【障害児の育児日記】「進路相談会」で見えた娘の成長
こんにちは。子育て&教員のマインドサポーター、hanaです。
ようこそお越しくださいました。
軽度の知的障害と自閉症を合わせ持つ娘は、特別支援学校の高等部に通っています。
先日、自治体の福祉担当者を交えた「進路相談会」が行われました。
30分ほどの会議だったんですけど、その中で娘の成長がたくさん見られて、私は本当に感動しました。
自分の中だけでおさめておくのはもったいないので、そのときの様子をお話ししますね。
まず「進路相談会」って何?という方へ。
特別支援学校の高等部では、自治体の福祉課、中核地域生活支援センター、(放課後等デイサービスを利用している方は)相談支援専門員を交えた「進路相談会」が在学中に行われます。
目的は、簡単に言うと「家庭と福祉(制度やサービス)をつなぐきっかけ」です。
就労先が決まる前の2年生で行われることが多いです。
私が教員として勤めていた時は、「学校側の立場」から見ると「家庭に福祉の風を入れる」というイメージでした。
高等部生の中には、これまで一度も福祉の制度(デイサービス等)を利用したことがない生徒もいますので、保護者の方もあまり福祉に関して情報をお持ちでないのです。
だから、「福祉への入口を示す」という感じかな、と思って参加していました。
今回は私は「親としての視点」で参加したわけですが、参加する側のバックグラウンド次第で「かなり具体的に、卒業後の道筋を示すもの」になるとわかりました。
それはやっぱり、親としての切迫感があったからだと思います。
生活する上での判断力のこと。
生活をする場のこと。
仕事をしていない時間の過ごし方のこと。
生活するためのお金の問題。
親亡きあとのこと。
学校が、事前アンケートをとってくださったので、遠慮なく質問事項を列記させていただきました。
そして臨んだ当日。
一番驚いたのは、「場面緘黙の娘がよく喋った」ことでした。
娘は、理解力はそれなりにあります(もちろん的外れの答えを返すこともありますが)。
「表現したい!」という気持ちになれば、たどたどしいですが、一生懸命喋ります。
逆に言えば「表現したい!」と思わなければ、いつまでも黙り続けています。
場がとても和やかだったこと。
よく知っている相談支援専門員さんが、以前に見た娘の絵(中学生の頃の美術部展に行き、感動して写真に撮ったらしい)をその場の方々に見せてくださったこと。
最初は緊張していた娘も、たくさんほめてもらって、すっかりご機嫌に。
場に慣れてきたところで、
「将来はおうちで暮らしたいと思う?それとも、おうち以外の、グループホームとかで暮らしたい?」
「電車に乗ることはできる?」
「料理とか、家のことはどれぐらいできる?」
などの質問がされて、娘は一生懸命に答えていました。
それも、ニコニコと、相手の方を見て。
これには驚きました。
「やればできるじゃん!」と思いましたが、それは「いつでもできる」とは違います。
学校やデイサービスでも喋ればいいのに、と思ってしまいますが、娘が喋りたくなる雰囲気ではないから喋らないのでしょう。
この日は、本当に、場がよかったのです。
幼い頃から接している相談支援専門員さんが場にいてくれたこと。
福祉担当者の方も、とても穏やかに質問してくださったこと。
ちょっと的が違っていても、否定しないでいてくれたこと。
たくさん褒めていただいたこと。
娘らしさがいっぱい出た、良い会でした。
私の事前の質問に関しては、かなり詳しい資料を用意していただきました。
冬休みにしっかり読み込みたいと思います(私の宿題)。
会の最後に、「お母さんとしての願いというか、こうなったらいいな、と思うことはありますか?」と尋ねられました。
私は、
「働くこと、稼ぐことができればOKではなくて、人生はむしろ働いていない時間の方が長いです。働く場と、生活する場、その両方が、娘にとって居心地の良い環境になればと思っています。朝『行ってきます』と家を出て、夕方『ただいま』と帰ってくる、そんな生活をしてくれれば嬉しいですし、『できないこともあるけど、私だって社会の歯車として役割があるんだ』という誇りをもって生きていってほしいと思います。」
とお伝えしました。
進路相談会に立派に参加できた娘。
終わったあと、いっぱい褒めました。
今回の会を終えて、今の娘の一番の課題は「援助を求めるスキル」を身につけなければならないということだと気づきました。
もちろん自分で考えることも大切ですけど、「意見を聞いてみる」という感覚で、他者に援助を求める力をもっていると、生きやすくなるのではないでしょうか。
援助を求めることで、劣等感を感じなくてよい、ということを理解してもらえるように教えていきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
~ちょっと宣伝~
※娘に伝えた『援助を求めるスキル』は、実は大人の私たち、特に真面目に頑張りすぎてしまう先生たちにこそ必要な力かもしれません。
独りで抱え込んでしまう前に、誰かに頼ること。
それは決して劣等感を感じることではありません。
もし今、あなたが独りで震えているなら、私のトークルームがその『援助を求める最初の一歩』になれたら嬉しいです。
いいなと思ったら応援しよう!
記事を気に入っていただけたら、次への期待も込めてチップで背中を押してもらえると嬉しいです🙌