191.テレビ朝日・日本テレビが手品の種を明かして訴えられる
1.「アイドル写真ネット・オークションで違法複製販売!450万円ボロ儲け」
2007年5月22日。都内の歳無職男性が逮捕された。
最近は、勝手にアイドル写真を複製して売りさばく。
そんな不当行為がよく行なわれている。
人気アイドル大久保梨子さんの複製写真をネットオークションに出品、販売したため著作権法違反の疑いで警視庁本所がこの無職男性を逮捕。
この男性は、出版社のインターネット有料サイトから大久保さんの画像をダウンロードして複製し、昨年の月から今年の2月にかけて、その写真枚をオークションに出品し、男性2人に計1万3720円で売った疑いが持たれている。この男性は、こうした違法販売を2005年3月から続け、約450万円を売り上げていた。
コンピュータソフトウエア著作権協会(ACCS)が警視庁生活経済課と本所署に通報し捜査が行なわれていた。
今回の検挙は、小学館から相談を受けたACCSが警察に相談したことで逮捕につながった。
この男性は、2005年2月17日にも著作権侵害で警視庁調布署に逮捕され罰金を支払っていたばかりだった。
2.テレビ朝日・日本テレビが手品の種を明かして訴えられる
2007年5月1日。テレビ番組でコインを使った手品の種を明かされ、損害を被ったとして、全国のプロとアマチュアのマジシャンが、日本テレビとテレビ朝日に謝罪と慰謝料約200万円の損害賠償を求め、東京地裁に訴えを起こした。
原告は、「手品は仕掛けが解らないからこそ価値があり、コイン手品だけでなく、手品師全体の社会的評価を低下させた」と主張。
訴状では、テレビ朝日、日本テレビのニュース番組やワイドショーなどの十番組の放送内容の中で、この年11月に大阪市内のマジックバー経営者らが、500円硬貨を手品用に大量に加工して販売したことで、貨幣損傷等取締法違反容疑で逮捕された事件を放送。
この事件に関連し、たばこを貫通させるために硬貨に穴を開けた「シガースルーコイン」など、硬貨を使った複数の手品の仕掛けを繰り返し報じた。このことを原告側は、「犯罪報道の域を超えるもので、奇術師全体の共有財産が侵害された」と主張。原告側は、1枚が数万円程度とされる手品用コインの価格の7割が仕掛けの部分として、被害額を算出したという。
さらに名誉を傷つけられたとして、1人3万円の慰謝料を請求した。
テレビ朝日は、「報道の内容には問題はなかったと考えている」とコメント。日本テレビは、「訴状が届いていないためコメントは控える」といっている。
マジシャン側の代理人弁護士は、「特許権や著作権を主張しても法的保護は難しいが、マスコミの種明かしに泣き寝入りしてきたが、今回は声を上げたい」とコメントしている。
3.黒烏龍茶とデザイン・パッケージが似ている?似ていない?
2007年5月14日。サントリーが自社の販売商品の特定保険用食品「黒烏龍 (ウーロン)茶OTPP」と酷似した商品名や包装デザインを使った製品を販売している健康食品製造販売「オールライフサービス」(静岡県)と同社の製品を扱う卸売会社の2社を相手取り、製造販売の差止と、3386万円の損害賠償を求めて、東京地裁に提訴した。
サントリーの黒烏龍茶は、ウーロン茶が含む物質「ポリフェノール」が食事の脂肪吸収を抑える効果があるとして、特定保健食品の認可を受け、昨年5月に発売されたもの。
サントリー側が問題にしているのは、「黒(ブラック)烏龍茶」と「黒濃烏龍茶 (こくのうタイプ)」の2商品。
パッケージは黒を基調とし、デザインや文字も似ている。
オールライフサービス側のホームページで、「ポリフェノールがサントリーなんかまだ薄い」といった書き込みをするなどしていたため、サントリー側は怒り、提訴した。
サントリー側は、「消費者の誤解を招くだけではなく、当社が築いたブランド信用を傷つけるもの」と提訴の理由を説明している。
オールライフサービス側は、「サントリーの指摘を受けて、黒 (ブラック)烏龍茶はすでに製造はやめている。
黒濃烏龍茶のパッケージは似ているとは思わないが、改めるものは改め、真摯 (しんし)に解決を目指したい」と説明している。

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