動画編集を独学で始めた俺が3ヶ月で挫折した話
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副業で何か始めたい。
そう思っていた30代の俺が選んだのが、動画編集だった。
パソコン1台でできる。
在宅でも稼げる。
YouTubeには無料の解説動画も多い。
正直、最初は「これなら俺にもできそう」と思った。
無料で使えるDaVinci Resolveを入れて、YouTubeを見ながら操作を覚えた。
最初の数日は、かなり楽しかった。
ただ、3ヶ月後にはほとんどソフトを開かなくなっていた。
今回は、俺が動画編集を独学で始めて、挫折するまでの話を書いてみる。
これから副業で挑戦しようとしている人には、反面教師として読んでもらえたらうれしい。
カット編集ができて「稼げるかも」と思った
副業を探していると、少しでも早く結果が欲しくなる。
俺もまさにそうだった。
動画編集について調べると、「未経験からでも始められる」という話がたくさん出てきた。
それを見て、かなり気持ちが前のめりになった。
DaVinci Resolveを入れた初日、操作画面の複雑さには少しひるんだ。
それでもYouTubeの解説を見ながら、不要な部分を切る作業はできた。
カットした動画を再生したときは、普通にうれしかった。
自分が編集しただけで、動画が少し見やすくなる。
「思っていたより簡単かもしれない」
「このまま覚えれば稼げそうだ」
そんなふうに考えていた。
今振り返ると、カット編集ができただけで、動画編集全体を分かった気になっていた。
本当の壁は、その先にあった。
テロップとBGMで一気に手が止まった
初心者のうちは、何が分からないのかも分からない。
俺もカット編集の次に、テロップを入れようとして止まった。
文字を表示するだけならできる。
でも、フォントは何を選ぶのか。
色や大きさはどうするのか。
表示する位置はどこが見やすいのか。
細かい部分で毎回迷った。
次はBGMだった。
音楽を入れること自体は難しくない。
ただ、声を邪魔しない音量が分からない。
場面ごとの切り替えも不自然になる。
カラーグレーディングに進むと、さらに意味が分からなくなった。
明るさや色を触っても、良くなったのか悪くなったのか判断できない。
結局、そのたびにYouTubeで検索した。
テロップで検索。
BGMで検索。
色調整で検索。
動画ごとに説明のやり方も違う。
知識が増えている感覚はあるのに、頭の中では全部バラバラだった。
一本の動画を完成させるまでの流れが、ずっと見えなかった。
毎日30分すら続けられなかった
本業があると、帰宅後の30分が思った以上に重い。
最初は「毎日30分だけやろう」と決めていた。
30分なら続けられると思ったからだ。
ただ、仕事が忙しい日はパソコンを開く気力が残っていなかった。
夕食を食べて、少し横になる。
そのままスマホを見て、一日が終わる。
そんな日が増えていった。
平日にできなかった分を、休日にまとめてやろうとも考えた。
でも、数日空くと操作を忘れている。
前に見た解説動画をもう一度開き、同じところを確認する。
復習だけで時間がなくなり、ほとんど進まない。
そのうち、DaVinci Resolveを開くこと自体が面倒になった。
やらなければと思うほど、気持ちは重くなった。
動画編集が嫌いになったというより、進んでいない自分を見るのが嫌だったんだと思う。
案件を探して現実を突きつけられた
副業を始めるなら、収入につながるかはどうしても気になる。
俺も練習ばかりでは不安になり、クラウドワークスで案件を探し始めた。
初心者向けと書かれた案件は、たしかにあった。
ただ、単価を見るとかなり低い。
作業時間を考えると、時給がいくらになるのか分からないものも多かった。
一方で、単価が少し高い案件には条件が並んでいた。
テロップの質。
BGMの選定。
カラーグレーディング。
当時の俺には、どれも自信がなかった。
応募しようとしても、実績を書く欄で手が止まる。
ポートフォリオもない。見せられる動画もない。
「初心者でも仕事をしながら覚えればいい」
そう思っていたが、仕事を任せてもらうには最低限の形にする力がいる。
そこで初めて、稼ぐまでの距離を実感した。
始めてから約3ヶ月。
俺は動画編集から、ほぼ離れてしまった。
挫折して気づいたのは独学の弱点だった
独学でうまく進まず、落ち込む人もいると思う。
俺も最初は、続けられない自分に原因があると思っていた。
根性が足りない。
集中力がない。
副業に向いていない。
そんなふうに考えた。
ただ、振り返ると問題は別のところにあった。
俺の独学には、学ぶ順番がなかった。
動画を一本完成させる課題もなかった。
分からない部分が出るたび、検索して終わっていた。
つまり、独学というより「なんとなく動画を見ていた」に近かった。
そこで俺は、UdemyでDaVinci Resolveの講座を買った。
最初から最後まで、順番に進む講座だった。
画面の見方から始まり、カット・テロップ・音の調整・色の整え方まで。
以前は別々に見えていた作業が、少しずつつながった。
もちろん、講座を買っただけで急に上達したわけではない。
それでも、「次に何を学ぶか」で迷う時間はかなり減った。
俺に足りなかったのは、才能よりも道順だった。
動画編集を独学で始めた3ヶ月は、結果だけ見れば挫折だった。
案件も取れなかったし、収入もゼロだった。
それでも、完全に無駄だったとは思っていない。
自分は自由すぎる学び方だと、途中で迷子になる。そのことが分かったからだ。
独学が悪いわけではない。
ただ、仕事の合間で学ぶなら、体系的なカリキュラムがあるほうが進めやすい。
遠回りに見えても、順番どおりに学ぶほうが結果的には早かった。
今、動画編集の独学で手が止まっている人も、自分を責めすぎなくていいと思う。
続かない原因は、やる気ではなく学び方かもしれない。
俺は一度挫折したからこそ、そこに気づけた。
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