読書/購入物 「イスカリオテ」
三田誠さんの著書、小説の「イスカリオテ(全7巻)」を久しぶりに読みました。
本作品を3つの言葉で表現すると、「模倣に始まり、本物へ至る」、「人の精神は脆弱である」、「観測と定義/再定義」と言ったところでしょうか。
一人の少年「九瀬イザヤ」と、一人の少女「ノウェム」の物語です。
黙示録を解釈し、再構成したような物語です。
神の奇蹟を「断罪衣」という道具(ロストテクノロジー)で模倣し、「獣(ベスティア)」と戦います。
何事もそうですが、始めは良い物事などの模倣から始まり、昇華させて本物にします。
仕事の出来るビジネスマンも先人の知恵を受けて、昇華させることで、更に先に至っているのではないでしょうか。
また人の精神は脆弱です。感情の起伏は誰しもあり、悩みなどを抱えると思いますが、脆弱だからこそ苦しむのです。
脆弱さを抱えながらも、より良くしたいと願い、歯を食いしばって行動するのではないでしょうか。
物事は一人だけでは為しえません。他者からの観測などを受けて、定義付けられ進められるのではないかと思います。
極端な話、自給自足生活をしない限り、一人では生きられません。
第1巻が2008年発売と、ずいぶんと時間を経たなぁと改めて感じます。
一年間だけ、死んだ兄のふりをしてほしい―。そう乞われ、九瀬イザヤが降り立った御陵市は、七つの大罪を具現する「獣」と戦うための都市であった。
地脈の特異点より現れ、人を喰らい、街を蹂躙する「獣」。それに対抗しえるのは、神の奇蹟を模倣するという断罪衣と、少女の姿をした第九祭器・ノウェムだけ。
「この街は、あなたを愛するでしょう」
そう告げたノウェムとともに、イザヤは兄のニセモノとして、この都市で「獣」と戦うことになるが…。三田誠が放つ、罪と罰の織りなすアイロニック・アクション、開幕。
三田誠 著
電撃文庫
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