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325.なんでも相談!ヒラメキはお客様相談室の活用にあり

【わくわく発想術3.】発想のヒント 

※アイデアって、どんなに時代が変わっても色あせない。だ、大きく変化しているだけにすぎない。アイデアってすべてマネから始まる。ならば過去の素晴らしい、面白いアイデアだって、全てが宝物。過去には無限のアイデアのヒントが転がっている。そして、そのアイデアから新しいアイデアへと、大変貌し、大変化し続けている。過去の素晴らしいアイデアなき、新しいアイデアなんて生まれないかも知れないぐらい凄い潜在能力を持つている気がする。そう、過去から未来への創造するアイデアをヒントにして欲しい。

⑷ ヒラメキはお客様相談室の活用にあり


今や日本の大ヒット商品となった「プリクラ」ことプリント倶楽部。
もはや知らない若者はいない。
これは、好きなフレームを選択し、ほんの数分で世界に一つしかない写真シールができあがる。なぜか小さい子どもから老人まで誰もがプリクラの前ではスターになれるという世代を越えたヒット商品と呼ばれている。

最近では、キャラクターと並んだり、様々な風景や色を自由に組み合わせることができる。この機会を考案したのは、㈳アトラスAM事業部の女の子。佐々木美穂さん、発想のキッカケは、1944年秋、会社の倉庫内だった。

「同僚がビデオカメラとビデオプリンターを接続して遊んでいたら、16分割された映像が偶然にその場でプリントアウトされてきた。その時、面白いなあと直感で思いました。」

佐々木さんのひらめきはそれがきっかけでさらに飛躍。
これをシール形式にしたらどうだろう。
友達と交換が可能、さらに背景を変えればもっと楽しめそう…、とアイデアが次々に湧き出て止まらなくなったという。

佐々木さんはさっそく、技術者とともに試作機の開発に取組んだ。
しかし図や図面を描くことができない。
あるのは自分のこだわりだけ。「これはダメ」「これでイイ」とこのこだわりを伝えるだけでせいいっぱい。
そのこだわりとは、たとえば、撮影時にカメラのレンズが正面から見えるのを嫌い、ハーフミラーを使ってどこから撮影しているかわからないように工夫。とにかく悪戦苦闘の連続の末、試作機が完成するまでに約一年近くかかった。

当時のプリクラは、佐々木さんの背丈に合わせて現在よりもひとまわり小さいサイズ。試作機の社内評価は賛否両論る佐々木さんは「300台売れればいい」と考えていたという。

しかし、1955年7月に発売していきなり大爆発。
その年の年末には在庫が足りない状況が続き顧客から苦情が殺到。

たしかに時代背景と重なり、タイミングもよかったこともある。
それは当時「女子高生ブーム」といわれ、誰もがタレント気分でプリクラに列をなす女子高生が後をたたなかった。それでも誰もが社会現象を引き起こすまでのヒットは予測していなかった。

ゲーム業界では千台売れればヒット商品といわれる。
だがこのプリクラは、その常識をぶち破り、なんと2万4千台を売ると云う業界初の金字塔を打ち立ててしまったのである。倉庫から何気なく生まれたアイデアが史上にブームを巻き起こし、今では完全に定着している。

だが、倉庫から何気なくアイデアが生まれたというが、本当のところはどうなのだろうか。佐々木さんはアトラス入社、1987年。
その前の年に求人情報誌の飛び込みセールスをしている際にアトラスを訪れたのが、きっかけ。運命とはとても不思議なものだ。

佐々木さんは学生時代から商売が好きで、バーゲンで並んでいる徹夜組を見て、食料を売りに行ったという経験もあるという。

自分が見たことのない商品を見つけると、用途を探らずにいられない。つまり、性格はとにかく好奇心旺盛。また、「口出す」「顔出す」がモットー。しかし単なる話し好きではない。こんなコメントをしていた。

「おしゃべりは好きですが、人の話は真剣に聞きません。話を聞いていますが、頭の中では常に別のことを考えているんですよ」

このように雑談レベルの話であっても、素人発想を大切にして、自分の頭の中でアレンジを加えてしまう。ここに佐々木さんの発想のヒントがあるのかもしれない。

つまり、自分のフィルターを通して、まったく別の物にする感覚が優れている。ひらめきが生まれる瞬間は、身の周りにある話題から誕生しているのかもしれない。

そして行動力もあり、素朴な疑問でも、気になったら即行動に移す習慣があるようだという。ある雑誌にこんなコメントがあった。それは自動販売機のジュースのことだ。

「温かいジュースと冷たいジュースが一緒に保管されているけど、販売機の中ってどういう構造になっているか気になりませんか」…。

たしかに気になる。
しかしそれを調べるという人はあまりいない。だが佐々木さんの場合は、すぐに飲料メーカーに問い合せをする。よくお客様相談センターに電話するそうだ。

このように追求心はとどまることを知らない。このような疑問があっても疑問のままに終らせてしまう人は多い。しかし、この探究心が奇抜なアイデアを生み出す源になっているのだろう。

よくヒラメキからヒットしたという話を聞くが、ヒット商品は単なるヒラメキだけで簡単に生まれるものではない。ヒラメキの助けは、やはり、どんなことも興味を持つ姿勢や学ぶ姿勢、雑談であっても、人の話を聞く姿勢(人の意見を聞く)ことがあったからこそ、プリクラは生まれヒットした。

このお客様相談室は、無料で何でも相談したり、質問することができる。ここに聞く、知る、調べるという要素が膨大に隠されている。ここにも発想の裏付けとしてヒントがある。


続く~


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※本内容は、発明、アイデア、著作権を中心とした「創作アイデア」のためのヒント集となっています。
どうか、みなさまの仕事や生活、趣味やさまざまな商品開発などのお役に立つことを主眼としています。ぜひ、楽しみながらお読みください。
私たち著作権協会では専門的なことはその方々にお任せして、さらに大切な「アイデア」「発想」などのヒントとなる内容にする予定です。
何度も言いますが「アイデア(内容)」は、著作権では保護できません。著作権が保護するものは「表現(創作したもの)」の世界です。
しかし、どちらもアイデア(ひらめき)があって、形になるものですから、著作権の世界でもこのアイデアという表現、創作の世界にもあるものです。
本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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