272.みんなにいじめられたけれど、今では愛され、元気になった「せんとくん」
1.「ネット書き込み」奈良県警代巡査に県警が注意で終ってしまった!
なんて幼い警察官なのだろう?
これだからネット上は無法地帯だ。
本来ならば取り締まるべき警察官なのに驚いた書き込みがあった。
2007年(平成19年)11月8日。当時、奈良県警の20歳の男性巡査が、インターネット上で書き込みをした。
これは会員同志が情報交換のできる「ミクシイ」になんと、「明日は暴走族の一斉検挙」「国道でひき逃げ事件発生」などの捜査情報を頻繁に書き込み公開していた。
事件発生の一報や捜査着手の予定日、容疑者の逮捕まで、さらに驚いたことに勤務中に携帯電話などを利用して、実況中継した書き込みがあり県警は大あわて。
本人は反省しているというが、あまりにも軽率な行動。
県警は注意のみだというが、これも甘い。
関係者によると、ミクシイの書き込みは2006年の8月頃から始まり、巡査のプロフィール欄には、自らの名前、地域、誕生日職業欄には「公務員」「奈○県×□署交通課」となっていたという。
ちなみにこの年の、8月24日午後1時57分には「国道165号で追突事故発生! 追突された方負傷あり。追突した方は逃走の模様ひき逃げやん」それ以外に容疑者が逮捕されると、「現在令状請求のため地方裁判所におります…」と書き込みされていた。
10月2日午前0時22分の書き込みには「明日は謀署の特別捜査本部がとうとう暴走族に対し逮捕令状が出たということで一斉検挙に着手するんで応援派遣で朝早く集合、んでボチボチ寝ます」
なにこれ?
情報の垂れ流し…。
これって県警は本当に注意のみでいいんだろうか?
ミクシイの会員数は約110万人(当時平成19年7月31日現在)
掲示板の閲覧は会員に限定されていて、書き込む人が「全体に公開」「友人まで公開」「友人の友人まで公開」と公開の範囲が設定できるようになっている。しかし、この巡査は、
「全体に公開」と設定していたため、閲覧した人からの情報で書き込みが発覚したという。
巡査は「友だちにしかみられないと思っていた……。」と話しているそうだが、県警の処分は甘すぎる!
最近の安倍元総理の管理ミスに続き、奈良県警は、何をしているんだろう…。
2.平成宮跡「平成遷都1300年祭」マスコットキャラクター騒動!
元気なせんとくん♪(歌&ダンス)
これは、前回もご紹介したご当地キャラクターの裏話。
またまたご当地キャラクター大論争勃発!
つい先頃、国宝・彦根城400年祭キャラクター「ひこにゃん」騒動がやっと終わったかと思ったら、次は、奈良市の平成宮跡を主会場で開催される平成遷都1300年祭を2年後に控え、奈良県などでつくる事業協会が発表したマスコット・キャラクターが大論争となっている。
このマスコット・キャラクターは事業協会が約1000万円の予算で、デザイナー12人に呼びかけ、合計21作品の中から選定し、決定したもの。
このキャラクターの特徴は、仏教世界の童子をイメージし、眉間に丸い百亳(びゃくごう)、ボウズ頭に二本のシャカの角がある。
これは、東京芸術大の薮内佐斗司教授のデザインで、2008年2月12日に発表された。
しかし……。
同年3月9日、地元市民グループによる同祭りを「救う会」が結成され、「このキャラクターを白紙撤回して一般公募にすべきだ…」として、奈良市内で署名活動か行なわれることになった。
一体どうしたのだろう?
このキャラクター、良く見てみると、可愛らしいような、可愛くないような、どことなくなにか変?だなあと思っていたところ、このキャラクターの発表を知った市民から、「仏様への侮辱」「気持ち悪い」などという批判が殺到してしまう。
救う会の市民団体は、こんな形で誕生した。
これでは「親しみが持たれるとは思わない」とし、ネットを通して呼びかけたところ、約870人近くの市民たちがこれに応じたという。
これに対し、奈良県などでつくる事業協会は「市民からの意見は賛成が多く変えるつもりはない。親しみを持たれるようにPRしていく」と強気の構えを示した。
そして、3月15日に事業協会はこのキャラクターの募集していたネーミング(愛称)を発表!「キモイ」「うす気味悪い!」「子どもが泣いた!」と言われ続け、マスコミ、テレビ報道にまで発展し、このキャラクターが日本中に注目を集めたいこともあってか、愛称募集にはなんと、14,539件の応募がインターネットや郵送、ファックスで届いた。
事業協会によると、県外からの応募が全体の約7割で海外からも応募があったという。
では、愛称はどうかというと、「童子」「角」「鹿」「奈良」「平成遷都」など言葉の使用が多く。一部には「誹謗 (ひぼう)中傷と思える名前も含まれていた」という。
応募総数に関しては、同協会は「予想を上回り、結果的には同祭の認知が進んだ」と評価したが、キャラクターの不評の声が多いため「単純に良かったとはいえない…」と複雑なコメントを残した。
また、3月7日に同祭のキャラクターを制作した東京芸術大学の薮内教授はメールで寄せられた批判意見に回答し、自らのホームページにその内容を掲載していた。
薮内教授は20件以上におよぶ意見について回答。
とくに、「気持ち悪い」とした批判に対して、「第一印象に好き嫌いが出るのはやむ得ないことと思いますが、なんとかご理解いただけるよう、努力しているつもりです」と応じていた。
また、「シカの角が生えた童子」のデザインに決めた理由にも触れており、感情的な意見に対しては冷静に事態を見守って欲しいと呼び掛ける内容となっていた。
また、教授は、他の地域の人気の高い、「ひこにゃん」や「はばタン」などの比較に対して、「他の既存のキャラクターとの比較は、わたしは興味がありません。なぜならわたしは、このコンペのために制作したからです」と反論した。
お金の話に関しては500万円の著作権料が支払われているが、この金額については「著作権収益の全額譲渡も含んだ金額ですので、新規のロゴマークやキャラクターのデザイン料としては妥当な金額」と認識を示している。
このように薮内教授を擁護するわけではないが、教授にはまったく非があるわけではない。
このキャラクターを選んだ事業協会の責任なのである。
地域のキャラクターは地域に任せるか、このキャラクターをプロだけでなく、一般市民に公募しなかったことと、選考に市民が関わっていないことにもクレームがついているという。
4月11日、地元のデザイナーらによる市民グループがこれからに反発し、近く独自のキャラクターの応募に乗り出すこととなる。
JR奈良駅前 (奈良市)の商店街振興組合なども、新キャラクター“相乗りをさっそく決定!
ついに市民はこのキャラクターに「ノー」を突き付けた格好で今後の流れに注目したい。
この独自公募に乗り出すのは、奈良県内のデザイナーやライターら約二十人でつくる「クリエイターズ会議・大和」というグループ。
彼らは、県などで組織する同祭の事業協会が、一般公募もせずにキャラクターを決めたことに強く反発しており、市民の手で公募することを決めたという。
しかし、4月15日。これだけの論争の中で「平成遷都一三〇〇年祭」のマコットキャラクターのネーミングが「せんとくん」に決定した。
「せんと(遷都)」が14,539件の中から337件でもっとも多かったという。
同協会は「個人の主観までわれわれが強制するわけにはいかないが、批判は重く受け止めている」と発言した。
さて、これからどうなるのだろう?
この「子どもが泣く、『せんとくん』キャラクター」。このうす気味悪さが評判を生み、日本全国に平成遷都一三〇〇年祭が有名になったという事実も忘れてはならないだろう!
さて、2023年、何ごともなかったように「せんとくん」はみんなに愛されるようになった。

必見!!キレッキレせんとくんダンス~2019ご当地キャラ博in彦根 2019/10/20

※注 この著作権noteは1999年からの事件を取り上げ、2000年、2001年と取り上げ続け、現在は2002年に突入。今後はさらに2003年から2020年~2022年に向けて膨大な作業を続けています。その理由は、すべての事件やトラブルは過去の事実、過去の判例を元に裁判が行われているからです。そのため、過去の事件と現在を同時進行しながら比較していただければ幸いでございます。時代はどんどんとネットの普及と同時に様変わりしていますが、著作権や肖像権、プライバシー権、個人情報なども基本的なことは変わらないまでも判例を元に少しずつ変化していることがわかります。
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