学校が舞台の新しい青春ミステリー小説_教室が、ひとりになるまで/浅倉 秋成
今回は学校が舞台の「新しい青春ミステリー小説」の紹介です。
この作品は斬新な設定が魅力的です。
超能力のような力を持つ生徒が誰なのか?
その能力とは?
そしてその目的は?
学校という親近感がある場所で巻き起こる斬新な設定のミステリー小説です。
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『教室が、ひとりになるまで/浅倉 秋成』
作者
浅倉 秋成さん
生年月日:1989年11月8日
出生地:千葉県
最終学歴:早稲田大学文学部卒業
主な受賞歴:第22回本格ミステリ大賞<小説部門> 『六人の嘘つきな大学生』
以前、紹介させていただいた「六人の嘘つきな大学生」の作者です。
映画にもなった有名作品です。
またこの作者の違う作品の紹介でも触れましたが、お笑いコンビ「レインボー」ジャンボたかおさんと高校時代の同級生で、当時はお笑いコンビを組んで「ハイスクールマンザイ」に出場した経験がある方です。
「俺ではない炎上」も映画化されますので、▽コチラの記事も読んでみてください。
概要
単行本発売日:2019年3月
文庫本発売日:2021年1月22日
出版社:KADOKAWA(単行本)、角川文庫(文庫版)
主な受賞歴:本格ミステリ大賞および日本推理作家協会賞にダブルノミネート(候補)
物語のあらすじ
北楓高校で起きた生徒の連続自殺。
ひとりは学校のトイレで首を吊り、ふたりは校舎から飛び降りた。
「全員が仲のいい最高のクラス」で、なぜ――。
垣内友弘は、幼馴染みの同級生・白瀬美月から信じがたい話を打ち明けられる。
「自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの」
“他人を自殺させる力”を使った証明不可能な罪。
犯人を裁く1度きりのチャンスを得た友弘は、異質で孤独な謎解きに身を投じる。
新時代の傑作青春ミステリー。
感想
冒頭でも書きましたが、学校が舞台といった既視感と、特殊能力を持った生徒による殺人という斬新さが織り交ぜられた魅力的な作品です。
学校が舞台なので、皆さんも経験した、「スクールカースト」や「同調圧力」、「陽キャ・陰キャの隔たり」といった高校生の抱える闇が描かれているので、青春小説としての側面も面白いです。
そして、誰が犯人かと疑心暗鬼になる中、中盤の時点で犯人がわかり、そこから終盤にかけて怒涛の展開が待つように、ミステリーとしての側面も面白い作品となっています。
まだ読んでいない方は是非とも手に取って欲しい作品です。
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