日本にも存在した天才スパイたちによる決死の頭脳戦 スパイミステリー小説_ジョーカー・ゲーム/柳 広司
今回はいつも紹介しているどんでん返しミステリーではなく、「スパイ・ミステリー」を紹介したいと思います。
初めて紹介するパターンの作品なので、興味がある方は是非とも記事を読んでみてください!
これから本を読む方も既に読んだ方も見ていただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『ジョーカー・ゲーム/柳 広司』
作者
柳 広司さん
生年月日:1967年(昭和42年)
出生地:京都府
最終学歴:京都大学法学部卒業
主な受賞歴:
2008年 第30回吉川英治文学新人賞(『ジョーカー・ゲーム』)
2009年 第62回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)(『ジョーカー・ゲーム』)
概要
単行本発売日:2008年8月8日
文庫本発売日:2011年5月15日(角川文庫)
出版社:角川書店(単行本)、KADOKAWA(文庫本)
その作品の主な受賞歴:
2009年 第62回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)
「週刊文春2009年ミステリーベスト10」第1位
「このミステリーがすごい! 2009年版」(国内編)第2位
物語のあらすじ
”魔王”――
結城中佐の発案で陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校”D機関”。
その異能の精鋭達が緊迫の諜報戦を繰り広げる!
吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイミステリー短編集。
感想
第二次世界大戦時代に、陸軍の秘密組織「D機関」が極秘裏に設立される。機関の目的は、スパイ養成によって、情報戦における日本の勝利に貢献すること。
機関を創設したのは、謎の人物・結城中佐。
彼は、陸軍大学校出身のエリート軍人たちを前に、常識破りのスパイ養成術を説き、選りすぐられた若者たちが、肉体的、精神的に苛酷な訓練を経て、超一流のスパイへと変貌していく。
まず設定が面白い!
そして、スリリングな展開と、予想を裏切る結末が本当にお見事な作品です!
各短編の完成度が高く、一気に読み進められます。
スパイたちの冷静沈着さ、卓越した頭脳、そして任務にかける覚悟に圧倒されます。
戦時中の時代背景や国際情勢がリアルに描かれており、歴史小説として楽しめる側面もあります。
結城中佐の存在感が際立っています。
「魔王」との言葉がぴったり!
是非とも手に取って読んで欲しい作品です。
関連商品
こちらの作品はシリーズとして続編が発売されています。
ジョーカーゲームを読んでハマった方は、以下作品を続けて読む事をオススメします。
■第二弾:ダブル・ジョーカー
結城率いる異能のスパイ組織”D機関”に対抗組織が。
その名も風機関。同じ組織にスペアはいらない。狩るか、狩られるか。
「躊躇なく殺せ、潔く死ね」を叩き込まれた風機関がD機関を追い落としにかかるが……。
■第三弾:パラダイス・ロスト
大日本帝国陸軍内にスパイ養成組織“D機関”を作り上げ、異能の精鋭たちを統べる元締め(スパイ・マスター)、結城中佐。
その正体を暴こうとする男が現れた。
英国タイムズ紙極東特派員アーロン・プライス。結城の隠された生い立ちに迫るが……(「追跡」)。
ハワイ沖の豪華客船を舞台にした初の中篇「暗号名ケルベロス」を含む全5篇を収録。
世界各国、シリーズ最大のスケールで展開する、究極の頭脳戦! 「ジョーカー・ゲーム」シリーズ、待望の第3弾。
■第四弾:ラスト・ワルツ
華族に生まれ陸軍中将の妻となった顕子は、退屈な生活に惓んでいた。
アメリカ大使館主催の舞踏会で、ある人物を捜す顕子の前に現れたのは―(「舞踏会の夜」)。
ドイツの映画撮影所、仮面舞踏会、疾走する特急車内。
帝国陸軍内に極秘裏に設立された異能のスパイ組織“D機関”が世界で繰り広げる諜報戦。
ロンドンでの密室殺人を舞台にした特別書き下ろし「パンドラ」収録。
スパイ・ミステリの金字塔「ジョーカー・ゲーム」シリーズ!
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