『土人形と動死体』刊行記念イベント(05/08)
やります。
基本情報
連休明けの 05/08(金)夜、新宿のブックファーストで、新刊『土人形と動死体』の刊行記念対談をやらせてもらえることになりました。
お相手は、前島賢さんにお願いできました。
……連休……明けてる?
前島さんには、2022年に、大阪のラテラルでゴジラ対談をしたときにもお世話になりました(あのときは大樹連司さん名義)。
2022年⁉ と書きながら驚いていますが、そんなに経ちましたか。
誰に頼むといいですかね? という打診があったのですが、『セカイ系とはなにか』を上梓したのにあいかわらず「セカイ系ってなんなんでしょうね」と問われ続けている前島さんがいい、と言い張ってこうなりました。
予想される内容
この頃またちらほらと、イベント仕事などもしているのですが、あれはわりあい台本があったりします。
なんとなく、まあ、困ったときのために置いておく仮設定くらいの感じ? と思って、いつもその場の思いつきで喋っていたのですが、世間的にはそんなこともないらしい、と先日ようやく気がつきました。
台本がある場合は台本どおりにやるもの
だったのか、という驚きがあってですね。太字にするようなことではない気もするわけですが、ラジオのときとか、ふと違う方に投げると、相手がギョッとしたりするな、とは思っていたんですよね(すみません)。
自分にはどうも、台本を確認してしまうと、その話をしなくなる性質があるようで、控室で話していると、前に出たとき話すことがなくなったりするわけですよ(だからこうやって書いているのも危険です)。
といった感じに、出たとこで話す、ということになるのですが、いつものことです。
ファンタジーとは
『土人形と動死体』は、著者はじめての本格ファンタジーということになっていますが、自分の中では特にSFとファンタジーの区別はついていません。
他の恒星系までとんでいくのは充分ファンタジーじゃないですかね。
魔術って言い張ればファンタジーで、科学って言い張ればSFで、ほんとにサイエンスなら論文を書けばよいのでは。
といったあたりで、ファンタジーはファンタジーかファンタジイかファンタジィかファンタシイかみたいな話も転がりこんできそうですが、好きに書いていいんじゃないでしょうか。気になる人は一括変換でもかけて下さい。
異世界でメートル法が使われてるのは許せない、
とかいうのもよくわかんないんだよな。一括変換すればいいじゃん。
円城塔はSF作家と分類されることが多いわけですが、どちらかというと法則があるかに見えてそれが通用しなかったり壊れたりする状況を書いていることが多いので、かなりのところ非サイエンス的です。なので、ファンタジー作家ということでもよいです。ちなみに自認は「ものかき」です。
ファンタジー?
ファンタジーとの遭遇は世代によって対象もノリもかなり異なるはずだと思うのですが、自分の場合は、中学生の頃に、『ロードス島戦記』がコンプティークではじまった世代なので、っていう時点で多くの人には「???」感があると思うんですよね。
というわけで、お相手には前島さんをお願いしました。
血で血を洗うファンタジー起源論争とかに踏み込むつもりはまったくないわけですが、その後の日本におけるファンタジー小説の流れってよくわからないよなあ、と思い続けておりまして、現在の異世界系につながる感じのラインの話です。
わりと初期の頃から、「異世界」を描くためには「現実」と接続する装置が必要なのか、いきなりはじまってよいのか、という議論があって、そのあたりも色々考えられることがありそうです。「転生」というのは、結局、世界を移行する場合に、広く受け入れやすい設定であったのでは、というのが自分の見立てなのですが、違うかもしれない、みたいな話ができればと思っていたりするわけです。
別にいきなりファンタジーワールドで話をはじめてその中で終わってもいいだろ、と思うのですが、『指輪物語』だってこの現実とつながっている設定なので、現実とつなげろ、という要請には強いものがあるんじゃないかなあ、とも思っています。
異世界……
は、便利なものであって、特に昨今のように世界情勢が混乱を強めてくると、いろんなことがめんどうくさい、ので、好きにさせろよ、みたいなこともありそうです。
すくなくとも異世界がほんとに酉島伝法作品ばりの異世界だったら、話をはじめるのも大変なので、豚とか牛とかジャガイモとか(メートル法とか……)出したいよな、とはなります。そこいらへんから生じうる数多の問題を回避する方法として、「ゲームの中」とか「小説の中」は極めて整合性が高くて、便利です。
これは文章というものの安定性にかかわる話で、酉島伝法作品世界に転生すると、小説の記述は壊れるんでは? みたいなことですね。世界間の翻訳可能性が叙述のレベルで崩壊する。ドナルド・デイヴィッドソンを呼んでこい。
ふつうそんなことを訊かれても困ると思うので、
お相手には前島さんをお願いしました。
で、現実世界の中の欲望に注目していくよりは、まず欲望重視で出発することを可能とする技術を発達させた(ように自分には見える)日本のファンタジー小説が対象としている欲望とはなんなのかしら、それを生み出した土台とは(氷河期?)と、いうようなお話をできるといいなあ、と思っています。
あと海外?
けっこう危ないと思うんですよね。
異世界の神様とか。
登場人物にクリストファーあたりの名前を持つ人物がいると、キリスト教徒か? とか思ったりもしませんかな。
今後、ファンタジーワールドはそういう感じの文化衝突、バイストン・ウェルから艦隊が、みたいな展開を避けられないのでは、と思うのですがどうでしょう。
とはいえ
でたとこトークというスタンスは崩さずいきたい、ところでもあって、単純にひたすら、
インターネットの想い出話
をしている可能性などもそこそこ高いのではないかと思います。
みんなきてね
配信もあるよ。
