小説の執筆で使っているアプリについて
noteのネタが切れてきたので、他人様の参考になるかはわかりませんが、小説の執筆環境について記事にしてみます。
原稿作成用のエディタ
原稿作成は Obsidian を使用しています。
Obsidian は Markdown 形式のノートアプリです。ローカルで動作し、個人利用であればほぼ無料で使えます。
Windows、Mac、Linux、iOS、Android で使えます。
PKM(Personal Knowledge Management)ツールとして使っている方も多いようです。
自分は単なるノートアプリとして使用しています。
Markdownエディタは数多くありますが、私が Obsidian を使用している理由は次のとおりです。
①WYSIWYGタイプのMarkdownエディタである。
自分はあとで加工するときに便利そうなので(EPUBにするなど)、Markdown形式で原稿を作成しています。
Markdownエディタには、プレビュー表示が別画面になっているものとWYSIWYGタイプ(書いている画面で整形される)のものがありますが、WYSIWYGタイプの方が画面効率が良くて好きです。
②画面を分割して複数ファイルを並べられる、かつ分割した各区割りにタブ表示で複数ファイルを開ける。
画面を分割し、片側で執筆、片側でプロット・設定を表示したり、旧バージョンの原稿を並べて参照したりしながら執筆できます。3分割でも4分割でもできますが(いくつまでできるかは知りません)、実用的かどうかはディスプレイのの広さ次第ですね。
自分の場合、2分割して左側を執筆用として使用し、右側に参照用データを開くことが多いです。左右のパネルを閉じて3分割で使うときもときどきあります。
分割した各区割りにタブで複数ファイルを開いておけるので、複数の参照データを切り替えるのも簡単です。
同じファイルを画面分割した各区画で開くことも出来ます。同一ファイルの別の場所を参照しながら書くこともよくあるので、自分にとっては必須の機能です。
③複数のPCで使う場合、クラウドストレージを使って作成データだけでなくプラグイン等も含めて環境を同期できる。
Obsidian は「保管庫(Vault)」というフォルダ単位でプラグイン等も含めた環境を構築します。
少なくとも Windows PC 同士なら、One Drive、Google Drive、Dropbox等のクラウドストレージに保管庫を設定すればプラグインや開いているファイル等も含めまとめて同期できます。
なお、Windows と Mac のように、プラットフォームが変わる場合も同様のことが可能かはわかりません。
また保管庫を変えれば使用プラグインや見た目をまったく変えられますし、複数のObsidianを起動して別々の保管庫を開くこともできます。
自分は小説用と普段使いのメモ用に別々の保管庫を作っています。
④ファイル操作ができる。
左サイドバーにファイルエクスプローラーを表示でき、フォルダの作成、ファイルの移動・コピーやファイル名の変更などを簡単にできます。
⑤便利なプラグインがある。
プラグインにはObsidianに同梱されるもの(コアプラグイン)と、ユーザー制作のプラグイン(コミュニティプラグイン)があります。使用プラグインが増えると起動が遅くなるので、必要なものだけオンにしています。
小説用の保管庫で使用しているプラグインは次のとおりです。
コアプラグイン
アウトライン
クイックスイッチャー
コマンドパレット
ファイルエクスプローラー
ファイルリカバリー
ブックマーク
ワードカウント
検索
コミュニティプラグイン
Better Word Count: 見出しにワード数を表示する。文字数表示はできないのが残念だがないよりはずっとよい。そのうち文字数表示に改造したい。
Japanese Novel Ruby: 青空文庫形式(カクヨム形式)のルビを入れるためのプラグイン。
Japanese Novel Tool: 全角スペースや改行の可視化のために使用。「」類のハイライト表示や縦書きプレビューなどもできる(が使っていない)。
Jisage -Japanese Indentation-: 行冒頭の字下げを使うために使用。
Outliner: 箇条書きの上下入れ替えなどでキーボードショートカットが使えるようになる。原稿作成には必要ないが、プロットや設定を書くときに便利。
Smart Composer: API経由で各種生成AIを使える。誤字・脱字・文法ミス等の校正で活躍。Google AI Studio で API Key を取得して使用している。Gemini flash を使っているが、簡易な校正用途なら無料枠の範囲内で十分使える。
原稿フォーマット
原稿はMarkdown形式で書いています。
使用する書式は次のとおりです。基本的に TALES のエディタにそのままコピペできるようにしていたのですが、TALES側のエディタの変更により、そのまま貼り付けると、空行が削除されるようになってしまいました。サポートに報告したのですが修正は難しいようです(理由は不明)。他のエディタを試したところ、VSCode からのコピペだと回避できるようなので、コピペのときだけ VSCode を使っています。
改行はダブルスペースではなく普通の改行。
見出しは レベル1(「#」 )を作品タイトル、レベル2(「##」)を章タイトル、レベル3(「###」)をエピソードタイトルとして使用。なお、この部分は TALES にはコピペしない(できない)。
以下はMarkdown形式とは関係ないですが使用している書式になります。
ルビや傍点はカクヨム形式(漢字、《《傍点》》)。TALESでもそのまま使える。ちなみに note は傍点書式には対応していない。
横書きの場合、いわゆる形式段落ごとに空行が入った方が読みやすいように思うので、形式段落で空行を入れている。シーン間は3行空け。好みの問題なので、形式段落では空行を入れず、シーンごとに空行を入れるのでも良いとは思う。
