AIという「術式」を手にした私たちが向かう先 | ハッピーライティングマラソン#46
本田健さんの「ハッピーライティングマラソン#46」のテーマ、「最近、ワクワクしたことは何ですか?」について記事を書いてみます。
最近、私を最もワクワクさせているもの。それは間違いなく「AI」です。
Gemini CLIやClaudeCodeを活用して自分専用のnoteリーダーやThreadsの自動投稿ツールを作ってみたり、Google AI Studioを使って自身のWebサイトの基盤を組んでみたり(こちらのWebサイト構築については、また別の記事でじっくり書きたいと思います)。AIエージェントを組み込んでプロダクトを形にしていくプロセスは、日々「こんなアイデアも実現できるのでは?」という閃きの連続で、とにかく手を動かすのが楽しくて仕方がありません。
AI時代は「死滅回游」である
そんな中、X(旧Twitter)で非常に興味深いポストを目にしました。今のAI時代を、漫画『呪術廻戦』の「死滅回游(しめつかいゆう)」に例えたものです。
— 土屋尚史 / Goodpatch (@tsuchinao83) April 5, 2026
死滅回游のルールのひとつに、ある日突然、多くの人に「術式」という特殊能力が強制的に与えられるというものがあります。しかし、能力を与えられたからといって、誰もがすぐにそれを使いこなせるわけではありません。
歴戦の猛者たちはその力の使い方を熟知し、さらなる高みへと登っていきますが、素人はそもそも自分にどんな力が備わったのか、どう使えばいいのかすら分からない。
これはまさに、現在のAIを取り巻く状況そのものだと解説しています。AIという強力なツールによって「誰もがプロダクトを作れる能力」を拡張されましたが、その使い方を知らない人にとっては、宝の持ち腐れになってしまいます。
スキルとリスクは表裏一体
この「術式」を扱う上での危うさについて、非常に的を射た記事がありました。Qiitaに投稿されていた「エンジニア歴20年の私が、素人バイブコーディング勢に物申す」という記事です。(AIを使って開発を始めようとしている方には必読の素晴らしい内容でした)
AIとの対話だけでコードを生成していく、いわゆる「バイブコーディング」は非常に強力な体験です。しかし、ベースとなるITの知識やシステム開発の経験がないまま見様見真似で進めるとどうなるか。
セキュリティ上の致命的な脆弱性を生み出してしまったり、クラウド環境の課金設定を誤って莫大なお金が吹き飛んでしまったりと、「大怪我」をするリスクが飛躍的に高まります。
強力なスキルを手に入れても、正しい使い方や裏側にある仕組みを知らなければ、自分自身を危険に晒すことになりかねないのです。
私がワクワクしながら挑戦したいこと
だからこそ、私は「AIの恩恵を受けられるはずの大多数の人たち」に向けて、ITの初歩的な概念や基礎知識を分かりやすく伝えていきたいと強く思っています。
その第一歩として、オリジナルキャラクターの「ジェミ丸」と「ポテくん」が対話形式でIT用語を優しく解説するシリーズを企画しました。初学者の方々にも親しみやすく、かつ正確に技術の土台を届けたかったのです。
noteというプラットフォームとは少し相性が合わず、連載は一旦ストップしていますが、キャラクター自体はとても魅力的に仕上がったと思っています。
今後もまさにAIを活用して、ショート動画や4コマ漫画など、別のプラットフォームでより視覚的に伝わる発信へとピボットしていく予定です。この新しい挑戦の構想にも、ワクワクしています。
ゆくゆくは、知識の紹介にとどまらず、実際に「ハンズオン」でバイブコーディングを体験し、ものづくりの経験を積んでもらえるような場も作れたらと考えています。
世の中にはすでに素晴らしいIT教育のサービスがたくさんありますが、私自身のこれまでの経験を活かして、このAI時代に新しく何かを生み出そうとする人たちへ、少しでも貢献できることがあるはず。そんな思いを抱きながら、今日もワクワクしながらAIと対話しています。
