プロレスには品位こそが重要。これがルー・テーズの教え。
先日のDecency counts. That's what Lou Thesz taught usの超訳。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益。プロレスに必要以上の装飾はいらない。ひらひらのドレスもいらない。ケレン味のないファイト、それこそがルー・テーズが60年代 に見せた、プロレスを守ったファイトだったのだ。
史上最も価値のある団体としてのNWA
日本のプロレスファンとして、NWAというワードには最も興奮させられたものです。
実際、NWAは当時世界のレスリング団体のキングに値いしました。
私はルー・テーズこそNWAを最も有名な団体にした立役者だ信じています。
なぜそんなことを言うのか。
なぜならばルー・テーズには品格があったからです。
私の言う品格というのは、テーズがプロレスを表現したやり方が、そうだと言っているのです。
スポーツだけではなく、興行的な要素も持つ、ユニークなスポーツゆえにプロレスは時に世間の批判に、偏見に、インチキという罵声を浴びてきました。
それこそがプロレスの弱点だったのです。
ルー・テーズはその対戦相手を片付けるやり方で、世間の悪評による業界へのダメージを減らすことに貢献したのです。
彼が試合で見せたのは、正統性、品格、そしてプロフェッショナリズムでした。
彼はプロレスの評判を落とすことなく、むしろ比類なき、唯一無二の存在としてプロレスをイメージづけたのです。
そのすべてを私は”品格”と呼ぶのです。
テーズのマーケティング的教訓
ルー・テーズが見せた品位とは、彼が信じるプロレスとは何かに集約されます。
それはプロレスとは、プロレスラーとは強くあるべき、と同時に観客を楽しませる存在であるべし、という信念です。
彼はいつも序盤では、自分を弱く見せ、対戦相手を持ち上げ、観客をエキサイトさせる名人でした。
でも最後には対戦相手は、必殺のバックドロップでマットに、相手の頭をめり込ませて終わりです。
結局何がいいたいのか?
NWAの名声はルー・テーズの職人魂がもたらしたもので、それは彼が自らのプロレス哲学を貫いたから、だといいたいのです。
今の企業のマーケターときたら、みんな自社製品やサービスを「盛ること」だけしか考えていません。
中身がないのに大げさに宣伝し、誇大し、時にはウソまでついて製品やサービスをよく見せようとします。
そんなことをしたら百害あって一利なしなのに。
いまこそ、マーケターはルー・テーズの魂を胸に刻むべきです。
装飾もヒラヒラもいりません。
企業の愚直な信念を製品に反映させればいいだけです。
ルー・テーズがやってみせたように。
野呂 一郎
清和大学教授
