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270.【緊急】人工知能(AI)は偽情報と、著作権侵害の恐れあり!どうする、AI対人間。

1.まねきTVの著作権侵害


2012年1月日。東京地裁の飯村敏明裁判長はテレビ番組をインターネット経由で海外などでも視聴可能にしたサービスが著作権侵害にあたるとして、サービス運営会社「永野商店」に事業の差し止めと損害賠償約170万円の支払いを命じた。

訴えたのは民放各社とNHKで、永野商店がサービスを提供していた「まねきTV」で、ネットでパソコンなどに番組を送信するソニー製機器を海外在住者から有料で預かり、番組を転送するという仕組みである。

問題は、永野商店が送信主体にあたるのかどうかが裁判の争点でもあった。

最高栽では2011年の1月の上告審判決で、永野商店が送信主体と判断され、著作権侵害を認め、適法とした第2審知財高裁判決を破棄した上で、損害賠償額算定のため、審理を知財高裁に差し止めした。

また、同じようなサービスをしていた「ロクラクⅡ」についても、知財高裁は同日に著作権侵害にあたるとして、運営する「日本デジタル家電」に事業差し止めと1570万円の賠償を命じた。(2008年6月東京地裁、「まねきTVは適法、テレビ局側の請求棄却・2008年知財高裁、権利侵害していない、テレビ局側の請求棄却・2011年1月日最高栽、サービス差し止め、テレビ局側の訴えを認める)。
永野商店、日本デジタル家電はこの判決に納得していない・・。


2.違法ダウンロード刑事罰化(著作権法改正案)成立に歓迎!


 
2012年6月20日。インターネット上の海賊版の動画・音楽をダウンロードする行為について規制を強化するための著作権法改正案が参議院本会議で可決、成立した。
この改正案は2013年1月1日から施行された。
これは、海賊版と知りながらダウンロードした場合に刑事罰が科せられるという内容で、音楽関係者からは改正を歓迎されているが、ネットユーザーからは反発の声が相次いでいる。

その声の一部としては、
「ダウンロード罰則追加によってダウンロード者を逮捕することよりも、アップロードを行う人々を逮捕したり、アップロードを助長しているサイトを閉鎖するべきだ・・」
「ダウンロード違法化を行うことによって音楽コンテンツが売れるようになるとは思えない・・」
「ダウンロードの人よりもアップロードをする者を取り締まれば、違法が減るはずだ」。

このようにネットユーザーは反論しているが、法律は施行された・・。


※注、今までは海賊版の動画や音楽が違法化されていたが個人による罰則規定はなく、民法上の損害賠償責任を負うのみとなっていた。
今回の法律は、個人の違法ダウンロード行為に刑事罰を設け、警察などによる取り締まりが可能になる。罰則は2年以下の懲役、200万円以下の罰金、又は両方になる。
これは、個人や家庭内における「私的複製」も同じ行為と見なされます。

ただし、矛盾点が残りますが、動画と音楽のみが対象となっている(新聞記事などのテキスト情報、パソコンやスマートフォン、家庭用ゲーム機などは対象外)。

ただし、日本弁護士連合会では、私的違法ダウンロード刑事罰導入に、反対している。
声明としては「当連合会では、違法ダウンロードに対する刑事罰の導入に関して、違法ダウンロードは、コンテンツ産業の健全な成長を阻害する恐れがのある由々しき問題であるとの認識を持ちつつも、直ちに刑事罰を導入することには反対である」との意見表明をしている。

さて、これから動画、音楽業界はこのような規制の中で売れるようになると信じているのだろうか?

この法律は動画と音楽業界のためだけの法律である。
 

3.人工知能(AI)は偽情報と、著作権侵害の恐れあり!どうする、AI対人間。

さて、世の中、特に日本はAI期待論となっている。
何だろうね、AIは正しい、機械は性格だ、という信仰があるようだ。

だが、AIの生みの親は警笛を鳴らした~

誰もが簡単に偽物を作れる
真実を見極めることができない
差別する
思想をコントロールできる
フェイクがわからない
フェイク画像の恐ろしさ
勝手に画像を利用される

使用方法に制限がある
商用で使うのはむずかしい。
似たものが出回る
混同する
本物か、偽物がわからない
本人が描いたものか、AIが描いたものか、誰が著作者なのかがわからない
著作権侵害が大量に出回る
個人情報の問題
詐欺などの利用
社会の混乱
サイバー攻撃の武器

その他、無限。


さて、最近のニュース、情報を拾ってみたので、見てくださいね。いずれ、特集する予定です。


AI“生みの親”がAIの危険性に警鐘「社会と人類に深刻なリスク」(2023年5月3日)

【作風盗まれる?】 AIが出す指示の中に“自分の名前”が…アメリカで集団訴訟

【AI絵師のその後】AIアート販売制限!? 国内から海外へ、クリエイターの新たな舞台を解説【AIアート】【AI】

生成AIのリスクに対策 フェイク画像を“作らない”新技術(2023年5月27日)

【AI画像生成】パクリの境界は?著作権訴訟も?20代起業家と議論

実はフェイク...爆発AI画像で混乱 タテイシ4時推し

中国で「画像生成AI」急速な普及の影で…失職するイラストレーター急増 著作権侵害などの社会問題も|TBS NEWS DIG

AIソフィアと考える倫理観『トロッコ問題』

【生成AI】教育現場では「チャンス」に?


※注 この著作権noteは1999年からの事件を取り上げ、2000年、2001年と取り上げ続け、現在は2002年に突入。今後はさらに2003年から2020年~2022年に向けて膨大な作業を続けています。その理由は、すべての事件やトラブルは過去の事実、過去の判例を元に裁判が行われているからです。そのため、過去の事件と現在を同時進行しながら比較していただければ幸いでございます。時代はどんどんとネットの普及と同時に様変わりしていますが、著作権や肖像権、プライバシー権、個人情報なども基本的なことは変わらないまでも判例を元に少しずつ変化していることがわかります。
これらがnoteのクリエイターさんたちの何かしらの参考資料になればと願いつつまとめ続けているものです。また、同時に全国の都道府県、市町村の広報機関、各種関係団体、ボランティア、NPО団体等にお役に立つことも著作権協会の使命としてまとめ続けているものです。ぜひ、ご理解と応援をよろしくお願い申し上げます。
                           特非)著作権協会

 
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