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「女城主の城」岩村城へ。山の上に残る静かなドラマ


日本百名城の一つ

岐阜県恵那市にある岩村城に行ってきました。
標高717m。日本三大山城のひとつとも言われるこの城は、実際に歩いてみると“軽いハイキング”どころではなく、しっかり山登りです。
ただ、その先にある景色と歴史を知ると、この道のりにもちゃんと意味があったと感じます。

女城主・おつやの方の選択
岩村城といえば欠かせないのが、「女城主」の存在です。
戦国時代、この城を任されたのが、織田信長の叔母にあたるおつやの方
女性が城主として城を守るというだけでも異例ですが、彼女の人生はさらにドラマチックです。
武田軍に攻められた際、おつやの方は降伏という選択をします。
そして武田方の武将・秋山虎繁と結婚し、城を守る道を選びました。
ただし、この決断は織田側から見れば“裏切り”。
最終的に織田軍に攻め落とされた際、おつやの方は処刑されることになります。
守るための決断が、結果として命を奪われる――
岩村城には、そんな重い歴史が残っています。

実際に歩くとわかる「守る城」の構造
岩村城の魅力は、天守が残っているわけではありません。
むしろ、石垣と地形そのものが見どころです。
山頂に向かって続く曲がりくねった道、段々に配置された曲輪、そして高く積まれた石垣。
敵が簡単に攻め込めないように、徹底的に計算されています。
実際に歩いてみると、「これは攻めるの無理だな」と素直に感じます。
同時に、ここで籠城する側の覚悟も伝わってきます。

山頂で感じる“静けさ”
本丸跡に着くと、そこには建物はなく、静かな空間が広がっています。
風の音と、遠くの景色。
派手さはありませんが、この静けさが逆に印象に残ります。
かつてここで多くの人が生き、決断し、命を落とした――
そう考えると、ただの観光地とは違う重みがあります。

行くならここを意識
・歩きやすい靴は必須(想像以上に登ります)
・夏は暑さ対策、冬は防寒をしっかり
・歴史を少し知ってから行くと満足度が上がる

まとめ
岩村城は「映える城」ではありません。
ですが、“物語を感じる城”としてはかなり強い場所です。
女城主・おつやの方の人生を知ったうえで歩くと、見える景色が変わります。
ただ登るだけで終わるのはもったいない、そんな城でした。


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