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ポジショニングの穴の注意点!!

【稼ぐ経営者のための知的財産情報】

 弁理士の坂岡範穗(さかおかのりお)です。
 今回は、「ポジショニングの穴の注意点」をお伝えします。
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1.ポジショニング戦略のおさらい

 前回の記事「ポジショニング×知的財産権」で、ポジショニングには1番を取ることが重要、そのためには当初のマーケティングと知的財産権が必要と書きました。

 また、2番目以降に参入する企業は、ポジショニングの穴を見つけて、そこに参入するようにすればよい、例えば掃除機ならダイソンやルンバのようにすると書きました。
https://note.com/norio_sakaoka/n/n4a9d7bf92f5a

2.ポジショニングの穴を見つけるときの注意点

 上記の様に、後発の参入ではポジショニングの穴を見つければ良いのですが、その穴を探すときにも注意点があります。
 それは、顧客にとっての穴を見つけることです。
 自社での穴ではないことにお気を付けください。

 例えば、昔の米国自動車メーカーが、自社には中型車や小型車がないからそこに参入するとしても、中型車や小型車のカテゴリーには、他の自動車メーカーがひしめいており、入り込む余地がなかったようです。

 フォードは、過去にエドセルという中型車で大失敗をしたと聞きます。
 これは、フォードが自社に中型車がないからという理由で発売したらしいのです。
 ウィキペディアによると、「「エドセル」の名は自動車業界のみならず「マーケティング史上に残る最大の失敗の実例」として語り継がれることとなった。」とあります。

3.ポジショニングの穴を見つけた後の注意点

 さて、上手くポジショニングの穴を見つけたとしても、さらに注意点があります。
 それは、自分が先駆者であるという証拠を残すことです。

 もちろん、証拠を残すだけではダメでして、その後に売り続ける商才も必要です。
 とはいっても、先駆者である証拠がないと、その魅力が半減してしまうのではないでしょうか。

4.先駆者である証拠を残す方法

 私見ですが、証拠を残す方法として、特許出願しておくことが最も確実だと考えます。
 何故なら、特許出願日が国の記録に残るからです。
 公報も発行されて、製品等の内容も国が存続する限り残ります。
 発明者と特許出願人も記録として残ります。
 当然に、これらの「出願日」「発明の内容」「発明者」「特許出願人」は、誰もが閲覧することができます。
 これ、かなり強力な証拠ですよね。

 さらに、特許査定になったらなったで、「特許取得」として話題とすることもできます。
 製品の販売時にプレスリリースをして、特許取得時にまたプレスリリースをすれば、良い宣伝にもなります。

 仮に拒絶査定となっても、査定が確定するまでの4~5年間、他人をけん制できます。
 このけん制とは、他人の特許出願中の案件を真似て、ある日その出願が特許になったら恐いので、まともな会社ほど他人の特許出願中のものには手を出さないということです。

 つまり、上手く行けばの話ですが、拒絶査定となってもそれが確定するまでの4~5年間、先行者利益を得ることも可能なのです。
 こんな良い制度、もっと活用してもよいと思うのは私だけでしょうか。。。

 話は逸れますが、特許以外では、ギネスブックに申請して載るという手法もあるようです。
 実際に確かめた訳ではありませんが、ギネスブックも、何十万円かのお金を払えば助言等をしてもらえて、思ったより簡単に認定されると聞いたことがあります。
 以前、TVで、ギネス認定の世界一高価だったか何かのお菓子というのを紹介していた記憶があります。
 これ、TVで紹介されるなんて凄い宣伝効果ですね。
 興味がある人は、チャレンジしても良いかもです。

 但し、ギネスにチャレンジする前に、特許出願優先でお願いします 笑
 先駆者の証拠を残しましょう!
 この記事が御社の発展に寄与することを願っております。

※参考文献 「世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた」永井孝尚著 株式会社KADOKAWA発行

坂岡特許事務所 弁理士 坂岡範穗(さかおかのりお)
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