【建設業のリアル】なぜ「資格」が会社の武器になるのか?経営と市場価値を高める「建設業経理士」という選択
野々山昌峰です。
私は愛知県で建設業を営み、地域のインフラづくりに携わっています。
また、SNSを通して業界の魅力を発信し、
建設業の新しい『4K』
「給与が良い」
「休暇が取れる」
「希望が持てる」
「かっこいい」
を実現できる業界を目指して活動しています。
さて、本日のテーマですが、
「建設業は資格があると有利」についてです。
「資格取得って、勉強も大変だし自分のためだけに取るものじゃないの?」
そう思われがちですが、実は建設業界における資格は、
個人のスキルアップだけでなく
「会社の評価や業績」
に直結する大きな資産になります。
今回は、先日私自身が対応していた
「経営事項審査(以後、経審)」の話題も交えながら、
建設業における資格の重要性や、
今私が注目・チャレンジしようとしている
「建設業経理士」
についてお話しします。
1. 建設業における資格は「会社の資産」そのもの
建設業界は、他の業界と比べても
「社員が持っている資格の数や種類が、
ダイレクトに会社の信用と規模に影響する」
という非常にユニークで面白い特徴を持っています。
その最たる理由が、公共工事の入札などに必須となる
「経審」の存在です。
経営事項審査(経審)とは?
国や地方自治体などの公共工事を発注者から直接請け負う際、
建設業者が必ず受けなければならない客観的な評価審査のことです。
ここでは、以下のような項目が数値化・点数評価されます。
会社の経営規模・財務状況
技術力(資格保有者の人数など)
社会性(社会保険の加入状況や防災活動など)
この中で特に大きな割合を占める「技術力」などの評価点において、
「1級施工管理技士」や「一級建築士」
といった資格保有者が社内に何人いるかが
加点対象になります。
有資格者が増えて評点(点数)が上がれば上がるほど、
会社はより大規模で金額の大きい工事の入札に参加できるようになります。
つまり、
「社員1人ひとりの資格や経験が、
そのまま会社の強みや受注機会(資産)に直結する」
のです。
2. 意外と知られていない「建設業経理士」の凄さ
技術系の資格(施工管理技士など)が重視されるのは
想像しやすいと思いますが、
実は「事務・経理系」の資格でも、
経審の加点対象となる非常に強力な資格があります。
それが「建設業経理士」です。
建設業経理士とは?
建設業に特化した会計・経理の知識や実務能力を証明する資格です。
一般的な日商簿記などと異なり、
建設業独特の「未成工事支出金」や「完成工事高」といった
専門的な勘定科目の処理、原価計算の深い知識が求められます。
そして最大のメリットは、
「建設業経理士2級以上」を保有していると、
経審の評価点で加点対象になる
という点です。
「経理の資格が、工事受注のための会社の点数になる」
というのは、非常に大きな利点です。
会社にとっても喉から手が出るほど欲しい人材になりますし、
個人にとっても自身の市場価値を大きく跳ね上げる武器になります。
「資格勉強は大変だから嫌だな…」
と遠ざけてしまうのは本当にもったいないことです。
自分の価値を高めながら会社の力にもなれる、非常にコスパと価値の高い資格だと感じています。
3. なぜ建設業で「お金(経理)の知識」が必須なのか?
「現場に出る人間や経営者には、
経理の細かい知識なんて必要ないのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、実務の現場であればあるほど、
お金の流れを理解しているかどうかが勝敗を分けます。
建設工事は、1つのプロジェクトで動く金額が非常に大きく、
施工期間も長期間に及びます。
材料費にいくらかかったか
外注費(協力会社への支払)はいくらか
人件費や現場経理費はどれくらい発生しているか
これらをリアルタイムで正確に把握し、
「最終的にこの工事でいくら利益が残ったのか」
を計算・判断できなければ、
どんなに素晴らしい建物を造っても会社経営は成り立ちません。
現場監督や経営陣が貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)、
そして原価計算の仕組みを理解しておくことは、
正しい経営判断・現場判断を下すために欠かせない必須スキルなのです。
だからこそ、経理担当者はもちろんのこと、
現場のリーダーや経営に関わる人間にとっても、
建設業経理士の学びは無駄になることが一切ありません。
4. 私自身も「建設業経理士1級」にチャレンジします!
私自身は「一級建築士」の資格を保有しているため、
技術面での加点要素は既に会社に貢献できています。
しかし、普段から会社の財務やB/S・P/Lを勉強していく中で、
「自分自身ももっと建設業会計を体系的にマスターしたい」
という思いが強くなりました。
実は私は元々、日商簿記3級を所持しており、
過去には簿記2級(工業簿記を含む)の合格を
目指して勉強していた経験があります。
「これはせっかくだし、自分も挑戦してみる価値があるんじゃないか!」
そう思い立ち、私自身も
「建設業経理士1級」の試験に
チャレンジしてみることにしました!
もちろん、
まずは社員や経理担当者にも取得をおすすめしたい資格ですが、
トップである私自身が背中を見せ、
学び続ける姿勢を示すことが何より大切だと考えています。
5. 【野々山流】最短で結果を出す資格勉強法「アウトプット先行型」
最後に、私が資格試験に挑む際に実践している勉強法をご紹介します。
テキストを1ページ目からじっくり読んで
理解してから問題を解こうとすると、
途中で挫折したり時間がかかりすぎたりしがちです。
そこでオススメなのが
「問題集・過去問から入る(アウトプット先行型)」
のアプローチです。
具体的な勉強の手順
まず問題集や過去問を開いて眺めてみる(最初は解けなくて当たり前!)
解説を読み、分からない部分だけテキストに戻って確認する
出題パターンと「問われ方」の全体像を先に把握する
再び問題を解き、解説を読んで理解を深める
試験には必ず「出題の傾向やパターン」が存在します。
先に問題を見ることで
「どこが重要なのか」
「どんな形で問われるのか」
のアンテナが立つため、
テキストを読む際の吸収率が格段に上がります。
このアウトプット先行のサイクルを回すのが、
最も記憶に定着しやすく効率的な学習法です。
私もすでにテキストと問題集を購入しました。
試験まではまだ半年以上の期間がありますので、
問題集を中心にコツコツと進めていきたいと思います!
まとめ
本日ののポイントを振り返ります。
建設業の資格は社員個人の武器になるだけでなく「会社の資産」になる
建設業経理士(2級以上)は、経審の加点対象となる非常に有利な資格
原価や利益を正確に把握する経理知識は、建設業で働くすべての人に役立つ
勉強は「問題集・過去問」から入るアウトプット先行型が最短ルート
「自分には関係ないかな」と思っている資格でも、
一歩踏み込んで勉強してみることで、
今まで見えていなかったビジネスの仕組みや新しい景色が見えてきます。
皆さんもぜひ、自分自身の価値を高める新しい学びや資格に
チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは本日も、ご安全に!
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