図面が決まったらまずチェックすること
ざっくりですが、仮のプランを用意しました。
(法規的なこと、構造などは考慮してませんのでご了承ください。)
これを元に、これから実務でどんなことをしてるか少しずつお話していきたいと思います。



契約後、図面が確定したらインテリアコーディネーターの登場です。
図面が私の手元に届いたら、まず確認することがあります。
⚫︎立面図と平面図の窓の位置・サイズ・種類
稀に違うことがあります。
⚫︎給湯器の設置位置
だいたいお風呂の近くの境界ギリギリの狭いところだったりするので、本当に設置できるのか?搬入できるのか?を確認します。
⚫︎エアコンと室外機の設置位置
以外と一番苦戦するのがコレです。実は自由設計となると、エアコンと室外機の存在を忘れられていることが多いです。
室外機玄関の横にしか置けない!下屋の丸見えのところにしか置けない!ということが発生します。
⚫︎駐車スペースの確認
お客様が現在乗っている車のサイズと乗り降りのスペースについて。また、将来乗るかもしれない車のサイズ感を確認しておきます。
細かく言うと他にもたくさん確認事項はありますが、主に建物の配置と確認申請図面に関係してくることをまず先に確認します。
設計士が設計してるのに、どうしてそんなこと確認するの?とお思いですよね。
規格住宅にはちゃんと意味がある
そもそも大手ハウスメーカーやそれなりの大手ビルダーさん、フランチャイズのプランはある程度制約(ルール)があります。
何も知らない頃の私は、どこも似たようなプランばっかりで面白くないし、かっこよくないなぁって斜めに見ていました。でもそこに行き着く理由があること、実はとても緻密に考えられていることが今ならわかります。
複雑なことや極力問題が起きないようなプランにしているのにはちゃんと理由があるんだと。
規格に近いルールに則ってプランすれば上記のこともカバーしやすく、法規的なことや構造的なことも考慮されているからです。
そもそも、限られた人数の設計士が全てのお客様と1からプランしていくには物理的にも限界があるんですね。だから営業でも対応できる規格住宅を作り、外観や内観がそれなりに良い仕上がりになるように選別もされています。
それでも土地の形状によって見直しが必要だったり、変更するとその綿密な計画が崩れるのでうまくいかないことが出てきます。後のフォローや細かな調整も誰がするのか責任が曖昧になりがちなところです。
それは自由設計の場合も同じです。(それだけ住宅というのは複雑。)だから、インテリアコーディネーターの立場であっても二重三重の意味で確認しています。
ただ、設計士がしっかり同席して親身に対応してくれるところもあるので、そういった場合は問題も少ないと思います。
会社のシステムだったり、設計事務所であっても個人の考え方だったりにかなり左右されるので、誰が悪いとか、どこの部署が悪いとかいう単純なことでもなく、建築業界あるあるで…とても複雑で説明しにくいところです。。
インテリアコーディネーターという立場
インテリアコーディネーターはお客様と始めから打ち合わせをしていないので、わからないことも多く、確認のためとはいえ今更ヒアリングをすると決まった話をほじくり返してしまうことになりかねません。
だから会社によっては余計なことは話すなという圧力?がかかります。そもそも打ち合わせは4回まで、と決めているところもあって、そんな時は私は割り切って貝にならざるを得ません(><)
会社は運営していくにあたって、私の個人的な思いなんて考慮しないのは当然だし、だから私は葛藤するんです。笑
そりゃあ言われたことだけでいいのであれば、正直楽です。でも私は自分の仕事の責任として、お客様に聞くべきことは聞きたい。今私が聞くことで防げる問題や、良くなることがあれば行うべきだと思い、できる範囲で業務を遂行してきました。
それを認めてくれる営業さんもいて、よりよい家づくりがしたいと一緒になって、綿密にお客様と打ち合わせができるときもあります。
そうなんです。インテリアコーディネーターって会社の考え方や営業担当者よって、かなりやり方が左右されます。
ちなみに大手ハウスメーカーは、はっきり業務が区別されてるので、インテリアコーディネーターは上記の確認などはまずしないと思います。(というか責任の所在を明確に分けてるだろうから、してはいけないという感じ。たぶん。)
内装、家具、カーテンなどの提案力がプロフェッショナルだと思いますので、そちらの方が興味がある方はハウスメーカーに勤められた方がいいのかもしれません。
私のいうインテリアコーディネーターは地元工務店の何でも屋に近いです(^_^;)
本当に全然仕事内容が違うのでご注意を。。
(※記事内容はあくまで個人の経験、見解です。ご了承くださいませ。)
