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【障害児の育児日記】高等部卒業後の娘に合う「居場所」はどこなのだろう?

こんにちは。子育て&教員のマインドサポーター、hanaです。
ようこそお越しくださいました。

今、17歳の娘は「現場実習」の真っ最中です。
「現場実習」というのは、「産業現場等における実習」の略で、特別支援学校の高等部で行うものです。
卒業するまでに5回程度、学校外の施設や会社などで働く練習をするものです。
ただ練習をするだけではなく、卒業後の居場所や就労先を決めるきっかけになる、かなり大切な機会です。

今回で3回目の実習なのですが、娘は全て違う場所に行っています。(中には「ここにする」と決めて、卒業するまで同じ場所で実習をする人もいるようです。慣れが必要なケースもあるでしょうから、人それぞれ、という感じですね。)

通勤手段や、働く時間、作業内容、工賃、給食の有無とかは別として、単純に「施設の雰囲気」にポイントをおいてみると、「どこが娘に合っているのかな」と考えてしまいます。

もちろん娘が決めればいいことです。
が、娘の場合、「決めるための前段階」は準備する必要があります。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私の娘は「決める」ことが本当に苦手なのです。


これまでに実習を経験した3か所の施設の「雰囲気」を「利用者さんの数」「利用者さんの男女比」「職員さんの男女比」「利用者さんの障害種」「環境(聴覚的)」「環境(その他)」で比べてみようと思います。

※全て「就労継続支援B型事業所」です。



①利用者さんの数 ※私が見学でざっと数えた感じです。
A事業所:10名程度
B事業所:30名程度
C事業所:10名程度

②利用者さんの男女比 ※こちらも私がざっと数えた感じです。
A事業所:男性7:女性3
B事業所:男性7:女性3
C事業所:男性9:女性1

③職員さんの男女比 ※見学の際にうかがいました。
A事業所:男性1:女性9
B事業所:男性1:女性9
C事業所:男性0:女性10

④利用者さんの障害種 ※見学の際に説明を受けた内容です。
A事業所:ほとんどの方が知的障害。特別支援学校の卒業生が多い
B事業所:ほとんどの方が知的障害、重度の方もいらっしゃる。特別支援学校の卒業生が多い。
C事業所:ほとんどの方が精神障害。一度就労し、それぞれの事情で退職して、再就職を目指していらっしゃる方が多い。

⑤環境(聴覚的)※私が見学で感じた雰囲気です。C事業所については職員さんからもお話をうかがいました。
A事業所
・作業内容がバリ取りやシール貼りなどのため、静か。
・その中で「終わりました!」などの声が元気に飛び交う。
B事業所
・作業内容が金属部品の組み立て。大きな音のする機械がある。
・利用者さんの数が多いので、休憩時間は割とにぎやかな雰囲気(作業中は集中されている)
C事業所
・作業内容は部品の組み立てだが、工具を使うものがないため、静か。
・施設外就労に出ている人も多く、施設で作業をしている人は少ない。
・周りの人と関わることを好まない方が多いそうで、休憩時間も利用者の皆さんは個別に過ごしている。基本的に「会話する場面がない」。

⑥環境(その他)
A事業所
・女性用の更衣室とロッカーがある。
・昼食は、弁当持参の場合は作業場で食べる。(外に食べに行く人もいるそう)
・休憩時間は作業場で過ごす。
・朝の会、帰りの会は作業場で行う。
・作業は座って行う。
・外から誰でも入れる。
B事業所
・女性用の更衣室とロッカー室がある。
・昼食は給食が出るので、食堂で食べる。昼食後の休憩も食堂でゆっくり過ごす。
・朝の会と帰りの会は食堂に集合して行う。
・利用者さんの数に対して職員さんがやや少なめに見えたが、利用者さんが困らないようにあらゆる手立てが準備されていた。
・作業は座って行う。
・警備が厳重で、外部の人が施設内に入り込むことができない。
C事業所
・更衣室は用意されていない。(男女とも)
・ロッカーは作業場の中にある。
・昼食は別の部屋(別の建物)で食べる。
・休憩時間は作業場で過ごす。
・女性用のトイレが作業場になく、昼食を食べる部屋のある建物に行かなければならない。
・女性用のトイレを掃除しているのが男性利用者のため、使用済みの生理用品は持ち帰る。
・作業は立って行う。(5時間ほどの立ち仕事)
・利用者さんの数に対して職員さんがかなり多い。
・外から誰でも入れる。


列挙してみて、違いがはっきりと見えてきました。
あとは、娘が「どこを選ぶか」ということになります。

以前、娘に「どんな場所がいいの?」と聞いたら、「静かなところ」と言っていました。

でも、「静かなところ」が何を意味するのかは、細かく聞いていません。

何の音が苦手で、何なら大丈夫なのか・・・本人の感覚なので、聞いてみないとわかりません。

外を歩くときにはイヤーマフなしで歩けます(聞こえなくなると危険だと認識しているので、イヤーマフはつけません。)

クラシックのコンサートに連れて行ったことがありますが、イヤーマフなしで大丈夫でした。

地域の七夕まつりのような、人がたくさん集まるイベントの参加も、イヤーマフなしで大丈夫でした。

学校の運動会や文化祭、販売会はイヤーマフが必要でした。

実習は、A事業所はイヤーマフなしで、B事業所とC事業所はイヤーマフをつけていました。

何の違いがあるのでしょう・・・。



娘が好む「静かなところ」は、もしかしたら「音」だけでは決まらないかもしれないですね。

「静か」の意味を考えてみると、

・物音がしない、物理的な「静けさ」
・感情が穏やか、心理的な「静けさ」(「静かな人」が「一切喋らない」わけではない)
・日々変化するようなことがなく、淡々と繰り返される「静けさ」
・安心して働くことができる、守られた「静けさ」

ちょっと思いついただけでも、こんなにあります。

娘に合う「居場所」は、どこなのだろう?

現場実習を通して、娘が感じ取ってくれたらいいな、と思います。


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hana✽子育て&教員のマインドサポーター 記事を気に入っていただけたら、次への期待も込めてチップで背中を押してもらえると嬉しいです🙌