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89.ネットいじめと普通のいじめの違い

「ネットいじめと普通のいじめの違い」

 

「ネットいじめ」は普通のいじめと違い、
24時間、365日、昼夜を問わずに起こります。

何故かというと、
スマホを持った子どもたちは深夜の布団の中からでも、
自由に誰とでもつながることができるからです。

大人たちから見ると、
他愛のない子どもの遊びのように思われているようですが、
子どもたちは、その遊びに真剣に対応しています。

お互いの顔が見えないために、
普段言えないことが話ができ、それが楽しい。

しかし、その楽しさは一瞬にして恐怖に変わります。

スマホによって、
お互いのコミュニケーションがスムーズに行われるようになった…。
相手の考えが良くわかるようになった…。
と、言われるようになりましたが、
実際はどうでしょうか?
便利になればなるほど、
何かが失われていることに気づけるでしょうか?

 

例えば、互いが対面して話をする場合と違い、スマホのメールやライン、フェイスブック、その他の場合、文字情報が中心となります。

文字情報は、
単純化(短く)されているため、
プロセス(説明やニュアンス)が欠けてしまい、
結果(結論)的な言葉になります。

言葉は声に出して伝えることにより、
相手の感情も伝わります。

対面して話せば、さらに相手の表情が加わるので、
より感情(気持ち)を伝えることができます。

メールやライン、フェイスブック、SNS等では、それらが失われるので、感情(気持ち)の誤解が起こりやすくしてしまうのです。

そのため、普段「馬鹿ね」と言われる言葉でも、
文字情報として残り、
感情が見えないための不安や怒り、
恐れとなる可能性を多分に含んでいます。

 

それが単なる冗談でなくなり、誹謗中傷となると、子どもたちにとっては、夜も眠れないくらいの言葉の暴力となり、自殺にまで追いやられてしまうケースも起きています。

大人は、そのようなことは相手にしなければいい、無視すればいい、と簡単に考えられますが、たとえ大人であっても当事者となれば、その状況は同じはずです。

誰もが心ない言葉によって傷ついたり、悩んだり、気にしたりするのと同じです。

 

「ネットいじめ」は、意地悪やからかいなど、普通のいじめとはまるで次元の違うものです。

ネット上では加害者が瞬時に、しかも効率よく、相手にダメージを与えてしまうのが普通のいじめと大きく異なるところです。

 

またネットいじめは、
その場で終わるものでなく、
加害者が明確でない場合もあり、一旦始まると、
多くの者が見ることができるため、
瞬時に広範囲に広まり、
一度拡散すると食い止めることができなくなり、
問題のメッセージや画像(映像)を簡単に削除できなくなります。

 

自宅にいても、自分の部屋の中で苦しみ、悩む子どもたち。
壁一枚隔てた場所で、親の知らない地獄を味わう子どもたちがいることに気づけないでしょうか…。

家族の前では、いつも悩みなど知らないような笑顔かもしれませんが、一人ぼっちになった時の子どもたちの哀しい顔が見えないでしょうか…。

誰もが、どうしたら良いのかわからないと言います。

 

ここに、リアルな質問をお持ちの方々がいます。

さあ、一緒に考えてみましょう。

 

1 小学生を守るためのスマホの持たせ方

Q1 小学生の息子に、スマホが欲しいとせがまれています。まだ早いと思っていましたら、友だちがみな持っていると言うのです。買ってあげないので、意地悪しているように思われています。どうしたら良いのでしょうか?

 

A 最近では幼児にスマホを持たせている親が多くなりました。
親とはいえ、一日中子どもの世話を続ける訳にはいきません。

これまでは、
テレビのアニメ番組などを見せておとなしくさせていたのですが、
子どもはそれだけでは物足りなくなり、スマホアプリのゲームを与えることで、その場を凌ぐようになりました。

子どもたちにとっては、いつも大人が扱っている憧れのスマホで遊べるわけですから、楽しくて仕方ないというのも当然でしょう。

子どものオモチャも高度化し、テレビからゲーム、そしてスマホに変わってきたのです。小学生ともなれば、友だちの多くがスマホを持っているわけですから、持たなければ仲間外れになります。

すると、親は我が子を不憫に思い買ってあげることにします。

そこで先ず、ただ買い与えるだけでなく、
ケータイの危険性を親自身が知らなければなりません。

昼夜、親も子も、スマホでメールやラインをしているのですから、
親が手本を見せる必要があるでしょう。

購入する時、交換する時、使用するにあたって最低限の条件をつける必要があります。

それは、時間制限(門限)です。

1日3時間から5時間、夜の9時以降は禁止といったような制限です。

夜中の12時~朝方の送受信をしない、
電源を切るという条件(ルール)です。

もちろん、約束が守れない場合は使用禁止です。

最近の子どもたちはみな寝不足です。

これでは身体や精神が良くなるわけがありません。



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