読むほどに味わえるホラーミステリー小説_予言の島/澤村伊智
今回は「読むほどに味わえるホラーミステリー小説」の紹介です。
とても不思議で不気味な設定に手が止まらなくなる事間違いないでしょう。
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『予言の島/澤村伊智』
作者
澤村伊智さん
作者の生年月日: 1979年
作者の出生地: 大阪府
作者の最終学歴: 大阪大学
作者の主な受賞歴
2015年:第22回日本ホラー小説大賞-ぼぎわんが、来る(応募時タイトルは「ぼぎわん」)
2019年:第72回日本推理作家協会賞【短編部門】-学校は死の匂い
2019年:第2回細谷正充賞-ファミリーランド
2020年:第19回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞-ファミリーランド
概要
単行本発売日: 2019年3月15日
文庫本発売日: 2021年6月15日
出版社: KADOKAWA
物語のあらすじ
初読はミステリー、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。
瀬戸内海の霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が最後の予言を残した場所。
二十年後《霊魂六つが冥府へ堕つる》という――。
天宮淳は、幼馴染たちと興味本位で島を訪れるが、旅館は「ヒキタの怨霊が下りてくる」という意味不明な理由でキャンセルされていた。
そして翌朝、滞在客の一人が遺体で見つかる。しかしこれは、悲劇の序章に過ぎなかった……。
すべての謎が解けた時、あなたは必ず絶叫する。
再読率100%の傑作ホラーミステリー!
感想
瀬戸内海に浮かぶ孤島を舞台にした作品。
「初読はミステリー、二度目はホラー」というキャッチコピーがまさに言い得て妙な、驚愕の構成を持っています。
閉鎖された島というクラシックなミステリーの舞台設定と、かつて一世を風靡した霊能者が残した予言が残る島というホラーの要素が交錯し、独特な雰囲気を醸し出します。
次々と起こる事件に「予言の呪いか、それとも人間の仕業か」という、本格ミステリーが展開されます。
中盤には不審な出来事や、不可解な言動に、段々と違和感を覚えてくると思います。
そして、物語の結末で大どんでん返しが待っています。
沢山散りばめられ、計算し尽くされた驚きの仕掛け連続を是非ともお楽しみください。
ホラーとミステリーの二重構造を心ゆくまで堪能したい方におすすめの一冊です。
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