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宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ_一次元の挿し木/松下 龍之介

今回は『このミス』大賞シリーズの紹介記事です。
『このミス』とは宝島社が毎年発行しているミステリー小説のガイドブック『このミステリーがすごい!』の略称です。

その年に日本で刊行されたミステリー小説の中から、ミステリー作家、評論家、書店員などの投票によってベスト10を選出する企画がメインとなっています。

『このミス』で上位にランクインした作品は、その後の売上が大きく伸びる傾向にあります。
また新人作家の発掘や、既存作家の再評価にもつながるなど、日本のミステリー界に大きな影響力を持っています。

今回はそんな作品を紹介していきたいと思います。

これから本を読む方も既に読んだ方も見ていただけると幸いです。

以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。


『一次元の挿し木/松下龍之介』

作者

松下 龍之介まつした りゅうのすけさん

  • 生年月日:1991年4月生まれ

  • 出生地:東京都江戸川区

  • 最終学歴:千葉工業大学大学院工学研究科修士課程修了

  • 主な受賞歴:第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ

概要

  • 文庫本発売日:2025年2月5日

  • 出版社:宝島社

  • この作品の主な受賞歴

    • 第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ

    • BUN-1グランプリ2025 グランプリ

物語のあらすじ

ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。
大学院で遺伝学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。
不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談しようとするも、石見崎は何者かに殺害される。
古人骨を発掘した調査員も襲われ、研究室からは古人骨が盗まれた。
悠は妹の生死と、古人骨のDNAの真相を突き止めるべく動き出し、予測もつかない大きな企みに巻き込まれていく--。

感想

「二百年前の人骨のDNAが、4年前に失踪した妹のものと一致」

まずこの衝撃的な導入にすぐに惹き込まれました。
その後も色んな謎が重なっていき大きな展開に、読む手が進んでいく作品です。
散りばめられた謎が終盤にかけて怒涛のように回収されていきます。
タイトルの「一次元の挿し木」の意味もしっかりと明かされます。

ミステリーですが少しホラーやSF的な要素もあります。
作品自体に惹き込まれて、とても読みやすいので最後まで読む手が止まりませんでした。

さすがは『このミス』大賞シリーズ!!
まだ読んでいない方は是非ともご覧になってみてください。


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