プロレス&マーケティング第104戦 日産&ホンダのタッグチームは「もう勝っている」という根拠。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:今日世間を賑わしたのが「日産✕ホンダ」の合体。しかし、あらゆるビジネスは初手が大事。これを計算し、もしくは「アドリブ」でやってのけたのが、ホンダ社長の三部さん。彼がやったことこそ、武智先生の教えである「タッグチーム理論」の応用だった。
日産✕ホンダ電撃タッグ結成!
今朝の一番のニュースは、日産、ホンダすわ合併か、というサプライズでしたね!
note界では、奇しくも世界の賢人・武智倫太郎先生が「タッグチーム」とは何かを、勇壮に訴えています。
その姿はまるで、将軍ワカマツが拡声器を持って声を張り上げていたあの頃を彷彿とさせます。

このニュースをプロレス&マーケティングにかけたのは、まさにこの件は武智先生の解説している「タッグチーム」そのものだし、我々noteウォリアーズが今回誕生した背景である「タッグチームの時代」に、奇しくも合致するからです。
ところで、テレビでホンダ社長・三部 敏宏(みべ としひろ)氏をとらえた映像、あれってプロレスですよね。
解説はなかったですが、社長が早朝ランニング中、テレビカメラに襲われたという体ですが、あれは仕込んでますよねぇ(笑)。
事前に打ち合わせて「じゃあ、僕が朝のランニングしている時に、テレビクルーが乱入するという絵はどうですか?」などとやったとしたら、プロレスですよね。
猪木が乗り移った?三部社長
でも、そうじゃないかもですね。
三部さんは、実は猪木だったんです(笑)

仕込みなんかじゃなくて、あれは三部さん一流のアドリブだったんです。
あのテレビとの「プロレス」は結構、ホンダのイメージを上げたと思うんですよ。
テレビ:「日産とのM&Aが噂されていますけれど」
三部:「そうですね、ありとあらゆる可能性にフタをしていません。ですからお話の件も、ありうる、ということです」
厳寒の早朝、眠い目をこすって寒い中を走っていて、急に呼び止められた三部さん。
ランナーにとって一番イヤな邪魔ですよね。
急にランニングを止められて心臓によくないし、汗が冷えて風邪をひくリスクもあります。

でも、世間が一番聞きたい噂の真相に対して、ぶしつけな報道ハラスメントに対して、にこやかにリップサービスを発揮したのです。
三部さんのこの「プロレス」は、それが「予定調和型」でも「猪木型」であっても、成功です。
世間は「テレビの向こうに世間がいることをしっかり認識して、社会的責任として、ファンが一番知りたがっている噂にしっかり答えた。なによりも、リーダーは常に笑顔であり、寛容であるべし、を身を持って示したな」と、三部氏のパフォーマンスをとらえたに違いないのです。
ホンダも日産も夕方の公式発表で「まだ、ホンダと提携したり、M&Aに至ったなどいう事実はない」と世間を牽制しました。
プロレスの理解が企業を世界を救う
しかし、日本製鉄がUSスティールを買収しにかかっている中、トランプがそれを阻止しようとしている現実でもわかるように、M&A(企業の吸収合併)のキモは世間の理解、なのです。

思うに、三部さんはプロレスファン、猪木ファンではないかな。
とっさに猪木になった三部さんは後世、「あれが我が社を救った」と日産の全社員から崇められる存在になるかもしれません。
野呂 一郎
清和大学教授
