退職、パニック障害、そして再出発 専業主婦が選んだ“準備の一年”のはじまり
昨年8月に退職して、早半年。
パニック障害と向き合いながら、専業主婦になりました。
そして今、私は“準備の一年”を始めようとしています。
10年間看護師として働き続けてきた私にとって「家にいる」という生活は、想像以上に窮屈でした。子どもはもちろん可愛い。でも、2人きりでずっと家にいる毎日は、正直しんどかった。
自分の居場所が急になくなったような感覚。
どう向き合えばいいのか、分からない日々でした。
ですが、今は退職してよかったと思えています。
育児と仕事の両立。
子どもが体調を崩したときのプレッシャー。
そして、産後再発したパニック障害。
このまま働き続けるのは、私には完璧無理な条件でした。
今は我が子の成長をそばで見守りながら、この時間は自分の回復のためにあるのだと思っています。
料理も整理整頓も、得意ではありません。
とはいえ、専門学校時代から一人暮らしも長く、それなりに自立してきました。看護師の性分なのか、目につけばあれをやりこれもやり…もしかしたら専業主婦の素質はあるのかもしれません。
ただ、問題は“休めないこと”。
私はオンとオフの切り替えが苦手で、気づけば疲労やストレスを溜めている。パニック障害が「今、無理してるよ」と教えてくれているのかもしれません…そう考えれば、納得です。
今は、ちゃんと休む練習をする時期でもあるのだと思っています。
それでも時々、考えてしまう。
専業主婦はフリーランスに近いのか。
それとも、株式会社「夫」に属する一社員なのでしょうか。
こんなことを書いて叩かれないかちょっと怖いですが、本音を言うと、生産性や対価が見えない状態に、私はこのままでいいのだろうかと、不安になる瞬間があります。
働く人も、専業主婦も、ワーママも、みんな大変。優劣なんてない。
しかしどうしても「お金」という現実だけは、静かに重くのしかかってくるのです。
看護師として10年働いてきたのに、誇れるほどの貯金はありません。
退職して収入はゼロ。
減っていく貯蓄。
ついに夫にお願いする形になりました。
正直、悔しかった。
「自分のお金は自分で稼ぐ」
それが、私の小さなプライドだったからです。
そんな私に、夫はこう言いました。
「何言ってるの?夫婦だよ。
今は体を整えるのが仕事。
家を守ってくれているから、俺は働けるんだよ。」
小さなプライドで強がっていた自分に、恥ずかしくなりました。
「今は体を整えるのが仕事」
夫の言葉に救われて、今の形があります。
正看護師という資格も、かつては私を縛る存在でした。
他の仕事もしてみたい。
でも、せっかく取った資格がある。
選択肢が広いようで、実際は狭い。
そんなネガティブな時期もありました。
しかし、今は違います。
10年続けてきた看護師経験は、家族を守るための“安心材料”だと思えるようになりました。
もし夫に何かあっても、派遣でも何でも働ける。
大学病院、専門病院、クリニック、ER。
経験してきた場所は、私の財産です。
資格は私を縛るものではなく、「いつでも立ち上がれる保険」だったのだと気づきました。
ちょっとだけ話はそれますが、全国には潜在看護師(資格を持ちながら臨床で働いていない看護師)が大勢いると聞きます。
子育てや体調、家庭の事情。
理由はさまざま。
もっとそれぞれの状況に合った働き方を、安心して選べる社会になればいいのに。
それはきっと、私自身の願いでもあります。
そして、今。
私は1歳半の子どもが3歳になるまでは、専業主婦を続けるつもりです。
でもその時間を、ただ“待つ時間”にはしたくない。
この時間で、新しい資格に挑戦することにしました。

キャリカレさんに今回もお世話になります✏︎
それは、メンタル心理カウンセラーです。
パニック障害を経験し「心」に向き合うことの大切さを知りました。
看護師時代、もっと患者さんの心に寄り添えたかもしれない――
そんな後悔した場面が、沢山あります。
だから今度は、ちゃんと学びたい。
この資格は民間資格で、就職に強いものではありません。でも、私にとっては「肩書き」よりも「学び」が目的。
2026年の1年間を通して、ゆっくり勉強する。
自分を整えながら、いつか誰かの支えになれるように。
現代は、AIを使えば多くの答えにすぐ辿り着ける時代です。
AIは確かに賢い。けれど万能ではない。
たまに人間と同じで、間違った情報の場合もある。
AIは便利だけど、責任は取ってくれない。
だからこそ求められるのは、専門性や経験からにじみ出る説得力なのではないかと思うのです。
資格はただの肩書きではなく、時間をかけて学び、深めてきた証。小さな名刺のような存在。
もし将来これを仕事の一部にするなら、
「この人の言葉なら信頼できる」
そう思っていただけるものを届けたい。
そのために、この一年は焦らず、丁寧に学び続けようと思っています。
将来の働き方は、今のところ2つ考えています。
① 看護師として時短・パート復帰
② note発信や相談業でのフリーランス活動
どちらも、自分の経験値を活かしたいと考えているビジョンです。
実は最近、有難いことにnoteを通じて、一緒にお仕事をしませんか?というお話を頂けました。その方は私の記事を読んで、文章や人柄の魅力を伝えてくれたとともに、一緒に活動したいと声をかけて下さいました。
正直に大変嬉しく、そして自分の中のビジョンが動き出した瞬間でもありました。しかし、私はまだまだ回復の途中。本当に残念ではありましたが、今回はお断りしました。このご縁を大切に、これからもnoteで繋がっていたい、もっと発信していきたい、そう思える出会いでした。改めてお声がけ頂き、ありがとうございました。
そしてもうひとつ、心の中で密かに思っていることがあります。
それは――
精神科や心療内科で働いてみたい、という気持ち。
パニック障害を経験したからこそ、
“心の症状”がどれだけ本人を追い詰めるかを知りました。
身体のデータだけでは測れない苦しさ。
周囲に理解されにくい孤独。
もし現場に戻るなら、
今度は精神科や心療内科で、実際の看護を経験してみたい。
机上の学びだけで終わらせず、
実際の臨床で「心のケア」に向き合いたい。
それは、過去の自分への答え合わせでもあり、
未来の誰かへの準備でもあるのだと思います。
正看護師として10年。
臨床の現場で経験してきた、脳神経内科と内分泌代謝内科。
脳、自律神経、血糖コントロール。そして、自分自身のパニック障害。
振り返ると、すべてが一本の線でつながっている気がして、何かしらの縁を感じてしまいます。
パニック障害は、私を導いてくれるものなのかもしれません。
これからは
・正看護師
脳×自律神経×血糖コントロールの知識
・疲労回復インストラクター
体へのアプローチ
・メンタル心理カウンセラー(受講中)
心のケア
・熱中症対策アドバイザー
熱中症対策
これらを私の強みにできたらいいなと考えています。
この先の選択が、まだ正しいかどうかは分かりません。
でも今は、専業主婦という役割の中で
休むことを覚えながら回復し、
学びを積み重ねながら発信し、
また自分の足で立てるようになりたいのです。
そのためにも、止まらずに進んでいこうと思います。
次に立つ場所を、自分で選べるように。
きっとこの一年が、未来の私につながっていると信じています。
