いてきましたが、元々文章を書くのが大の苦手でした。

小中学校の時、作文なんて何を書けばいいかわからず、授業の時に白紙の原稿用紙のままでずっと呆然としていて、先生に叱られていました。

何か書かなきゃと思ってペンを走らせますが、書けば書くほど駄文であることに気づき、それでもマスを埋めないといけないので、駄文の上に駄文を重ねました。

苦痛な作業でした。

そんな私が、書くのを少し好きになったとき。
それは自分の心の中を表現しようと思った時でした。
文章は汚いし、何を書きたいかもわからないような稚拙な文章でした。
それでも書けたとき、すごく嬉しくて。
誰かに読んでもらいたくて。

バカですよね。
そんな文章、誰も読みたくないのに。
だけど、自分では一世一代の傑作が書けたような気がして、読んでもらいたかったんです。
楽しい文章だと思ったから。

でも多分、楽しくないんですよね。
ただの自己満足でしかない、独りよがりな文章だから。
自分基準でしかない楽しさだったから。

絵は下手くそ。
歌もビミョー。
人前で話すのも苦手。
そんな私でも文章でなら、少しなりとも自己表現できるのが楽しくて。
いろいろ書いて、だれかに読んで欲しくなって……

どうすれば読んでもらえるのかを考えて。
人が書いた面白い文章を読んでみて。
それを自分なりに落とし込んでみたりして。

……無駄だったのかもしれません。

気づけば届けたい人に届かなくなっていました。それなのに今も何かしら書いています。

書けなくなる人は、思い悩むから書けなくなるんですよね。
どうすれば読まれるのか。
どうすればもっと上手に書けるのか。
こんなことを書いて変に思われないか。
これは書きたくない。これはまだ書けない。じゃあ何を書けばいいだろう————など。

私よりはるかに書くことに向き合っている方に、私はエールを送れません。

ただ、これだけは言えます。

書けなくなってしまう方。
あなたの文章は魅力的です。

試行錯誤を繰り返して、生み出されるあなたの文章は魅力的です。
真摯に思い悩むほど魅力的です。
断言できます。
絶対魅力的です。

世の中の誰かが。
たった一人でも誰かが。
あなたの文章を待っています。
あなたが紡ぐ言葉を待っています。

必ず待っています。


一人でも楽しんで頂けるならば、その方のために私は書き続けたいと思います。
それはありがたいことで、幸せなことですから。

参加するかどうか悩んでいました。
エールにならないかもしれませんが参加させて頂きました。よろしくお願い致します。

#第3回灯火杯

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