音読 『感受体のおどり』 第147番
第147番を音読します。
おとなたちはいそがしくはたらいていた. (以下は略)
第147番: がっこう(おとなたち・小児たち・私)
え? 場所が「がっこう」であるとしたら、主人公の「私」も「小児たち」の中に含まれるのでは? と、思われるかもしれません。
しかし、「私」以外の小児たちは、大人たちをまねて「いそがしくまなんでいた.(本文より)」のです。
noteを書く私自身は、まったくそのとおりの「小児たち」のひとりでした。せっせと何かをしている見かけをとって「役だちあっているらしい(本文より)」様子をしていれば、大人たちは何も言わないで、「いい子」と扱ってくれるから楽でした。
がっかりしています。今だって、そうして虚ろのトンネルを掘り進めている最中かもしれません。
単行本で十四行だけの、第147番。周囲の「おとな」「小児」は、忙しいだけの「のっぺらぼう」に感じられます。
子ども時代を客観的に見られる年代になった「私」が、自分の在り方を守るために刃のように研ぎ澄ました、凶器のような断章を音読すると、どんどん語気が強まってきます。
みなとおなじにするほかないのだ,すなおに,早く,
漢字は
裁(さば)く 簡明(かんめい) 否(いな)んだ
怠惰(たいだ)
など。
