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HSCの子どもに「死」をどう伝える??小学生向け絵本5選と優しい伝え方【祖父母や大切な人の命について考える】小学生|いのちの大切さ|今を生きる|


「ママは1000歳まで生きてね」と真剣な顔で言う我が子へ

大好きなじいじとばあばの体調が少し悪いと、すぐに感じ取ってしまう我が子。そして心配しすぎて、お腹が痛くなってしまう。HSC(Highly Sensitive Child)の特性を持つ、とても優しい我が子。おじいちゃん、おばあちゃん、いつまでも元気でいてね。そう願いながらも、ふと頭をよぎる想い。

「この子にはどうやって『死』ということを教えたらよいのだろうか」 「いつのタイミングで、どんな言葉で伝えてあげたらいいのだろう」「ママは100歳まで生きてね」と真剣な顔で話してくる我が子を見るたび、親として何をどう伝えるべきか悩んでいます。

この記事では、HSCの子どもに「死」について優しく伝える方法と、小学生向けのおすすめ絵本、そして「今を大切にすること」の美しさを伝える具体的な方法を悩みながら書いていきたいと思います。


HSCの子どもが「死」を怖がる理由

深い共感力と想像力

HSCの子どもたちは、他者の感情や状況を深く感じ取る力を持っています。祖父母の体調不良をいち早く察知し、心配のあまり自分まで体調を崩してしまうのは、その共感力の表れなのですね。

「別れ」への強い不安

敏感な子どもたちは、大切な人との別れを想像するだけで、大きな不安を感じることがあります。「ママは1000歳まで生きてね」という言葉の裏には、「ずっと一緒にいたい」「失いたくない」という切実な願いが込められているのだと思うのです。


「死」について伝えるタイミングはいつ?

完璧な時を待つ必要はありません

多くの親御さんが「いつ伝えるべきか」と悩まれると思います。
でも実は、完璧なタイミングなど存在しないのかもしれません。

日常の中の自然な機会を活用する

  • 葉っぱが枯れて土に還る様子を見たとき

  • 季節の移り変わりを感じたとき

  • ペットや虫の死に触れたとき

  • 絵本を読んでいるとき

  • ニュースで訃報を見聞きしたとき

  • 肉や魚を食べるとき

こうした日常の瞬間が、実は最良の「学びの時間」になるのではないでしょうか。

子ども自身が質問してきたときが最適??

お子さんが「死んだらどうなるの?」「おじいちゃんはずっと生きているの?」と質問してきたとき、心の準備ができているサインなのかなと思います。そのときを逃さず、すこしづつ優しく向き合うことが大切なのだと思います。

祖父母が重篤になる前に

できれば、祖父母が重い病気になったり、命の危機に直面したりする前に、少しずつ「命の有限性」について触れておくこと。突然の別れは、HSCの子どもにとって大きすぎるショックになる可能性があるからです。


HSCの子どもへの優しい伝え方【7つのポイント】

1. 正直に、でも優しく伝える

「すべての生き物には命の時間があって、いつかは終わりが来るんだよ」

嘘をついたり、ごまかしたりするのではなく、真実を年齢に合わせた優しい言葉で伝えることが大切なのです。

2. 死=悪いこと・怖いことではないと伝える

「死は生きることの一部で、自然なことなんだよ」

死を恐怖の対象としてではなく、命のサイクルの一部として捉えられるように導いていくことが重要だと思います。

3. 感情を否定せず受け止める

「悲しくなるよね」 「心配だよね」 「怖いって思うのは自然なことだよ」HSCの子どもたちの感情を、そのまま受け止めてあげることが何より大切なのだと思います。

4. 「あなたのせいではない」ことを明確に

HSCの子どもは責任感が強く、「自分が心配したから悪くなったのかも」と考えてしまうことがあります。「あなたが心配したから具合が悪くなったわけじゃないよ」 「あなたのせいじゃないからね」
この言葉を、繰り返し伝えてあげてください。

5. 抽象的な表現は避ける

「お空の星になった」「長い眠りについた」といった表現は、HSCの子どもには混乱を招くことがあります。年齢に応じて、できるだけ具体的に伝えることが望ましいのだと思います。

6. 思い出は心の中に残ることを伝える

「体はいなくなっても、一緒に過ごした楽しい思い出や、教えてもらったことは、ずっとあなたの心の中に残るんだよ」
これは、HSCの子どもにとって大きな安心材料になるはずです。

7. 質問には何度でも答える

子どもは同じことを何度も聞いてくることがあります。それは理解できていないのではなく、心の整理をしているのです。たいへんかとは思いますが面倒がらず、何度でも優しく答るようにしています。(*ノˊᗜˋ*)ノ


小学生向け「死」について学べる絵本5選

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1. 『わすれられないおくりもの』スーザン・バーレイ作

アナグマが死んでしまい、森の仲間たちが悲しむお話です。でも、アナグマが教えてくれたことや一緒に過ごした思い出が、みんなの心の中に生き続けるという温かいメッセージが込められています。

対象年齢: 小学校低学年〜
伝わること: 死後も思い出は残る、悲しみを分かち合うことの大切さ


2. 『だいじょうぶだいじょうぶ』いとうひろし作

おじいちゃんと孫が一緒に散歩しながら、人生の様々な出来事に向き合っていくお話です。おじいちゃんの「だいじょうぶだいじょうぶ」という言葉が、子どもの心に勇気を与えてくれます。

対象年齢: 小学校低学年〜
伝わること: 大切な人との時間の尊さ、前向きに生きる力


3. 『100万回生きたねこ』佐野洋子作

何度も生まれ変わった猫が、初めて本当の愛を知り、そして二度と生き返らなかったという深いお話です。命の尊さ、愛することの意味を考えさせてくれます。

対象年齢: 小学校中学年〜
伝わること: 命の有限性、本当に大切なものの価値


4. 『葉っぱのフレディ いのちの旅』レオ・バスカーリア作

一枚の葉っぱ「フレディ」が、春に生まれ、夏を過ごし、秋に色づき、冬に散っていく様子を通して、命の循環を優しく描いた作品です。

対象年齢: 小学校低学年〜
伝わること: 命の循環、自然の摂理、変化を受け入れること


5. 『おじいちゃんがおばけになったわけ』キム・フォップス・オーカソン作

亡くなったおじいちゃんが幽霊になって孫の元に現れ、「忘れものをした」と言います。二人で探すうちに、本当に大切なものが何かが見えてくる心温まるお話です。

対象年齢: 小学校低学年〜中学年
伝わること: 別れの悲しみの乗り越え方、本当に大切なこと



「今を大切にすることの美しさ」を伝える具体的な方法

日常の小さな幸せを言葉にする

「今日の空、きれいだね」 「一緒にご飯を食べられて幸せだな」 「おばあちゃんの笑顔、素敵だね」
こうした何気ない瞬間を言葉にして、「今」の価値を感じられるようにすることが大切なのだと思います。

思い出を一緒に作る

  • おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に写真を撮る

  • 手紙や絵を描いて渡す

  • 一緒に料理をする

  • 昔話を聞いて記録する

  • 手形や足形を残す

  • だいすき&ありがとうを沢山言う

これらは将来、かけがえのない宝物になるはずです。

「ありがとう」を伝える習慣

「今日は一緒に遊んでくれてありがとう」 「おいしいご飯を作ってくれてありがとう」

感謝の気持ちを日常的に伝えることで、当たり前の日々が特別なものに変わっていくのではないでしょうか。

自然のサイクルを観察する

  • 花が咲いて散る様子

  • 季節の移り変わり

  • 月の満ち欠け

  • 野菜が育って収穫される過程

自然の中には、命の循環が美しく表現されています。一緒に観察しながら、「今」の美しさを感じてみてください。

タイムカプセルや思い出ノートを作る

今の気持ちや、おじいちゃんおばあちゃんとの思い出を、ノートに書き留めておくこともおすすめです。それは「今」を大切にする行為そのものなのだと思います。

限りある時間だからこその価値を伝える

「だからこそ、今日一緒に過ごせることが特別なんだね」 「今しかない時間を大切にしようね」永遠ではないからこそ、今この瞬間が輝くのだということを、少しずつ伝えていけたらいいなと思います。


実際に「その時」が来たらどうする?

事前に伝えておく

もし祖父母が重い病気になったときは、状況に応じて、できるだけ早めに子どもに伝えることが大切だと思います。

「おじいちゃんはね、今とても具合が悪くて、もしかしたら…」

完全に隠すのではなく、年齢に応じて少しずつ心の準備をさせてあげることが、HSCの子どもには特に重要。

お別れの機会を作る

可能であれば、最期の時に立ち会ったり、お別れの言葉を伝えたりする機会を作ることも検討してみてください。ただし、子どもの気持ちを最優先に、無理強いはしないことが大切です。

悲しむ時間を十分に与える

HSCの子どもは、悲しみを深く長く感じることがあります。

「早く元気になって」と急かすのではなく、十分に悲しむ時間を与えてあげてください。そして、一緒に泣いてあげることも、時には必要なのかもしれません。

専門家のサポートも検討する

悲しみが長く続いたり、日常生活に大きく影響したりする場合は、スクールカウンセラーや子どもの心の専門家に相談することも一つの方法です。


親自身の不安とも向き合う

「完璧に説明できなくても大丈夫」

親であっても、死について完璧に説明できる人はいません。「ママもよくわからないことがあるけど、一緒に考えようね」と正直に言うことも、とても大切なのだと思います。

親の悲しみも隠さない

親自身が悲しんでいる姿を見せることは、決して悪いことではありません。むしろ、「悲しんでいいんだ」ということを教える機会になるのではないでしょうか。

自分自身のケアも忘れずに

子どものケアをするためには、親自身が心身ともに健康でいることが大切です。必要であれば、周囲のサポートを受けながら、自分自身も大切にしてくださいね。


HSCの子どもと一緒に「命」を考える

HSCの子どもに「死」を伝えることは、確かに難しいことかもしれません。でも、それは同時に「生きること」「今を大切にすること」「愛すること」を伝える機会でもあるのだと思うのです。

優しく敏感な我が子だからこそ、命の尊さを深く理解し、人を大切にする心を育てていけるのではないでしょうか。

私は「ママは1000歳まで生きてね」と真剣な顔で話してくる我が子に、こう答えてみました。

「ママもできる限り長く生きたいと思ってるよ。だからこそ、今、あなたと一緒に過ごせる毎日を大切にしたいな💗」

完璧な答えはなくても、一緒に考え、一緒に感じることが、お子さんの心を支えていくのだと思います。


名言から学ぶ📖


「死とは、単にひとつの部屋から別の部屋への移動にすぎない」

小学生にはまだ理解できないかもしれませんが・・・死を終わりではなく、新しい場所への移動と捉える温かい視点を示しています。子どもに伝える際の、希望に満ちた考え方の一つだと思います。


「永訣の朝」より「わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です」

私たちの命は一時的なものだけれど、だからこそ美しく輝くのだという、詩的で優しい視点が込められています。


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この記事で紹介した絵本を手に取ってみませんか?

子どもに「死」や「命」について伝える時、絵本は素晴らしい橋渡しをしてくれます。

今回ご紹介した5冊は、どれも多くの親子に読み継がれてきた名作ばかりです。お子さんと一緒にページをめくりながら、ゆっくりと「命」について語り合う時間を持ってみてはいかがでしょうか。

絵本は図書館でも借りられますが、何度も読み返したくなる作品ばかりですので、お気に入りの一冊を手元に置いておくのもおすすめです。お子さんが大きくなったとき、「あのとき、この絵本を読んだね」と一緒に振り返れる、かけがえのない思い出になるはずです。

書店やオンライン書店で、ぜひ実際に手に取ってみてくださいね。

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