2026年上半期、結局この2冊に戻ってきた
先日、ある方から、こんな声をかけていただいた。
「林田さんが前の記事で紹介していた本、読み始めたんです」
その言葉を聞いた瞬間、なんだかじんわりとうれしくなった。
僕が書いた記事を読んで共感してくださり、
実際に本を手に取るという行動に移してくれた人がいる。
少しでも誰かの役に立てたら。
そんな思いで記事を書いているので、
こうした声を聞けるのは本当にありがたいこと。感謝です。
7月に入り、2026年も折り返しを迎えた。
ちょうどよい機会なので、
この上半期に僕が読んだ本を振り返ってみようと思う。
Kindle Unlimitedに入っていることもあり、新刊や話題の本、
ふと気になった本など、上半期もさまざまな本を読んだ。
けれど、「何度も繰り返し読んだ本は何か」と考えてみると、
結局、戻ってきたのはこの2冊だった。
結局、この2冊に戻ってくる
Kindle Unlimitedに入っていることもあり、
僕は比較的、本を読む方だと思う。
新刊や話題の本、ふと気になった本があれば、まずは読んでみる。
この上半期も、さまざまな本を読んだ。
けれど、「何度も繰り返し読んだ本は何か」と聞かれたら、
答えは圧倒的にこの2冊になる。
『完訳 7つの習慣』
『THINK AND GROW RICH 巨富を築く思考法』
ほかの本を読んでいても、
「あ、これは『7つの習慣』でいう、あの話だな」
「『THINK AND GROW RICH』でいうと、これに近いな」
と、結局この2冊に戻ってくる。
僕にとっては、単に好きな本というだけではない。
考え方の原点であり、人生の核になっている本。
そう表現するのが、一番しっくりくるのかもしれない。
僕が本を読むうえで大切にしているのは、
そこに書かれていることを、実際の生活にどう生かすかということだ。
本のタイトルや目次を知ること、内容を説明できるようになることも、
もちろん学びの一つだと思う。
けれど、僕はそれだけで終わらせたくない。
本から受け取った考え方を、自分の日常にどう落とし込むのか。
仕事や家族との関係、そして日々の選択を、どう変えていくのか。
僕の中で本を読む目的は、ただ知識を増やすことだけではなく、
学んだことを実践し、自分の生き方に少しずつ反映させていくことにある。
ずっと大切にしてきたのは、そこだった。
今回は、この2冊から学び、
実践していることのほんの一部を紹介してみたい。
『完訳 7つの習慣』
まず一冊目は、スティーブン・R・コヴィー博士の『完訳 7つの習慣』。
あまりにも有名な本なので、読んだことがある方や、タイトルを聞いたことがある方も多いと思う。
この本で紹介されている「7つの習慣」は、次の通りだ。
第1の習慣:主体的である
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
第3の習慣:最優先事項を優先する
第4の習慣:Win-Winを考える
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣:シナジーを創り出す
第7の習慣:刃を研ぐ
仕事や人間関係、人生における選択など、
さまざまな場面に生かせる考え方が詰まっている。
僕自身も、読むたびに、
「今の自分は主体的に選択できているだろうか」
「本当に大切なことを優先できているだろうか」
と、自分の行動を振り返るきっかけをもらっている。
最近、周りの方から、
「林田さんって、ご夫婦仲がいいですよね」
と言っていただくことが増えた。
もちろん、妻とは、いつも意見が一致しているわけでも、
まったく衝突がないわけでもない。
それでも、夫婦としてどのような関係を築いていきたいのかを考え、
日々の中で意識していることがある。
そこで今回は、この『7つの習慣』を、
僕が夫婦関係の中でどのように捉え、実践しているのかを書いてみたい。
主体性と、感情の扱い方
――第1の習慣「主体的である」
どれだけ夫婦仲が良くても、妻の言葉や行動に、
思わずイラッとする瞬間がまったくないわけではない。
感情が生まれること自体は、自然なことだと思う。
そこで僕が大切にしているのは、その感情や、その後の自分の言動を、
すべて相手のせいにしないことだ。
僕は「自分が源である」という考え方を大切にしている。
これは、「まず自分が変わり、周囲に影響を与えよう」というもの。
相手の言葉や行動を変えることはできなくても、
それをどう受け止め、
どんな言葉を返し、
どのように行動するかは、
自分で選ぶことができるということだ。
イラッとしたときほど、
感情のままに言葉を返すのではなく、いったん立ち止まる。
そして、相手を変えようとするよりも、
まずは自分が直接コントロールできることに意識を向ける。
自分自身の解釈や言葉、行動は、100%自分でコントロールできる。
自分の感情を否定するのではなく、
その感情をどう扱い、次にどんな選択をするのか。
夫婦関係における「主体的である」とは、
僕にとって、そういうことなのだと捉えている。
どんな夫婦になりたいかを思い描く
――第2・第3の習慣
我が家では、週に一度、妻と二人で出かける時間を取っている。
買い物に行くこともあれば、近くのお店でお茶をすることもある。
この話を周りの方にすると、意外と驚かれることが多い。
「今から帰る」「今日は〇時になる」といった業務連絡に近い対話を、
夫婦の会話とは僕らは呼ばない。
もちろん、そうした連絡も生活には必要だ。
けれど、それとは別に、
その日にあったことや感じたことを話したり、
同じものを見ながら感想を伝え合ったり、
お互いの考え方に触れたりする時間を大切にしている。
何か特別なことをする必要はない。
二人だけでゆっくり過ごし、
パートナーが今何を感じ、何を考えているのかを知る。
僕たちにとっては、
それが夫婦の関係を育てる大切な時間になっている。
だからこそ、
どれだけ忙しくても、この時間は意識的に先に確保する。
時間が余ったら妻との時間を取るのではなく、
まず大切な人との時間を予定に入れ、
そのうえでほかの予定を組み立てていく。
家庭の中に安心できる空気があれば、
それは夫婦だけでなく、子どもにも伝わっていくと思う。
そして僕自身にとっても、
「また家に帰りたい」と思える場所になる。
どんな夫婦になりたいのか。
どんな家庭を築いていきたいのか。
その姿を先に思い描いているからこそ、
今、何を優先するべきかが見えてくる。
僕にとって、
第2の習慣と第3の習慣は、
ビジョンを描くことと、
そのビジョンに沿って大切な時間を先に確保すること。
その二つがセットになって、日々の中で機能している。
違いを、衝突ではなく可能性に変える
――第4・第5・第6の習慣
どれだけ近い夫婦でも、もともとは異なる人生を歩んできた二人だ。
育ってきた環境も、経験してきたことも、大切にしている価値観も、
すべてが同じということはない。
だから、意見や考え方の違いが出てくるのは、自然なことだと思う。
僕たちが大切にしているのは、
どちらか一方が我慢したり、
相手に合わせて折れたりすることではない。
かといって、自分の意見を押し通すことでもない。
二人が納得できる「第三の案」を、一緒に探すことだ。
そのために、まず意識しているのは、
自分の考えを伝える前に、相手の話を最後まで聞くこと。
「どうしてそう思ったのか」
「何を大切にしているのか」
相手の言葉の背景まで理解しようとする。
そのうえで、
「なるほど。そういう考え方もあるね」
「僕はこう思っているけれど、二人にとってもっといい方法はないかな」
と、自分の考えも率直に伝えていく。
どちらが正しいかを決めるのではなく、
二人にとってより良い答えを探していく。
価値観の違いを、ぶつかり合う原因にするのではなく、
それまでになかった新しい考え方や選択肢を生み出すきっかけにする。
パートナーとの違いを尊重し、ときにはその違いを楽しむ。
僕にとって、第4から第6の習慣は、
夫婦の違いから新しい可能性を生み出すための考え方になっている。
それぞれが、自分自身を整え続ける
――第7の習慣「刃を研ぐ」
夫婦としてより良い関係を築いていくためには、
二人で過ごす時間だけでなく、
それぞれが自分自身を整える時間も大切だと思っている。
僕は週に一度、整体に通っている。
自分の体を見てもらい、状態を理解してくださっている先生に定期的に診てもらうことで、心身を整える時間になっている。
また、月に一度コーチングを受け、
自分にとって師匠のような存在の方に伴走してもらっている。
半年に一度は、学びを深めるためのセミナーにも参加している。
妻も、美容をはじめ、自分自身を整えるための時間を大切にしている。
夫婦だからといって、常に一緒で、同じ方法で自分を整える必要はない。
大切なのは、お互いが大切にしていることを尊重し、
それぞれの成長や挑戦を応援し合うことだと僕は思う。
自分自身に余裕がなければ、相手を思いやることも難しくなる。
反対に、
心と体を整え、自分自身を満たすことができれば、
相手にも穏やかに向き合いやすくなる。
それぞれのペースで学び、心と体を整え、成長を続けていく。
僕にとって第7の習慣「刃を研ぐ」とは、
自分一人のためだけではなく、夫婦としてより良い関係を育てていくためにも欠かせない習慣になっている。

『THINK AND GROW RICH 巨富を築く思考法』
もう一冊は、
『THINK AND GROW RICH 巨富を築く思考法』
こちらも、
『7つの習慣』と同じくらい、僕の考え方の原点になっている一冊だ。
この本についても、学んだことや日々実践していることを書き始めると、
それだけで一つの記事になるほど長くなる。
そのため今回は、詳しい内容に触れるのは、また別の機会にしたいと思う。
ただ、この2冊に共通して感じていることがある。
それは、内容を知識として理解するだけでは、
本当の意味で自分のものにはならないということだ。
本に書かれている考え方を、
自分の目標や日々の習慣、
目の前の人との関わりに、
どのように落とし込んでいくのか。
そこからが、本当の学びの始まりなのだと僕は考えている。
もし興味を持ってくださる方がいたら、
いつか読書会のような形で、この2冊を僕と一緒に読みながら、
それぞれが日常でどのように実践しているのかを語り合ってみたい。
同じ本を読んでも、置かれている状況や、
そのとき抱えている課題によって、心に残る言葉は違う。
だからこそ、一人で読むだけでは気づけなかったことを、
お互いの経験を通して学び合える時間にできたらと思っている。
紙の本と、色鉛筆の話
最後に、僕なりの本の読み方について、少しだけ書いてみたい。
普段はKindle Unlimitedを活用しているけれど、
何度も読み返したいと思った本は、紙の本でも手元に置いておきたい。
理由はシンプルだ。
気になったところに線を引いたり、
そのとき感じたことを書き込んだりしながら、
とにかく一冊を使い倒したいから。
線を引くときに使っているのが、三菱鉛筆のダーマトグラフ。
僕は、読む回数によって色を変えている。
1周目は黄色。
2周目は赤。
3周目は青。
4周目は紫。
これは、冠位十二階で使われていた色を参考にしている。

白と黒もあるけれど、
白は紙の上では見えにくく、黒は書き込み用のペンと重なるため外した。
歴史が好きな方なら、色の並びを見て気づいたかもしれない。
同じ本を読み返しても、
そのときの自分の状況や経験によって、心に残る言葉は変わる。
1周目には通り過ぎた文章が、3周目には強く胸に残ることもある。
反対に、以前は大切だと思って線を引いた場所を読み返し、
「このときの自分は、こんなことを考えていたんだな」
と気づくこともある。
読むたびに色を変えておくと、
どのタイミングで、どの言葉が心に残ったのかが一目で分かる。
本に引いた線が、そのまま自分自身の変化や成長の記録になっていく。
だから僕にとって紙の本は、ただ内容を読むためのものではない。
そのときどきの自分と向き合い、
学んだことを積み重ねていくための、ひとつの記録でもある。
本は、繰り返すほど自分の一部になる
2026年の上半期を振り返ってみると、
いろいろな新しい本を読んだはずなのに、
結局、何度も戻ってきたのはこの2冊だった。
本は、一度読んで内容を知るだけでも、もちろん学びになる。
けれど、繰り返し読み、
そのときの自分に必要な言葉を受け取り、
実際の生活に落とし込んだとき、
少しずつ自分の血肉になっていくのだと思う。
同じ本を読んでも、以前とは違う場所に線を引く。
以前は気づかなかった言葉が、今の自分には深く響く。
それは、本の内容が変わったのではなく、
自分自身が少しずつ成長している証拠だ。
これからも新しい本には触れていきたい。
その一方で、自分の原点となる本を何度も読み返し、
学んだことを日々の生き方に反映させていきたいと思っている。
みなさんにも、何度も読み返している本はありますか。
その本から、日常に取り入れていることがあれば、
ぜひコメント欄で教えてください。
今回紹介した本と、読書に使っている道具
今回の記事で紹介した2冊と、僕が本に線を引くときに使っているダーマトグラフのリンクを、最後にまとめておきます。
気になるものがあれば、ぜひお手に取ってみてください。
📕『完訳 7つの習慣』
仕事や人間関係だけでなく、夫婦や家族との関わり、自分自身の生き方を考えるうえでも、何度も立ち返っている一冊です。
📘『THINK AND GROW RICH 巨富を築く思考法』
目標や願望を、単なる思いで終わらせず、日々の習慣や行動へ落とし込んでいくための原点になっている一冊です。
✏️三菱鉛筆「ダーマトグラフ」
紙の本に線を引くときに使っています。
読む回数によって色を変えることで、そのときの自分がどの言葉に心を動かされたのかを残すことができ、重宝してます。
実際に読んでみた感想や、心に残った言葉があれば、
ぜひコメント欄で聞かせていただけたらうれしいです。
同じ本を読んだ方と、それぞれの気づきや実践について語り合えることを楽しみにしています。
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