oct 24,2025
10/24
有給休暇。この日は「ご自愛デート」と決め込んで1人で行きたい場所に行くことにした。
「館」と名のつく場所が好きだ。映画館、図書館、美術館、博物館、文学館。
良質な「館」は東京都内に勢揃いしている。けれど週末に出かけると人が多く、何かを鑑賞するために訪れているのに人の後ろ姿ばかりを眺めて疲れ果てることもしばしば。
特に「美術館」は人が多いと列になってしまったり自由に歩き回ることすら難しくなる。美術館には平日に休みをとって行くのが一番良い。
そういうわけで、三菱一号館美術館「アール・デコとモード」に向かう。
チケットカウンターで「何か、指輪などキラキラしたものはつけていますか?」と問われアイオライトの指輪を見せると「キラキラですね☺️」と言われ100円割引になった。このやりとりがなんだか嬉しかった。




アール・デコのドレスやアクセサリーを楽しみながら鑑賞した。
現代に近いシルエットの服も多く、自分でも着れそうだなあと思った。
キラキラのスパンコールやビーズがセンスよく刺繍されたドレス。
オールブラックでシルエットで魅せるセットアップ。
果物のようなジュエリー。
ヒール靴のヒール部分だけを並べたケースは小さい中に意匠が込められていて素敵だった。
持ち歩きコスメも発達した時代のようで芸術性の高いコンパクトには胸が躍った。
アール・デコを代表するガラス工芸家ルネラリックの作品もあった。
夜空のような香水瓶がとても好きだった。
三菱一号館美術館が大好きな美術館であることは過去にも書いたと思う。ここに来ると心が整う感覚がある。企画展の内容もメジャーすぎないので人が溢れかえることもない。
こんなにも愛している美術館なのに併設のカフェはいつも予約がいっぱいで入れない。いつか行きたい。
東京駅のお店で軽く昼食。
先日見たドラマに出てきてから食べたいと思っていた親子丼。
働いている人が多い東京で、休日を謳歌するのは気分がいい。

その後、神田古本まつりに行った。
あいにくの雨だったけどワゴンにビニールシートをかけながら開催されていた。
ワゴンと書店をひたすらに巡ったが、神保町の古書店街で目当ての一冊を見つけるのはかなり難しい。どちらかというとフラフラ歩いて運命の一冊と出会う楽しみ方の方が合っている。
微妙に潔癖なところがあるので、あまりに汚い本は手に取るのを躊躇ってしまい、結局買ったのはたった一冊。
「花の詩集」という詩のアンソロジー。白秋が掲載されていたから購入した。乙女チックな序文が添えられていて、恋する乙女のためのポエムのような雰囲気が時代を感じて面白い。

雨の中歩き疲れたので古瀬戸珈琲店に入ってみる。
カウンター奥にたくさん並んだカップを選ばせてもらう。黒と金のカップに見えたけど手元にやってくると大好きな紺色で嬉しくなった。
650円でブレンドティーをいただく。ブランデーの小瓶を添えられて、お好みで数滴垂らしてくださいとのこと。
店内は静かで、居心地のいい喫茶店だった。
これにて「ご自愛デート」は終了。
自分の好きを詰め込んだ1日で有意義だった。
美術館、古書、喫茶店。私はこういうものを愛している人間なんだと再確認した。
この日は昼食のお店から休憩で寄りたい喫茶店まで全部事前に決めていた。1人行動だけど、あてもなく彷徨うより疲れすぎずに済んだ。
自分のご機嫌は自分でとる、お気に入りの一日を作って息を抜く方法を身につけていきたい。
