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茶の湯

二週間ぶりのお稽古だった

お師匠さんとむっちゃんは前回のお稽古が終わったその週末には大阪でのお社さんの四十五周年記念のパーティーに参加をする

私ははなから行く気はない
パーティーなんて華やかな場所は好きではないから

その頃は体調を崩していた
ちょうどいい

お陰でみんなが楽しんでいる時は休みをもらっていた

パーティーの翌日にはお師匠さんは大阪万博のツアーに参加される

むっちゃんは滋賀の三井寺に行くと言う
六月の篠笛発表会で披露する「三井の晩鐘」という曲を三井寺の鐘の前で吹いてきたと動画が送られてくる

三井寺の鯉のエサやり動画も送られてくる
エサをやると鯉の口が恐ろしいほどに向かって来る

「はい、終わり」で動画は切れた

みんなが楽しい時を過ごしていた時に私はくだしをして、ご飯も食べられないで寝込んでいる…オーマイガァ〜

ずっと家に引きこもり、悪寒でカイロをお腹と腰に置いて温める

その間、繊維質のバナナやみかんゼリーが良いとお社さまに話しを聞いてくれたのはむっちゃんだった

少しだけ元気を出して、バナナにゼリーを買いに行くものの
無理をしていた

それでもなんとか生きている
いつ死んでもいいと思いながら生きている

食べても食べても胃もたれが直らない

そんな時にお師匠さんからお稽古をしませんかと言われる

なんとしてでもお稽古だけはやりたいと思い、身体を叩き起こす

今年はやたらと風邪を引く、体調不良を起こしている
どうしてそうなるのかもわからない

私の身体は脱皮をしているんだと思いなさいと教えられる
今が変わり時
全ては良いことと思いなさい

今回は食べると具合が悪くなる

軽めにご飯を食べられた

お師匠さんのお宅には気分良く出掛けられる

やったぜベイビー

なつめにはお師匠さんが既にお抹茶を入れて下さっている

盆略点前のお稽古とお客さんを変わりばんこにむっちゃんとさせてもらう

客方のお稽古も順番に
襖の開け方も練習する

他人様ひとさまのお点前を良く見ることは勉強になるからと

なんでも順番こ

水屋での盆略点前の準備と後片付けも少しずつ出来るようになる

むっちゃんはまだ水屋の作業が慣れなくて「姉弟子、お願い」と言っている

私は「はい、はい」と準備と後片付けにも精を出す

むっちゃんのためではない、自分が覚えるために

お盆の前後まえうしろもちゃんとまだ見極められないから

少しずつ、少しずつ出来るようにならないと

今日はむっちゃんが水屋の作業を「かなちゃん、教えて、一緒にやろう」と言ってくる

まだうる覚えなのに…
教えることは難しい
自分がしっかり覚えないとむっちゃんには教えられない

教えることの厳しさを感じ取る


忘れてはならないことがいっぱい有るからね
「何でも豆腐のようにやさしく扱う」ことも

これは全てのことに当てはまる

いつ死んでもいいと思いながら
私はお茶のお稽古にハマって行く

二週間ぶりのお稽古は楽しい

今日は左足には足袋の上から黒いソックスを履く

右と左を区別するために
左利きの私にとっては頭の中で左右が当てはまらなくなるからと

お師匠さんから教えてもらう

私の茶人、一人前になるための二十年計画は着々と進んでいるのだろうか


お稽古が終わり
お師匠さんとむっちゃんと夕食を食べに行く

二人にお腹にやさしいものを選んでもらったけど、やっぱり胃もたれをおこ

不思議なことにお稽古だけは大丈夫

お茶もお菓子も…



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