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【転職相談】給与は低いけど、人は良い!どうする?

「・・・と、いうことやねん。」


深刻そうな面持ちで話す彼女は、新卒から働き始めて5年目の代。

彼女曰く、生活に困窮するくらいの低さではないけど、今のパートナーと結婚も視野に入れているのでライフイベントなどを考えると収入が足りないとのこと。


「昇給だって上がって数千円、1年目の頃とさほど変わらへん・・」


彼女は、経理のお仕事をしていて、9時〜17時までの勤務。
残業はほとんどなくほぼ定時で帰れているし、パートナーとの時間もちゃんと取れているので働き方には満足しているという。


給与だけが解決すれば、転職は全く考えないのか?
というと、違うらしい。


仕事内容的にも、経理が合っているかはわからない。
本当は他にやりたいことはあるけど、新卒の就職活動では全滅だった。
その職種は専門職で、専門学校に行っていた方の採用がほとんどで一般からの採用は針に糸を通すくらい難易度が高いそう。



今から専門学校に行くことはお金の面でも考えてはいない。
なので、環境も良い今の職場で続けようとは思っているものの、給与が・・という状況に陥っている。


「仮にさ、今の職場でスキルアップができて、それに伴って給与が上がるのであれば、続けられそうなん?」
彼女「どれくらい上がるのかにもよるけど、それやったら考えれそう。人も良いし残業もないから手放すのはもったいない気持ちもあるし。」

「環境大事やもんね。何か資格を取得したら支給される手当とかそういう制度はないん?」
彼女「あるけど、超微々たるものやねん。しかも経理関係ないから実務に役立たへん。やから、取得しても意味ないなと思ってさ。」


なるほど。
今までやってきたことを活かせない上に、勉強時間との費用対効果が少ないわけか、、


「それって上司とかに伝えてる?」
彼女「いや、伝えてない。というか伝えていいものなん・・?」
「むしろ伝えていった方がいいと思うで。上司との定期的な面談とかはある?」
彼女「そういうのはないかなあ、あ、人事考課は半年に1回ある!」
「じゃあ、1回伝えてみても良いかもね」



人事考課の落とし穴


人事考課とは。
企業が定めた基準に基づいて、社員の業務成績や能力、態度などを評価する制度
です。給料や昇進・昇格の査定材料として活用され、企業の業績や社員のキャリアに影響します。

サイトより、引用


彼女の会社はミスがなかったかという目に見える評価と、能力推移で評価が出される。
だけど、能力評価も曖昧で何を基準に評価されているのかがわからない。
スキル面の話はなく、大半は雑談で終わるようだった。


逆に、わたしの以前勤めていた会社では、「人事考課は自分のプレゼン場所」と言われていて、売上数字と、能力推移の統計でマネージャーが評価し、給与が決まる仕組になっていた。

売上数字は目に見えている結果なのでどうにもならない。
だけど、能力推移に関しては前期(半年間)に「この能力をこうやってあげていきたいと目標を伝え、それに対して今期どうだったか」その結果を経緯含めて伝える(プレゼンする)ので自分の伝え方によって評価が左右される。


受け身で謙虚になり過ぎてしまうと、過小評価になり昇給幅も狭くなってしまう。
かといって、大袈裟に伝えすぎると客観性がないと判断されてしまう。



なんて、わかったように言っている私ですが・・・



実は、そんな人事考課で一度大失敗を犯している!!

3年目に差し掛かる手前、営業数字が上がり、それに伴って新卒採用のリクルーターも声がかかり仕事としては順調に思われていた頃の人事考課。



マネージャーから「最近どう?」と質問が振られた直後、


わたしは、オフィスの端っこにある個室面談室にて大泣きしたのだ。



急に泣かれて内心戸惑っているだろうマネージャーを横目に、

「数字は上がっているのに数をこなしているようでクライアントにちゃんと向き合えていない。仕事が多くてしんどい。もうなんのために仕事をしているかわからない、もう無理です」

と馬鹿正直に伝えてしまった。


わかる、今でもあの状況を思い出すと言ってしまいたくなるその気持ちわかる。

でもぜっっっったいに今じゃなかった。
言ってはいけなかった。


だって、そのときのマネージャーの表情をよく覚えてる。


・・・・・めっちゃ苦笑いだった。


だって、評価に対して正当かどうかお互い納得するまで話し合う場だし、人の泣き言聞く時間じゃない。


ただ、なにか配慮してあげなければと思ってくれたのだろう。


マネージャーの計らいによって、平日週5日のうち1日だけ転職面談を入れなくてもいい曜日を作っていいよと言ってくれた。
が、そんなもので変わるはずがない。


だけど、まだペーペーのわたしがそんなこと言えるはずもない。


いろいろ諦めてその提案を受け入れたところ、売上評価はついているものの能力推移の評価は落ちていた。
後日、マネージャーからは面談を取れるのが週4日と1日みんなより少ないので、他の社員との平等性を鑑みて能力推移を落としたと説明があった。



あー、本当にばかばかばか。
言わなきゃよかった。
せっかく売り上げは上がっているのに、給与は変わらないなんて・・・


でもこれはマネージャーが悪かったわけではない。
自分の失態。
その場がどういう機会だったのか、どういう立場の方と話すのか、理解が及んでいなかった、TPOを考えていなかったわたしの失態。



でも、その経験があったからこそ、
「人事考課は自分のプレゼン場所である」ということを学んだ。


上司からしても、半年に1回きりの評価を付ける場で社員から何も良い成長が見られなければ評価もつけようがない。
日本人は謙遜や遠慮、謙虚が美徳のような風潮ではあるけれど、「評価されている」という受け身な姿勢ではなくて、自分のしてきたことはしっかり伝えるべき。


そうじゃなきゃ、自分のやってきたことは誰が認めてくれるのか。
自分の頑張りはちゃんと自分の言葉で伝えなきゃ伝わらない。


上司も人間なので、向上心がある社員や、次頑張る目標を具体的に自発的に考えることができる人を評価したい、期待したいと考えるので多少期待評価も入る。


そうやって、基本的には人事考課は「自ら仕掛けに行くことが大事だ」という思考を会社員時代に教わった。


彼女は、まさしく「評価されている側」だという認識が強くて、経理をする上でも自分なりに業務効率だったり他の社員と連携しやすいように取り組んで来たのに、上司に伝えても意味がないし、評価は変わらないだろうと思って言わなかったと言っていた。


まずは、どのように評価基準を決めているのかを聞いてみること、簿記やFPなどの資格も手当の対象に当てはまるのであれば自分だけでなく他の社員もモチベーションが上がり、結果的に全体の仕事の質も良くなると思うということを伝えることが決まった。


経理も人数が少ないからこそ、1人退職すると会社側も求人を出さないといけない。よほど有名な会社であれば人はすぐ集まるかもしれないが、求人広告など費用のかかるものに投資をしないといけないし、採用できるまで時間がかかるかもしれない。

そう思ったら彼女を引き止めるだろうし、提案も通りやすくなるかもしれない。


彼女は彼女でやりたいことはあったとのことなので、自分の人生に後悔ないように生きるのであれば、新卒時代から5年が経っているので求人内容が変わっている可能性もあるし、その当時から気になっている企業の求人はこまめにチェックしながら、今できることも並行して動いていくと良いのでは?と伝えた。



伝えなければ現状維持だけど、伝えてみることで変わることもある。

どうなるかはわからないけど、まずは4月が次の人事考課だそうなので心の中で「頑張れ〜〜!」とエールを送る!


現状を維持するか、戦ってみるか、
みなさんだったらどうしますか?

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