どんでん返し好きに刺さる一冊_先生と罪/くわがきあゆ
今回は「どんでん返し好きに刺さる一冊」の紹介です。
作者のくわがきあゆさんは巷では「どんでん返しの新女王」と言われているとの事なのでこちらの作品も期待してください。
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『先生と罪/くわがきあゆ』
作者
くわがきあゆさん
生年月日:1987年
出生地:京都府
最終学歴:京都府立大学 卒業
主な受賞歴:
2019年 第8回暮らしの小説大賞 『焼けた釘』
2022年 第21回このミステリーがすごい!大賞・文庫グランプリ 『レモンと殺人鬼』
概要
文庫本発売日:2026年1月8日
出版社:宝島社
物語のあらすじ
30万部突破『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作『レモンと殺人鬼』著者の狂気の学園サスペンス「どんでん返しの新女王」が放つノンストップ反転劇!
この学校には秘密がある。
犯人は生徒? 教師?それとも――
すべての真実は、三年生の伝統行事運命の夏合宿で明らかになる!
同僚の教師・岩本結衣からかかってきた「助けて、あおられてる」という死の直前の電話。
以来、市立新畑中学校に勤める教師・如月晴の周りで不穏な出来事が起こり始める。
嫌がらせの張り紙や、実家の周囲をうろつく男の影。
岩本の代わりとして三年五組の担任となった如月は、クラスの問題児を抱えながらも奮闘するが……。
すべての真実は学校の伝統行事である夏の宿泊学習で明らかになる――!
感想
本作は、学校という閉ざされた環境の中で起こる不穏な出来事を描いた学園サスペンスミステリーです。
冒頭から既に穏やかではなく、どこか落ち着かない空気がずっと漂っていて「何かが変だな」という緊張感が続きます。
物語の舞台は中学校ですが、単なる学園ものではなく、人間関係の裏側や心理的な不安をじわじわと描いていくタイプのミステリーです。
教師と生徒、保護者そして学校という組織の中で隠されているものが、少しずつ浮かび上がってくる展開が印象的でした。
読んでいて、教師の大変さもわかるような気がしてきました。
特に感じたのは、登場人物の誰もが「何かを抱えていそう」に見える点です。
はっきりとした敵味方がわからないため、読み進めるほど疑いの目が増えていきます。
この疑心暗鬼の感覚が、物語の面白さを強くしていると感じました。
また、くわがきあゆさんは“どんでん返し”の印象が強い作家ですが、本作でも最後まで気が抜けない構成になっているという声が多く見られます。
ページをめくる手が止まらない、ノンストップで読み進められるタイプのサスペンスミステリーと言えるでしょう。
学園という身近な場所を舞台にしながら、そこに潜む闇や人間の心理を描くミステリーが好きな方には、特にオススメできる一冊です。
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