世界に一つのカメラ 創造力と好きが溢れていた子供からのプレゼント
私は毎年ひそかに楽しみにしているイベントがあります。
それはわたしの誕生日。
理由は歳を重なること…ではもちろんなく
子供からのサプライズプレゼントという楽しみがあるからです。
ちなみにこれはおととしのこと↓↓
そろそろそんな時期
今年も、私の誕生日の数週間前から始まる子供たちの明らかな怪しい行動。
娘(中1)と息子(小2)がひそひそ、コソコソと話しています。なにかを始めています。
一応隠しているつもりだろうけど、私のよく見える範囲。それがまたかわいい。
私も気づかないふりをして楽しみます。
たまに、思ったように動かない弟に、中心となる娘がイライラしているのを見かけて、「あぁやっているなー」と横目で見ています。
とはいっても、今年は娘も中学にあがって、毎日、遊びに勉強に忙しそう。
あまり準備している様子も見かけません。
そんなこんなで私も忘れかけていて
「そういえば明日誕生日だー」
と私がぼやりとつぶやくと
息子が、
「じゅんびできた?」
って。
「なにが」って聞くと
「41さいになるじゅんび」
そうか、なんか嫌だなーっていう気持ちだけが先行して、なにもしてないな。
小2に言われて人生について考えるも、土曜日のその日は、午前に息子、午後に娘の参観会で一日行ったり来たり。
疲れたので、眠気に負け、いつもより早めに就寝…
そんな平凡な誕生日イブが過ぎていきます。
冷蔵庫で見つけたものは
朝、起きて、「あ、私、誕生日か」と思いながらも変わらない朝の支度を始めていました。
夫が朝から遊びに出かけるので、日曜日に関わらず早々に朝ごはんの準備。
味噌汁作らなきゃーと冷蔵庫を開けると、
「んん??」
見かけたことがあるようなケーキの箱が。
乱れた冷蔵庫内にぎゅうぎゅうに詰め込んであります。

いつ買ってきた?って不思議に思うも、そういえばこれ、昨日子供部屋に転がっていたわーって思い出すと笑えてきます。
きっとこの中に何かが入っているんだろうな。
でも、開けると想定外のものが。
ドーンとかわいい手作りのケーキ(食べられない)が。

しかもよく見たら粘土でイチゴと「41(歳)」が飾ってあり、なかなか上手にできています。
娘が作ってくれたに違いありません。
へーすごいー!と思って持ち上げてみたら、バラっと中から何かが落ちてきました。
私の好きなブラックサンダーとポッチャッコがついたお菓子。
子供たちよ、私の好きなものがよくわかっている。スバラシイ。
そして、底には、小2の息子が書いたメッセージが。
この成長過程の字が好きです。

朝、お礼を伝えるとニコニコと笑顔で返してくれる子供たち。
〇〇ゾンからのおくりもの
そんなこんなでバタバタと午前中を過ごしていると、プレゼントの恩も忘れ、私がプンプンしているところに宅急便が来たのが見えました。
そのタイミングで外に遊びに出ていく子供たちに、荷物の受け取りもお願いします。
しばらくすると、玄関のチャイムが鳴りました。
「あれ、受け取ってくれたんじゃないの?」と出ると、
自転車に乗った子供たちが玄関前に。
「〇〇(子の名前)ゾンからお届けものです。」
と満面の笑みで待ち構えています。
そこで渡された荷物が…

Amazon…ではなさそう?と思ってよく見ると
手作り感満載の箱。
手書きの字で貼り合わせてあったのが
「FUJIFISH」
箱の側面には
シルバー&ブラック
1名様限定デザイン
HAPPYBIRTHDAY
FUJIFISH X100V mitainamono

FUJIFISH?
X100 ミタイナモノ??
開けてみると

箱にきれいに収められたカメラが!
一瞬なにがなんだかよくわからなかったのですが、よく見たら手作り感満載のカメラ。
これはすごい!
そういえば、これ、思い当たる節があります。
思い返せば数週間前のこと
娘に
「お母さんが欲しいものは?」
と聞かれたときに
私「カメラ。30万円くらいする(笑)」
とリアルに欲しいものを答えていました。
そのとき伝えたのは、FUJIFILMのX100Vi。

そのあと、娘がそのカメラを調べて
「高いね~買えないわ」
と言いながらニヤついていました。そのときから娘の頭の中では、創作は始まっていたのでしょう。
この発想力に思わず微笑んでしまいます。
これはどう見ても娘のアイディア。
レンズ部分など工夫して作られています。
ところどころ雑なのも娘のかんじ。
(正確には、欲しいっていったものはX100ViだけどX100Vだったという細かいことはいいとして)
そして同封されていた取り扱い説明書には
でんげんのいれかた
↓
がめんからみて左がわのふたをあける
そして
ギューのしかた
↓
手をひらき[娘の名]または[息子の名]をつつみこむ

子供たちがよく寝る前やさみしいときにしたがる「ぎゅー」のハグの方法が書いてありました。
おもしろい。
そして、なんだか涙が出そう。お母さん、不覚にも泣いちゃうじゃん。
指示通り、左側のふたを開けると、紙やらバラバラと出てきました。
お手紙とカメラの画面用のカードなど、そしてポッチャッコのコンタクトケースが入っていました。

お手紙も、小2の息子はまじめに書いてあって、中1娘はちょっとテキトーでした。ちょっとの照れと、もう母に言うことがなくなったんだろうなと想像できます。
カメラのモニター画面用のカードを入れると、かわいいものが映ります。


とにかく私の想像の上をいくプレゼントに思わず胸が熱くなります。
取り扱い説明書通り、子供たちに「ギュー」でお礼を伝えました。
これで写真は撮れないけれど、私の心には子供たちの笑顔とやさしい気持ちが色濃く残りました。
世界に一つだけ
そのあと、娘が
「ケーキだけでちょっと少ないって思ったでしょう?」
私、
「たしかに、言われればいつもよりは少なかったけど、十分すごかったからこれ以上あるとは思わなかったよ。」
そうそう、ケーキだけでもうれしかったのに、思いもよらずもう一個届いたのでした。
2段階のサプライズに今年も楽しませてもらいました。
娘が
「どれが一番うれしかった?ポッチャッコのコンタクトケースでしょ?
これは見つけたときにいつかお母さんに買おうって思ったんだー。」
って嬉しそうに教えてくれました。
母の好きそうなものを見つけ、自分のお金で買ってくれることはもちろんうれしかったです。
去年までは、作ったり持っているものからで、たぶん購入品は初めてだったので、それはそれで成長を感じました。
しかも私の好きなポッチャッコでなおさらです。”娘が選んで買ってくれたもの”として大切なものになります。
それでもこのコンタクトケースとしては、お金を出せばまた買えます。
でも、このカメラとケーキは世界に一つだけ。
お金を払っても手に入りません。払って作ってもらったとしても、価値が全く違います。
娘や息子が、私の好きなものを考えながら作ってくれたことがうれしくてたまりません。
(たぶんたまに、母やきょうだいにイライラして「作るのやめる!」って思ったことも何度もあったかもですが)
ワクワク楽しんで作ってくれていたなら、さらにうれしいです。
息子のお手紙も、「おかあさんがいろいろやってるから、ぼくもいろいろがんばる」的なメッセージで、こんなふうに見えてるんだなーって思いながら、素直な手紙に微笑ましくなりました。
わたしの好きなもの
カメラ
魔女の宅急便のジジ
ポッチャッコ
ブラックサンダー
子供からのアイディアいっぱいのプレゼント
子供たちの字と絵
やさしさ
プレゼントには、私の好きなものにあふれていました。
今年もたくさんありがとう。
私は、子供たちからすてきなギフトをもらいました。
と同時に、
あぁ、私は子供に何ができているんだろう?
子供たちになにかプラスなことがギブできているのかな?
なんだか、毎日、言いすぎたーとか、また不機嫌丸出しにしちゃったとか、毎晩反省会ばかり。
子供たちからもらったたくさんの”スキ”から、自分をみつめなおす41歳初日でした。
そうやって、子供たちのやさしい心が気づかせてくれました。

このFUJIFISHのファインダーからのぞけば、きっと、私のガチガチな価値観をとっぱらった、純粋な世界が見える気がします。
このカメラ越しに見る世界は、きっともっとすばらしく見えるはず。
相手思いのやさしい心で見えるはず。
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