読書「MFゴースト」
しげの秀一さんの著書、「MFゴースト」を読みました。
自身で認める自動車の運転好き。改造に関してはオーディオ関係くらいしかしませんが。
アニメ鑑賞もしています。
ネタバレを避けたいがために、漫画には手を出しておりませんでしたが、サウナに行った際に置いてあり、つい手に取ってしまいました。
前作である「頭文字D」から時代が進み、化石燃料を動力とする自動車の生産が中止、自動運転が普及した世界観です。
物語の主人公は、カナタ・リヴィントン(片桐 夏向)、19歳。
イギリス人の母と日本人の父のハーフで、母が亡くなり、行方不明となっていた父を探しに日本に来日したところから物語は始まります。
両親の旧友である、西園寺夫妻にお世話になっており、その娘である西園寺恋とも親しくなります。
なおカナタは、英国の名門レーシングスクールを歴代トップの優秀な成績で卒業しており、父の手がかりをつかむため、日本で有名になる手段としてMFGというレースに参戦します。
レースのレギュレーションは主に下記の通り。
内燃機関のみを動力とすること。
グリップウエイトレシオの均一化(車重に応じたタイヤの太さ)。
指定の専用タイヤを使用すること。
シーズン中は同一企業の自動車を使用すること。
レースですが、ドローンの追跡による実況(世界にインタネットで有料配信)、AIによる注目フラグなど随所に近代の技術が垣間見られます。
コースは富士山周辺の公道から、クローズドコースとして採用されています。
仮想のお話ですが、富士山が噴火し大規模災害に遭い、ゴーストタウン化した街の復興支援(かつ風化防止)も目的の1つと物語終盤で語られます。
カナタが駆る車は、トヨタのZN6型 86です。
前作と違い海外の車も多く登場し、エンジンパワーの差が当初は露呈しましたが、レース毎に改造されます。
足回りから始まり、エンジンに手が加えられ、最終レースでは見事優勝します。
レースのお話ですが、公道を走るという特性上、どうしてもF1などで用いられるレース場と異なります(モナコグランプリは公道を用いますが…)。
専用タイヤの設計が横Gに対して強く、カーブでの活用がキーになることが物語中盤から後半で判明します。
公道を走行する以上、ただ単に馬力まかせでは通用しないことを象徴していると感じます。
技術面では、ドリフトから始まり、雨や濃霧の影響も活用されます。
最終レースでは、公道ならではの車線によりアスファルトの材質違い(降雪対策)まで活用されます。
前作の「頭文字D」の登場人物も登場し、その観点からも楽しめるのではないでしょうか。
恋愛方面は、前作と比較すると単純です。
西園寺恋は、アルバイトとしてレースクイーン「MFGエンジェルス」として、プロフィール等を隠して働いていますが、カナタは物語中盤まで全く気付いておりませんでした。
が、カナタが表彰台に立ち、エンジェルスから祝福のキスをもらう際に(一部猛烈な非難が出てきそうな気もしますが…)、同居している西園寺恋がエンジェルスであることが判明します。
その後、カナタの父が亡くなっていたこと、叔母の登場などがありましたが、最終的にはめでたく結婚し、海外で活躍し、引退後日本に戻り2人の子供と共にいる姿が描かれているところで終わります。
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