冬の香り
彼の世から降りてきた天使の寝顔
あたたかい小春日和
本当はしあわせなはずなのに
心の中は嵐のように渦巻いている
孤独に慣れない
さみしさに囲まれて
天使の寝顔を見ると
私は救われた
冬の香りがする名前をつけたという
新年に挨拶にやってきた長男に
「ほら、おじさんだよ〜」と生まれたての子の写真を見せる
「自分だっておばあちゃんのくせに」
お嫁さんも「可愛いね」
みんなが笑顔になる
赤ちゃんパワーはとんでもない
冬の香りが運んできた
笑顔の和
ただやっぱり最後に落ちがつく
あの笑顔を忘れないように
しないとね
寒さに凍る胸
たった一度だけだった
私は遠いおばあちゃん
父方だもん
呼んでくれることもない
仕方がないね
と諦める
こちらからは何にもしない
ただ見守るだけ
最近では写真も送って来ない
まぁそんなもんだ
仕方ないね
私は毎日祈るだけ
孫っち家族が仕合わせでありますように

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