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トラベルミステリーの第一人者が繰り出す本格ミステリー_殺しの双曲線/西村京太郎

今回は「トラベルミステリーの第一人者が繰り出す本格ミステリー」です。
ミステリーの巨匠である西村京太郎の作品です。

これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。

以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。



『殺しの双曲線/西村京太郎』


作者

西村京太郎にしむら きょうたろうさん

  • 生年月日:1930年9月6日

  • 出生地:東京府荏原郡荏原町(現・東京都品川区)

  • 最終学歴:東京都立電機工業学校

  • 主な受賞歴

    • 1965年 江戸川乱歩賞 – 『天使の傷痕』

    • 1981年 日本推理作家協会賞(長編部門) – 『終着駅殺人事件』


概要

  • 単行本発売日:1971年

  • 文庫本発売日:新装版 2012年8月10日

  • 出版社:実業之日本社(単行本)/講談社(文庫本)


物語のあらすじ

差出人不詳の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。
しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らの到着後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化す。
そして、そこで巻き起こる連続殺人。
クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑戦した、本格ミステリー。
西村京太郎初期作品中、屈指の名作! (講談社文庫)

雪のために孤立した山荘で順番に殺されてゆく
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』に真っ向から挑んだ、本格ミステリーの傑作!
鮮やかなプロット 名著復活!

差出人不詳の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。
しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らの到着後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化す。
そして、そこで巻き起こる連続殺人。
西村京太郎初期作品中、屈指の名作!


感想

まずは冒頭で双子トリックを提示するという独自の構成が印象的な作品です。
先にネタを明かすことで逆に読者を惹きつけ、そこからどう物語を展開させるのかという点に面白さと緊張を感じます。

物語は東京での強盗事件と雪山の山荘での殺人事件が交互に描かれ、二重の謎に翻弄されます。
クリスティ作品へのオマージュを感じさせつつも、西村京太郎さんらしいスピード感のある展開が特徴的です。

仕掛けの巧妙さや構成の独創性が非常の楽しいです。
一方、動機がなんか物足りないかな・・・と感じる事もありました。

昭和期ミステリーの実験性を体感できる作品ですので、まだ読んでいない方に是非とも手に取って欲しい作品です。


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