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288.社会や学校や教育者が子どもたちを守れない。最後に子どもを守れるのは、やはり親しかいないのです。

いじめる子の親の話


 
私の娘が小学校四年生の頃のお話です。
娘はとても明るく、友達も多く、どちらかというと面倒見の良い子です。毎日の学校も楽しそうに通い、何事もなく過ごしていました。

しかし、ある時から表情が暗くなり、食事も減り、無口になってしまいました。あれだけ楽しそうに学校に通っていたのに休みがちになり、家の中で泣いている日が続きました。

ある日、心配になった私は娘に質問しました。

「どうしたの?何かあったの?調子でも悪いの?」

「・・・・・・・」
娘は、なかなか答えようとしません。

「学校で何かあったのかい・・・いじめでもあったのかい?」
「誰も信じてくれないの・・・」
「何を信じてもらえないの?」

「・・・・・・・」
このようなやり取りの後、数時間してやっと娘は話すようになりました。

「学校でいじめられている・・私だけでなく、友だちもみんないじめられている・・。先生に言っても信じてもらえない・・・」

どうやら仲の良い友だちがいじめられているのをかばったら、娘も標的にされてしまったようでした。

話を聞いてみると、そのいじめをする相手は、同級生の女の子の中で抜群に成績が良く、先生からも評判の良い子だといいます。

そのため、誰もが「あり得ない」と思い、先生にいくら話しても信じてもらえないというのです。

「もう、学校に行くのをやめたい・・・、死にたい・・・・」

私は娘の話を信じる事にしました。
証拠などありません。
証言などみな怖くてできません。
親が学校に出向いたら、その復讐も怖いと娘はいいます。
先生が信じてくれないのなら、せめて私は信じるだけです。

娘には「学校を辞めてもいいよ!心配しなくていいから」と言い、翌日学校に出向く事にしました。

そして午後三時の休憩時間を狙い、娘とともに校庭で遊んでいるその女の子と話をしにいきました。

鉄棒のそばで数人の仲間と談笑していましたが、私はすぐさま話しかけました。
「〇〇さんだね」

「・・・・・」
「私はこの子の父親です。もう、いじめはやめてくれないか・・・」
「私はいじめてなんかいません!」

堂々とした答えです。確かに、頭の回転も速そうな女の子でした。
しかし、何を言っても一切認めません。

私はただ一点、娘の言葉を信じて、「いじめないでほしい・・」と、それだけを言いたかったのですが、その子は余裕の笑顔で、私の娘を馬鹿に仕切った顔で「わたしはいじめてなんかないよね!」と、きつい言い方をしました。

娘は震えながらも、学校を辞める決心と、残された友だちを守るため勇気を振り絞り、「嘘!みんなをいじめている!」と、はっきり言い切りました。

それでも認めないその子を、私は本気で怒鳴ることにしました。

「こら!嘘をいうな!こら!許さないぞ。いいか、もしまだいじめを続けるなら、授業中でも、お前の自宅に出向いてでも、許さないからな!」

小学四年生に対して、大の大人が校庭のど真ん中で大声を出して脅かすのですから、きっとひんしゅくをかったことでしょう。
犯罪だという人もいるかもしれません。

しかし、私は娘の命を懸けているのですから他人様は関係ありません。
たとえヤクザが小学生を脅かしているように見えたとしても。

私は、私がその子をとことん怒る事で、娘に復讐したり、さらに陰湿ないじめを続けたりすることのないよう、また他の子どもたちも守ることができればと、そう思ったのです。
 
あまりにも驚いたのか、その子の全身は固まっているようでした。
「娘に謝りなさい」
「娘のそばに絶対近づいてはならない」
「他の〇〇さん、〇〇さんたちにも近づくな」
「娘を睨んだり、何かしたら絶対に許さない」
「何度でも、学校に出向くぞ」
「二度といじめはしないと誓いなさい」
私はその子に「はい」と、強引に言わせました。
 
翌日からこのことが学校中の問題になりました。
いじめた女の子の両親からも学校にクレームが入ります。
一番困ったのは先生たちだったかもしれません。

「子ども同士の問題に親が介入するのはおかしい」
「こういう問題は学校に任せるべきだ」
「子どもが怯えて泣いている」
「うちの子に限っていじめなどしていない」
「裁判して、あなたを訴えます!」

私はこうなることも覚悟していました。
これぐらい問題にしないと、学校、教師、親たちは何も気づかないからです。

私の行ったことは決して良い事ではありませんし、非難されるべき事だとも思っています。が、反省はありません。
ここまでやらねば、陰湿ないじめは放置されるままだからです。
 
そのいじめた女の子は、私との約束を小学校を卒業するまで守り続けてくれました


 
後年、社会に出た娘から笑顔でこう言われました。
「お父さん・・・あの時、助けてくれてありがとう。友だちもみんな助かったよ」
 
社会が子どもたちを守ってくれる訳ではありません。
学校や教育者が子どもたちを守り切れるわけではありません。
子どもを守るのは、やはり親しかいないのです。
 
あの時、私は何故むきになったのでしょう?

娘の事が心配だったのはもちろんですが、たぶん私は、自らがいじめられた子ども時代と向き合っていたのかもしれません。

そして救ってもらえなかったひとりぼっちの自分を、当時の私を、救いに行ったのでしょう。


現実は、教師も、校長先生も、教育委員会にもいくら話をしてもらちがあかないまま時が過ぎていきます。学校教育の場に親が直接その児童を脅かしたと、その両親までも目くじらを立てて裁判するという。「うちの子は成績優秀で、人をいじめる子ではない…」と言い続けます。

後に警察まで通報されました。しかし、警察には相手の家にも行って欲しい、といいました。そして、裁判は取り下げとなったのです。

でも、私は娘の事だけ、娘のいのちだけ考えて行動したのです。おかげさまで悪評が広がったおかげなのか、娘と友だちたちは楽しく小学校を卒業しました。人は問題ありとはいいますが、それでも私はそれで良かったと信じています。

しかし、せめて、友だちたちや先生が調整をしてくれるだけでたくさんの子どもたちが救われる気がします。

私の子ども時代は、誰にも相談できず、父や母に心配や迷惑をかけたくない、という一心でした。子どもたちって、そんな気持ちなんですよ。

もっと、子どもたちに目を向けてほしい。


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特に、ツィッター、フェイスブック等のSNS全般、このnoteなども含まれるものです。断じて、許すことのできない犯罪です。
言葉によるいじめ、暴力など他人を著しく傷つける行為がウイルスのように広がっていく時代になりました。
同時に「なりすまし」「偽物」「フェイク」などの画像やメールなどが出回りまるでカオスの様相を帯びているネット社会。
また、皆様もご存知の通り「偽物メール」なども大量、いや無限に近く飛び回っています。
今や、銀行や郵便局の偽メール、アマゾンやメルカリ、国税庁の偽物請求メール、裁判所からの金品請求の偽メールが出回り、市や都からの偽物メールなど多くの人たちが、混乱しています。
さらに、「本物ぽい偽物」などは何とか見分けがつきますが、「偽物ぽい本物」などはまるで見分けられないという問題が生じています。


一番の被害者は、子どもたちです。それを確認できないお父さんやお母さんたちにも問題があり、子どもたちは何も知らないまま犯罪に手を染めてしまったり、人を傷つけてしまいます。ぜひ、お読みください。

本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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