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肉を焼く


珍しくサムギョプサル用の厚い肉を買う

何故だか食べたい

フライパンに油を引かずに
肉から出る脂があふれだす
少し焼き過ぎと感じたが
大丈夫
カリカリなお肉が焼きあがる

野菜のたっぷり入った豆腐入りの卵とじ風のスープを作り
ご飯をレンジで温め直す

まず最初に父と母とにお供えをする

冷めないうちに私が食べる

あつあつではないけれど
ゆるくあたたかいカリカリのサムギョプサルをご飯にのせて食べてゆく


本当はさみしいけれど
ひとりで食べる

時々思い出す
母もこうしてひとりで食べていたのかと

私は母を追いかけている

ヘナ染めも
ひとりで暮らすことも

誰もいない家で見えない母に話しかける

私はひとりで生きている訳ではない

だんだんと心の中の父と母への感覚は深くなる
何がどう深くなるのかは分からない

ただ深くなることだけは分かる気がする

美味しい肉を食べながら
ほっこりとしあわせを感じてる


ごちそうさまと感謝をする

寄り添ってくれて

ありがとう

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