歌うAIアバターがめちゃ良くなったHedraを、DomoAI・Klingと入れ替えるか悩んだ話(動画あり)
今回のお話
僕、Suno で曲を作ってリップシンク動画を作ったりするんですけど、その際に「動画生成AIツールは何が良いのかね」を前に結構悩んでて。
で、その時の結論としては、
・DomoAI:リップシンクの精度が高い、人物の動きも明るく気持ちいい
・Kling AI:リップシンクは及第点、高機能なので1つ選ぶならこれ一択
・Hedra:アバターを喋らせるツールなので、歌わせるのは荷が重い
という結論だったんだけど、あれ? Hedra さん進化してない?
そう、2月にアップデートしていた模様。なので、Hedra の生成モデルの違いの比較と、DomoAI・Kling AI とのリップシンク動画の対決を。やっていきます。
(結論だけ知りたい人は、一番最後にGo!)
Hedra、お前いつの間に…
Hedra の新モデル
ふと気づいたら Hedra に Omnia と Avatar というモデルが追加されてました。
サッと調べた限りは、Hedra Omnia がフラッグシップモデルで、リップシンクしながら全身の演技ができるモデル、とある。
Hedra Avatar の情報は見つけにくかったけど、(というか、モデル名が "Avatar" で一般的すぎるので、このモデルについての情報だけを拾いづらい)公式情報を見ると、10分尺までの Talking heads(上半身だけの喋る人物動画)に向いているとのこと。
で、実際にAIアバターの生成画面に行ってみると。
・Hedra Omnia:15 credit / sec.
・Hedra Avatar:7 credit / sec.
・Hedra Character 3:6 credit / sec.(※旧モデル)
さすが最新モデルだけあって、Omnia は Character 3 の 2.5倍!対して Avater はわずか 1 credit の差。ってことは、Avater は軽微なアップデートで、あまり期待できない雰囲気?
やってみる。プロンプトはちょっと雑に入れてます。
Looking directly into the camera, singing about love with a shy, gentle smile. Realistic style, natural lighting, subtle facial expressions, authentic emotion.
あれ? Avatar めちゃくちゃ(言い過ぎ)良いんだけど。
Hedra Character 3:No!!
まぁこれは(当然)以前と変わらず。Hedra Character 3(旧モデル)は歌わせると結構ロボットっぽい動きになることが多くて、ミュージックビデオ向けには使えないなと思っていたんですよね。(実際、使ったことがない)
Hedra Avatar:Yes!
Hedra Avatar、全然いい。Character 3 の問題点って「動きがカクカクしてる」「目の大きさが変わる」「服の動きも不自然」「プロンプト無視」と、色々あったんですが、全て改善されてます。素晴らしい。これで +1 クレジット最高なのでは。
Hedra Omnia:No!?
すいません、違う意味でロボットみたいになっちゃってます…。
ちょっとコストが高いので()追加検証していないですが、最新モデルでプロンプトへの追従性が高いはずなので、おそらく「gentle smile」「subtle facial expressions」(優しい笑顔・繊細な表情)この辺りの表情の抑制ワードが効きすぎてるんだと思います。(多くのリップシンクツールが、標準だと派手で欧米的な表情になるので、日本人・日本語に合わせる時に入れがちなプロンプト)
補足と訂正:その後、しばらく Hedra Omnia 使ってみたけど、総じて口の動きが小さいですね。これは Kling AI で以前に検証した「既にある動画の顔に対してリップシンク処理をする」挙動にそっくり。想像でしか無いけど、おそらく Omnia は先にキャラクターを動かして、後からリップシンクしてるんだと思う。なので結論としては、Omnia は歌わせる目的での用途は限定的(シチュエーションが限られる)、です。
使えるモデルは色々
ちなみに Hedra って他社サービスも充実してるので、案外、ミュージックビデオ用途がメインなら Hedra も良いんじゃないの?という気もしてきた。リップシンク動画のコストが安い(DomoAI の半分以下)し、Kling AI Avatar も使えるから。

DomoAI vs Kling AI vs Hedra!
気になるので、やってみましょう。
①プロンプトなし
②プロンプトあり
で、やりました。(動画生成時はボーカルだけの音源でやってます)
なお、②のプロンプトは、ツールごとに ChatGPT に専用で作ってもらっています。ヘッドフォンに手を固定するのが案外むずかしいので。ChatGPT に頼んだのは以下のような感じ。
〜向けアバター動画のプロンプトを書いて。ヘッドフォンに手を置いた状態を維持して歌う。若い日本人女性のクリアボイスで、恋と認めたくない恋心を歌っている。
おぉぉ、、それぞれの特徴が出てる気がします。全部違って全部いい。これはもう、優劣じゃなくて好みや作りたい動画とのマッチングの領域ですね。
DomoAI
プロンプト無しだと、いつも通りカメラを見て手を振るやつが出てきます。DomoAI らしい明るさと愛嬌があっていいです。鉄板です。リップシンクも正確で、視線の外し方も上手。
プロンプトありも、しっかり手がヘッドフォンに固定されていて、全く問題ないですね。(DomoAI はプロンプト指定が案外難しくて、雑にやるとヘッドフォンから手が簡単に外れます。そういう意味ではリテイクになるリスクは高め、ですね)
Kling AI
プロンプト無しだと、曲調に合わせてなのか、よく手を動かしてますね。楽しそうで良いと思います。リズムの取り方も自然で、目線の外し方もいい。顔の表情が Kling っぽいなーと個人的には思いますが(好みが分かれると思う)、ぜんぜん悪くないです。
プロンプトありは、元々 Kling AI はプロンプトによく追従するので、心配いらない感じです。
ちなみに ChatGPT から「もっとアイドルっぽくしたい?」って聞かれて Yes しちゃったせいで、Kling AI のプロンプトだけ少し可愛い動きが入ってます。ちゃんと対応する Kling の良さも垣間見えますね。
Hedra (Avatar)
プロンプト無しだと、穏やかだけど、ちゃんと歌ってる。手を動かしたりリズムを取ったり目線を外したり、みたいなのは無いけど、しっかり歌えているので及第点ですね。Hedra Character 3 からの進化が凄い。
プロンプトありは、DomoAI と同じく、動きや表情を抑制的にするプロンプトなので(プロンプトなしと変わらず)動きは静かですが、「日本語の発音に合わせた繊細なリップシンク」という指定に、ちゃんと追従しています。プロンプト無しは口の形が少し英語っぽい。
ちなみにその後、追加で何度か生成してみたけど、やはり基本は「喋らせるAI」っぽく、身体の動きは抑制的なので、思い切って動きを指定しないとまぁまぁ棒立ちの動画になるし、指定しても限界がある感じ。なので、スタジオ録音風の動画には向いてるモデルかな、という印象。
つまり?
思ったこととしては、
Hedra Avatar は、Character 3 から大幅に進化して「歌うリップシンク動画」として「採用できる」品質になった
但し、身体があまり動かない用途に限定
しかも、コストが安い
DomoAI の半額以下で、Kling AI よりも少し安い
長尺に対応しているので、長回しのMVが作れる可能性がある(未検証)
Hedra Omnia なら全身の演技をさせながら歌わせられるようなので、これもMV用途として可能性を感じる(一度試したけど上手く行かなかった)
という訳で、「Hedra、案外アリやで」と思いました。
ありよりのあり?
なしよりのあり?
最後のまとめ
はい。
まぁ、、Kling AI 一択ですね!
(乗り換えるメリットは感じないので)
おあとがよろしいようで(誤用)
よかったらスキやコメント残していってくださいませ。
ではでは。
