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彼岸

いつものように仏壇に祈る
暑さ寒さは彼岸まで

そう言っても今日も寒い
なんだかなぁ気力が出ない

早く迎えに来て欲しい
父と母とに祈る日々

私がちゃんと生きるのが両親への供養と言われても
生きてることが苦痛である
体調を崩して食欲もなく
やっとの思いでご飯を炊く

なんだろうね
この落ち込みよう
自分でも悲しくなる
奮い立たせても無理がある

生きる気力が全く出ない
ひとりだから
でも誰がいたとしてもかなしさは変わらない
もっともっと強くなる
それでも誰かのために生きようと何かが出来る

なにもしないで
布団の中で縮こまる

自分を律することが一番難しいとずっと昔から感じてた
ひとりって大変だよ

朝に夕に祈りをする
遺影の母はいつも笑っている

それでも母を追いかけたい
どうすれば彼の世に還れるのか

かなしい時はとことんかなしんで立ち上がるのを待つしかない
何にもするなと何かで読んだ

朝起きられないのは鬱だから
それも何かで読んだ

何にも出来ないならばそんな自分にトコトン付き合うしかないのかな
いつか起き上がれるように

朝方に夢をみる
母が心配をしてやってくる
私は私の食事を作り
母も自分の食事を作る

「ねぇ、お母さんどうしたらいいの」
とこの先を案じて母に聞くと
「あんたの好きにしなさい」
と言われたような覚えていない
夢うつつ

母は何も言わずに黙って忘れ物をして還ってゆく

私は母の忘れ物を届けようと思うところで目が覚める

母の忘れ物
母の忘れ物
それは一体何だったのか
アミアミの手提げ袋が玄関先に転がっていた

私が届けないと
肉体のない世界まで

間もなく御先祖供養をしてもらえる
母の大好きなおやさまの元で
それだけはスルスルと進んでゆく

暗くて、さみしくて、かなしい
何にもする気が出ない

こんなのイヤだよと思うけれど
気力が出ない

今年の彼岸は悲しみにくれる


これも彼岸の日のことだった

本当は早く軽くなりたいのに
それだけを願っている


徒然に書いてみた

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