「せりふ三題噺」 彼女と文鳥といちご
「にいちゃんにいちゃん、少し前から"イチゴ"が入荷してるみたいだよ!」
「なに!それは狙わないわけにはいかないな!」
「にいちゃん、いつ行く?」
「隙を見て狙うぞ。」
…………
今日も寝癖頭でパジャマのままトーストをかじる彼女は、朝から楽しそうだ。
2人揃っての休みの日。
今日の朝食は、
トーストに目玉焼き、少し厚めのベーコン。
昨日の残りのトマトスープ。
デザートにはいちご。
彼女はいちごが大好きだ。
色白で、肩下まで伸びる髪、前髪は真っ直ぐそろえられている、まだ眠たいのか細められた目に、すっと伸びた鼻筋。控えめな唇。そんな彼女といちごが並ぶとなんともいえない気持ちになる僕は……。
ピーピー!
ピピピピピ。
彼女が1人で暮らしている頃から飼っている文鳥が鳴いている。
鳴いてる文鳥に合わせてアフレコする彼女はとても愛らしい。
どうやら文鳥たちはいちごをご所望のようだ。
嬉しそうに彼らの城の門を開きに行くと、一緒にテーブルへ戻ってくる。
文鳥たちと一緒になっていちごを食べる彼女。
「………結婚しよう。」
彼女は目を見開いてこちらを見る。
自分でも急だなと思う。
しかし前から思っていたことは間違いない。
ただ目の前の彼女を見ていたら、この気持ちが溢れ出てしまったのだ。
「うん。する、結婚。」
涙ぐむ彼女が、
恥ずかしそうにいちごをかじりなおす。
…………
「にいちゃんにいちゃん!おめでとう!いちごゲットだね!」
「おう、やっぱりうまいな、いちご!」
完
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初めてこういったイベントに参加させていただきました!
決められたものを組み込むというのはなかなか難しいものですね。
でも、考えるのがとても楽しかったです!
また参加したいなと思います!
