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1年後にはスペインを歩けている気がしている

分かってます、私が行けるのはまだまだ先だということは。
分かっていますが、嬉しいニュース。

まだ、油断はできない状況だし、日本もまだまだそれどころじゃないというのも重々承知しているのだが、こういうニュースが入ると片足が少し宙に浮く。そのうち両足浮いて、空を飛んでスペインに行けるんじゃないかと期待する。
この1年間で、海外なんて、スペインなんて、もう一生無理かも知れんなあと絶望したこともあったが、今はワクチンがゲームチェンジャーになりうるなあという期待は持てている。
私は、何度もことあるごとにここに書いてきたが、スペインを800㎞東から西へ歩き通したことがある。
それは、カミーノ・デ・サンティアゴという巡礼路なのだが、厳密に言うとフランスから入って、ピレネー山脈を歩いて国境を越えてスペインに入り、それから30日以上かけて西の果てまで歩き通す旅をした。

Google フォトが、最近また写真を撮影した場所を地図にマッピングしてくれるようになったので、それでスペインに地図を合わせてみると、私のマップはこのようになっていた。行った場所全てではなく、あくまでGoogleフォトに保存した近年の写真のみだがこうなっていた。

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このウイルスのような、サーモグラフィーのような、シミのような淡い紫色の部分が私が撮影した場所を示しており、枚数が多いとオレンジ色に染まっている。

美しい道ができている。
私の歩いた場所、小さな町、都会、ただの道、山々など、そこかしこで写真を撮ってきたから、ちゃんと歩いた道のりが、写真の撮影場所として記されている。
この地図を見ると、まだまだスペインには訪れていない場所が多く、中部やバレンシアの方など未開の地だなあとか、一目瞭然になるから、次の旅先選びの参考にもなる。
世界地図を見て次の旅先に良さそうな場所を探すのも、コロナ禍における新しい旅もどきの私のささやかな楽しみである。
スペインで撮った写真を見ていると、本当にこの景色は私が見てきたものなのだろうかと夢だったような気もするし、一方で、確かに私はここにいたのだと思わせる写真もあったり、匂いや風などの記憶までよみがえってくる写真もあったりする。バルでのガヤガヤしたにぎやかな話し声や食器のカチャカチャ音まで蘇ってくる写真もあったり、あの人の大きな笑い声が聞こえてくるような写真もあったり。
そういう何気ない空や太陽、道、人、動物、食べ物などの風景や音、匂いこそが、私の感じたい旅の空気であり、広がる世界なのである。

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どこなのかいつなのか、Googleは知っているけど私はすっかり分からなくなっているような、撮ったのも忘れていたような写真ばかり並べてみた。
スペインを旅した証。
私は、私が旅で撮る、よく分からない写真が嫌いじゃない、いやお気に入りだ。

私の知る記憶の中のスペインの風景では、誰一人マスクをしていないが、次のスペイン旅の風景ではどうなっているかは分からない。
だけど、また、スペインのどこかの道を歩くということはそう遠くない未来なのだと思えるようになってきている。
希望が持てることは生活に彩りが戻る。
スペインのニュースとGoogle フォトの地図のシミと写真たちを見て、そんな気がした。





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