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98.もう、やめて!ネットいじめは犯罪。「アマンダさんが、天国で安らかに眠れますように」

1.海外での二人の女性の悲惨な物語

 ここで、二人の女性被害者のお話を紹介します。

カナダ人の女子高生ラティア・パーソンズさんは、2013年4月に17歳で自ら命を絶ちました。

彼女は、2011年に友人たちと参加したパーティーで酔い、同じ場に居合わせた少年4人に強姦され、その時にみだらな写真を撮られて、その画像をメールである人に送られてしまいました。

受け取った人がネットに投稿すると、たちまち拡散し、それを見た人たちが、わずか1週間たらずでラティアさんに屈辱的なメッセージを送りつけてきました。さらにそれが脅迫となり、やがて、3000通以上のいじめメールとなり、あまりの酷さに、母親が驚いて警察に相談しました。

しかし、相談をした警察からは、ネット上に拡散した画像を取り締まる方法がないと言われ、相手にしてもらえませんでした。

その後、学校に相談を持ち込んでも、学校外だからという理由で取り合ってもらえませんでした。

彼女はそれでも勇気を振り絞り、たった1人で立ち向かう決心をして、

「やめてほしい、愚かな行為だ!」とSNS上で反論し始めました。

しかし、中傷攻撃は収まらず、止むを得ず住まいを移転し、転校しますが、さらに追い打ちをかけられてしまいます。

携帯番号とアドレスを変えても、中傷と脅迫メールという執拗ないじめが続きました。

この惨劇は1年半以上も続き、17歳のラティアさんは、自宅の浴槽で自ら命を絶ちました。

©NPО japan copyright association Hiroaki

 

その後、ionechat.comという出会い系サイトが、ラティアさんの写真を用いた広告をFacebookに掲載していたことが判明しました。

彼女がこの世を去っても屈辱は続いたのです。いじめの原因となった写真とは異なるようですが、彼女の写真を使用したことが問題となっていたのです。

ラティアさんの父親は、Facebookに掲載された広告について、「娘はネット上で執拗な嫌がらせをうけ、自殺に追い込まれた。娘の写真が出会い系サイトの広告に使用され、Facebookに掲載されることに、嫌悪感を抱く」(Ouest Franceより)と述べ、怒りをあらわにしました。

ionechat.comの広告問題をうけ、Facebookは、直ちに広告を削除すると同時に、遺族に謝罪したのです。

 

これがきっかけとなり、カナダ政府では、「ネットいじめは犯罪である」と明記し、専門の撲滅チームを結成し、国を挙げてこの問題に立ち向かい、対策に力をいれるようになりました。

カナダのハーパー首相は、

「ラテイアさんの受けた被害は〈いじめ〉という言葉では済まされない」とコメント。

また、ネットいじめ調査班が設置され、

ロジャー・メリック班長は

「権限を持った調査班ができたことによって、たくさんの通報が寄せられるようになった」と述べました。

 

残念なことに、ラテイアさんが苦しみ続けた1年半、誰ひとりネット上で彼女を庇い、弁護した人はいませんでした。彼女は深く傷つき、ひとり希望を失いながら死を選んでしまったのです。

もし、拡散された情報に対して、ネット上で誰かが応援し、支えてあげることができたなら、彼女の運命は変わっていたかもしれません。

©NPО japan copyright association Hiroaki

 

 

次の女の子は15歳です。

 

カナダのバンクーバーに住んでいた15歳の少女アマンダ・トッドさんは、学校とFacebookの両方でいじめを受けていた内容を知らせるために、YouTubeに画像を投稿しました。その1か月後、16才の誕生日を前にした彼女は、自宅で自殺してしまったのです。

アマンダさんは、何年も続いたいじめの経過を、白黒のマーカーで手描きしたメッセージカードで、淡々と語り続けました。アマンダさんがビデオでつづったメッセージは、彼女がまだ中学1年生の時に起こった1つの出来事でした。

友だちとウェブカメラを使ってチャットするのが楽しみだったアマンダさんは、ネットで知り合った人たちに「きれいだね」「素敵だね」と褒められます。

女の子ですから当然嬉しくなりました。ある時、その中の1人から、「トップレスの姿が見たい」と言われ、単純に受け入れてしまいました。


そして一年後、ある知らない男性がFacebookを通じて、突然、アマンダさんに脅迫メールを送りつけてきました。

その内容は、「もしショーをして見せてくれなかったら、アマンダのトップレス写真をそこら中にばらまくぞ!」というものでした。さらに恐ろしいことに、彼はアマンダさんの住所や学校、友人関係、親戚や家族の名前まで調べていたのです。

アマンダさんは怖くなり、無視し続けていましたが、しばらく経ったクリスマスの日、真夜中にもかかわらず、彼女の家に警察官がやって来ました。その理由は、彼女のトップレス写真が、"everyone"(訳注:みんな/あらゆる人という意味ですが、コミュニティーの知人関係と思われます)に送り付けられたという知らせだったのです。

その後、アマンダさんは不安神経症、うつ病、パニック障害を発症し、アルコールや薬物にも手を出すようになってしまいました。極度の不安で、外出もできない有様でした。

そして、ラテイアさんと同じように、写真流出から逃れるように、彼女は違う町に引っ越しをしました。それでも追い打ちをかけるように、同じ男性はFacebookで、アマンダさんのトップレス写真を自分のプロフィールとして使用してしまいます。

それから再び中傷といじめが始まり、アマンダさんは毎晩泣き続け、自傷行為に走ってしまいました。
 そして、何の手立てのないまま、悲しみに暮れる生活を送り続けていたアマンダに声をかける男性が現れるのです。

転校したばかりのアマンダさんに、やさしく声をかけてくれた唯一の男性でした。

その男性は、彼女がほのかに信頼を寄せていた人でした。しかし、アマンダさんに「好きだ」と言ってきたその男性には恋人がいたのです。

わずか一か月後に、男性は豹変してしまいます。

ある日、男性はアマンダさんが以前通っていた学校の生徒15人を連れて、彼女の家に乗り込んで来たのです。そして、「誰もあんたなんか好きじゃないんだから」と罵り、アマンダさんを繰り返し殴り地面に叩き付けました。男性が連れてきた生徒は皆、アマンダさんのかつての友人たちでしたが、彼らは面白がってその状況をカメラで撮影し続け、誰も傷ついたアマンダさんを助けようとはしませんでした。アマンダさんは父親が見つけるまで溝の中に横たわっていました。

なんという悲惨で、酷い仕打ち(いじめ)なのでしょうか?

©NPО japan copyright association Hiroaki

 

父親は、傷ついて横たわる娘を抱きかかえ自宅に運びました。

その後、彼女は漂白剤を飲んで自殺を図りました。

絶望とはこのことをいうのでしょうか・・。

幸いにも発見が早かったため、アマンダさんは運ばれた病院で胃洗浄され、一命をとりとめます。

 

その後、また新しい町に引っ越しましたが、執拗ないじめはくり返され、暴行事件から6か月たった後も、Facebookには彼女の名前のタグ付き(※)で漂白剤や溝の写真が投稿され続けます。

投稿欄には、「これ見て自殺するといいね」といった言葉が掲載されていました。

精神状態が不安定となったアマンダさんはカウンセリングを受け、抗うつ剤で治療を続けましたが、逆に悪化し、薬の過剰摂取でまた病院に運ばれます。

©NPО japan copyright association Hiroaki

 

どん底にいた彼女がYouTubeに画像メッセージを送ったのがこの時でした。

『私のストーリー・・・もがき、いじめ、自殺、自傷』というタイトルで、画像の見出しには次のように書かれています。

「私はもがきながら、この世界にとどまろうとしています。・・・強くなれる、というインスピレーションを得るために、これを作りました。痛みから逃れるために自分を傷つけたのは、人を傷つけるよりは自分を傷つける方を選んだから。人を憎む人はどこにもいますが、どうか憎まないで下さい。でも私の所には集まるんでしょうけど。誰(の人生)にもストーリーがあるのだと、あなたたちに見せられたらいいと思います。そして、頑張って乗り越えれば、みんなの未来がいつか明るくなることも。(その証拠に)私はまだここにいるでしょう?」

 彼女は、自分に起こったことを多くの人に告白して、私も強くなるから一緒に頑張ろう、という思いでこの画像をアップしました。しかし、疲れ切った、苦しそうなアマンダの姿を感じます。絶望の中で助けを求めているようにも感じます。

 

しかし、それでも執拗ないじめは続きました。

回復した彼女に待っていたのは、、Facebookに投稿された「いい気味」「別の漂白剤飲んで死ねばいいのに」というような心ない言葉の数々でした。

 

なんて酷いのでしょうか・・。

アマンダは誰も傷つけてはいません・・。

誰をも中傷していません。

こんないじめをしなければ、優越感や満足感を得られないのでしょうか。

ラテイアさんと同じく、誰一人助ける人がいません・・。

こうして彼女は、自らこの世を去っていきました。

 

アマンダさんの画像は今でもyou tubeに残り、悲しみ傷ついた彼女からのメッセージが届けられているのです。

 

それがFacebookなどのSNSを通じて世界中の人に広まり、200万回以上視聴され、追悼のメッセージが続々と寄せられています。Twitter上でも、#RIPAmanda(アマンダ、安らかに眠って)というハッシュタグがトレンドになっています。

もともと、チアリーダーだった彼女を教えたコーチは、ニュースインタビューで「すごく強い子だったから、何でも跳ね返せると思っていた」と発言していました。

確かに強い子だったのかもしれませんね。

しかし、どんな強い子でも希望や支えがなければ生きることができません。

強い子でも、これだけのいじめを受ければ誰でも心が折れてしまいます。

画像は、アマンダさんが死を覚悟して、自分と同じように苦しみ人たちへ投げかけたメッセージではなかったのかと、私は感じています。

人は誰かを必要とし、また誰かから必要とされているものですね。

 

その後、この映像を見た4万人以上の人が集まり、Rest In paradise Amanda Michelle Todd(アマンダさんが天国で安らかに眠れますように)と、多くの人たちが涙を流して冥福を祈りました。

 

アマンダさんの母親は、「このビデオは、いじめ防止のための学習ツールとして、多くの人に見られるべきです。それが、娘の望みだったと思います。」とツィートしています。

記事元:HuffPost CrimeHuffPost B.C.、 YouTube(1)YouTube(2)

©NPО japan copyright association

特非)著作権協会です。

あまりにも酷い世の中、これだけの事件が続いていても、まだ現在もこの状況下が続いています。

とても、悲しい事件です。
私たちは何気なくスマホをいじり、楽しんでいますが、いつ明日は我が身となるかは誰にも保証されるものではありません。
スマホやSNS投稿などの素晴らしさがある反面、危険とは隣り合わせのものです。親子の会話ですらラインやメールのやり取りも増え続けていますが、子どもたちは闘うすべを知りません。誰に相談したらいいのか?誰に助けを求めたらいいのか?
ただ、わかることは一番身近な家族がそのことを理解してあげることがまず、優先なのですが、このようなことを知らなかったという親たちもある意味同罪ではないのか、と思いたくなってしまいます。

こどもの喧嘩に親が出るのはおかしい、間に入れば余計こじれる恐れがある。先生や学校から目を付けられる、なんて馬鹿な考え方の人たちもいます。

そう、子どもの喧嘩、争い、トラブルは親がどんどん介入すべきなのです。それでも駄目ならばすぐさま訴えわ起こすか、それが嫌ならば転向させることなのです。

ネットいじめは、直接的な暴力に費やす労力や時間が要りません。

いじめたい相手をターゲットに選び、「なりすまし」をするだけで良いのです。

個人の住所、電話番号、写真や画像を勝手に掲載して困らせることが出来ます。

注意、

注意、


要注意!




 

※終わりを参照


我が国、日本でも次のような〈二四時間いじめ相談ダイヤル〉が開設されています。誰にも相談できない人たち、苦しく、辛くなったら電話をしてみてくださいね。

いのちを大切に決して、決して負けないでほしい。

※100回記念特別号ではさらにこの特集を準備しています。実際の現実、実態を知ってほしいと思います。


 

いじめにあって悲しくなったり、
死ぬことを考えるほど困ったりしたら

〈24時間いじめ相談ダイヤル〉 0570-0-78310(電話)
自殺対策支援センター ライフリンクhttp://www.lifelink.or.jp/hp/link.html

全国どこからでも、夜間・休日を問わず、いじめ等の悩みを相談できます。

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■警察庁:インターネット安全・安心相談

http://www.npa.go.jp/cybersafety/

http://www.npa.go.jp/cyber/

■各都道府県別相談(サイバー犯罪)

https://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm

■文部科学省

「24時間いじめ相談ダイヤル」 0570-0-78310

http://www.mext.go.jp/ijime/detail/dial.htm

総務省電気通信消費者相談センター

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/madoguchi/tushin_madoguchi.html

法務省 人権侵害の窓口

http://www.moj.go.jp/JINKEN/index_chousa.html

 ■インターネットの人権相談

http://www.gov-online.go.jp/useful/article/200808/3.html

 

相談できる内容:インターネット人権相談受付、みんなの人権110番など、人権相談窓口があります。インターネットによる人権侵害のほか、様々な人権問題についても相談を受け付けています。

■インターネット人権相談受付窓口
パソコンからの相談はこちら / 携帯電話からの相談はこちら

全国共通人権相談ダイヤル(みんなの人権110番)
電話:0570-003-110(ゼロゼロみんなのひゃくとおばん)
最寄りの法務局につながります。

子どもの人権110番(フリーダイヤル)
電話:0120-007-110(ぜろぜろななのひゃくとおばん)
「いじめ」や虐待など子どもの人権問題に関する専用相談電話です。

女性の人権ホットライン
電話:0570-070-810(ゼロナナゼロのハートライン)
女性の人権問題に関する専用相談電話です。

内閣府 

児童虐待、いじめ、ひきこもり、不登校についての相談窓口

http://www8.cao.go.jp/youth/soudan/map.html

国民生活センター

http://www.kokusen.go.jp/map/

相談できる内容:消費生活全般に関する苦情や問い合わせ。高額請求、ネット詐欺など

JADMA通販110番

http://www.jadma.org/DM110/index.html

  相談できる内容:通信販売のトラブル全般

違法・有害情報相談センター

http://www.ihaho.jp/

相談できる内容:インターネット上の違法有害情報相談窓口

迷惑メール相談センター

http://www.dekyo.or.jp/soudan/

相談できる内容:迷惑メール全般

セーフライン/一般社団法人セーファーインターネット協会

http://www.safe-line.jp/

■通報フォーム

https://www.safe-line.jp/report/

  できる事:違法・有害情報を通報→場合によっては削除

■インターネット・ホットラインセンター http://www.internethotline.jp/

相談できる内容:インターネット上の違法・有害情報の通報受付窓口

 ■一般財団法人インターネット協会 http://www.iajapan.org/hotline/dantai/1-039.html

  相談できる内容:インターネットのルール&マナーに反すると思われること ■著作権情報センター/著作権相談室 http://www.cric.or.jp/counsel/index.html#soudan

相談できる内容:著作権全般

web100

http://www.web110.com/

google情報削除の通報フォーム

https://support.google.com/websearch/troubleshooter/3111061?hl=ja

検索結果から削除してもらう場合の通報フォームです。必ず削除されるとは限りませんし、元のサイトの情報はそのままです。元サイトが削除されなければ、さらなる情報拡散もあり得ます。

Twitterの不適切画像の報告窓口

https://support.twitter.com/forms/cse

 

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