331.「そう言えば富山の薬箱っていうのがあったけど、今どーしちゃったんだろうな。」こんなことを考えているのは都会人だけ?
【わくわく発想術⑧】発想のヒント
※アイデアって、どんなに時代が変わっても色あせない。だ、大きく変化しているだけにすぎない。アイデアってすべてマネから始まる。ならば過去の素晴らしい、面白いアイデアだって、全てが宝物。過去には無限のアイデアのヒントが転がっている。そして、そのアイデアから新しいアイデアへと、大変貌し、大変化し続けている。過去の素晴らしいアイデアなき、新しいアイデアなんて生まれないかも知れないぐらい凄い潜在能力を持つている気がする。そう、過去から未来への創造するアイデアをヒントにして欲しい。
(1)「越中富山の薬屋さん」となんでもはいっているゲーム箱?



「そう言えば富山の薬箱っていうのがあったけど、今どーしちゃったんだろうな。」こんなことを考えているのは都会人だけ?
「こどもの頃、ウチにも越中富山の薬箱っていうのがあった。」
「うんとても便利だった気がする。」
「使用した薬だけの分の支払をすればいいっていうだけでとても地味だった気がするネ!!」
今の若い人達は知らないかもしれないが、わたし達の時代の者には誰もが知っている便利な薬箱。
この越中富山の薬箱をヒントに、高橋章子事務所主宰の高橋さんはこの薬師通商を現代風に再現した置き遊具を開発。
今の若者にはこの「越中富山の薬売り」なるネーミングが何かオカシサや異様さを感じるらしい。
笑っちゃうヒトもいれば、馬鹿にするヒトもいる。
反応はさまざまなれど、異様なインパクトと食いつきがある。
「うーん。これを何かに利用できないか」と高橋さんは考え悩む。
「これを何かの形にできないかー。」
頭の中に妙にこだわりが残り、
突如、気になるモノとして位置づけられてしまった。

ちなみに本家の越中富山の薬屋さんは現在も開業中!!地味ながら利用している人は日本全国にかなりいる。
ちなみに私の自宅にもある。妻は、「使用しなければ別にお金を払わなくたっていいんだから」という。
この考えは誰でも同じ。
でも頭が痛かったり、お腹が痛ければついつい薬を飲んでしまう。薬の封を切れば代金が発生。
上手く考えたものだ。
これは無店舗販売、通信販売を越えている昔ながらの原始的な販売方法だが、年商は何十億円とくだらないという。
これは手軽さ、便利さが一般に喜ばれている理由のひとつといえる。
そこで高橋さん。ゲームの企画を思案中。実は高橋さんはめんどうくさがり屋で整理整頓が苦手、つまり不得意でもある。ある日。
「一箱ドンと持ってきたら、なんでもかんでも入っているゲーム箱ってのがあったら便利でいいなア」などと・・・・・・・・その瞬間、すうっと浮かんできたのが、あの“富山の薬売りというフレーズだった。
「富山の薬売り、越中富山の薬箱・・・・・。面白箱。うーん越中富山のゲーム売り」そうだこれだ、家族の健康ならず団欒の友。一家に一箱・富山のゲーム箱—荒っぽい発想だがこれはイケル。とあまりといえば、あまりに安易な発想、ほんの思いつきだったという。
しかし。この企画をスポンサーであるヨネザワに売り込み、賛同を得、着実に商品化できた。
これは高橋さんのマン・ウオッチングの成果ともいえる。
つまり今の若者は「どんなものを面白がっているのか」、日常的な人はどんなことをオモシロガリ、どんなアイテムが欲しいのか、そして企画の“遊び心の方向転換”の可能性を模索。
ひとつのアイデアが決定するとその後は「アレもコレも入れたい。
材質はアレがコレがいい」と欲張りなゲーム内容と、それがすべて商品単価にはねかえってしまうというコストとの闘いが続く。
これは発想する側と製造する側との売価と原価、つまり利益のことも考えねばならない。
ならば、紙中心の付録感覚にゲームの路線を切り替えてみよう—。

紙製品は他のアイデア品に比べれば原価が安いし、利益率が高い。
なおかつ大量生産もできる。
またさまざまなアイテムを増やしたり、変化や対応が素早い。
パソコンゲームの主流の時代だが、紙製品は軽く、友達や仲間が集まったり、家族で遊んだりする時にすぐ使えるメリットもある。
内容はといえば、レトロを装いつつ、昔ながらの福笑いにオカメではなく、ネアンデルタールを起用するなど、ちょっとハズレたところの面白味を表現。又、越中富山の行商双六(折りたたみ式)は、まるで薬袋の中に入っている表現を利用し、思わず薬袋と勘違いしそう。

そして越中富山といえば紙風船。
これも原始的かもしれないが、けっこう若者達のの間では大人気!!
またこれからのアイデアには無名のイラストレーターを起用。
五人とミーティングにミーティングを重ね、楽しみながら仕事をしてもらったという。チームが楽しみながらした仕事は必ず商品にも出るものだ。紙製品のアイデアは無限ともいえる。

※新これからのビジネスヒント⑵第2章ヒット商品物語「小さなものから大きなものまで」のテーマとしての登場人物はすべて実在の人物が中心で、すべて大手メーカーの開発担当者達の悪銭苦闘を紹介したものです。
しかし注意をしてみると、私達個人のアイデアマンの発想と何ら大きな違いがないことがわかります。
ただ大きな違いとしては彼らは時間、生活や仕事や遊びの中でも頭の中はフル回転、常にアイデアヒントを求めている点かもしれません。
また、わたし達の共通点はまだまだあります。
それはわたし達の身の回りの出来事や生活全体の中にも無限にアイデアヒントがころがっているということです。
ただし、その無限のアイデアヒントは求めなければ答えてくれないという欠点があると同時に、求めれば答えるという長所も同時に存在していることです。ならば求めましょう。


※本内容は、発明、アイデア、著作権を中心とした「創作アイデア」のためのヒント集となっています。
どうか、みなさまの仕事や生活、趣味やさまざまな商品開発などのお役に立つことを主眼としています。ぜひ、楽しみながらお読みください。
私たち著作権協会では専門的なことはその方々にお任せして、さらに大切な「アイデア」「発想」などのヒントとなる内容にする予定です。
何度も言いますが「アイデア(内容)」は、著作権では保護できません。著作権が保護するものは「表現(創作したもの)」の世界です。
しかし、どちらもアイデア(ひらめき)があって、形になるものですから、著作権の世界でもこのアイデアという表現、創作の世界にもあるものです。
本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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